『ドミノin上海』の発売を記念して、「小説 野性時代 3月号」では恩田陸さんを総力特集! 今回は、その中でも初公開となる「デビュー前夜 創作ノート」の一部を、カドブンで特別に公開いたします。
高校時代には毎日のようにノートをつけていたという恩田さん。その中には後の創作につながるきらめきも窺えます。
>>創作ノート①『六番目の小夜子』『ロミオとロミオは永遠に』
>>②『シャシリックの作り方』『学苑祭』
>>③『piano』『書きかけのノート』
『メガロマニア』
漫画家になりたいとは一度も思ったことはないのだが、子供の頃からずっと漫画を描いていた。最初は観た映画や読んだ本を反芻するためにひたすら真似っこのようなものを描いていたが、そのうちオリジナルのストーリー漫画を描くようになった。私は古代遺跡フェチなので、しばしばこういう遺跡の絵が描きたくなる。たぶんそういう気分だった時に描いたのだろう。
宣言文
これは高校の卒業間際に書いたもの。漠然と考えてはいたものの、やっぱり作家になりたいと思っていたってことでしょうか。今にしてみればその宣言にも読める。
▶創作ノートの続きほか、演出家の上田誠さん(ヨーロッパ企画)との創作者対談、新刊『ドミノin上海』の舞台裏、恩田陸を創ってきたもの20など、盛りだくさんの特集は 「小説 野性時代3月号」本誌でお楽しみください。