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連載

カドブン meets 本が好き! vol.17

ドはまり必至。著者初の書籍化!とにかく一度、この作品に入り込むべし。『次期風紀委員長の深見先輩は間違いなく病気』【本が好き×カドブン】

カドブン meets 本が好き!

書評でつながる読書コミュニティサイト「本が好き!」(https://www.honzuki.jp/)に寄せられた、対象のKADOKAWA作品のレビューの中から、毎月のベストレビューを発表します!
>>【第16回】悪意があるんじゃないかと思うほど挑発的な4作品の短編集。 収録4篇の内、笑って済ませられるのはひとつ目の「丸の内魔法少女ミラクリーナ」だけ。 他の作品の後味の悪さはきっと作者の意図通り。



第17回のベストレビューは、ブックさんの『次期風紀委員長の深見先輩は間違いなく病気』(著者・稲井田そう)に決まりました。ブックさん、ありがとうございました。

ドはまり必至。著者初の書籍化!とにかく一度、この作品に入り込むべし。

レビュアー:ブックさん

本当に久しぶりに、これほどまで夢中になる作品に出会った。今作がウェブ上で執筆活動を続けていた著者初めての書籍化であるが、この作品が多くの人の目に触れる機会ができたことを読者の視点からも非常に嬉しく思う。

舞台は高校の風紀委員会。そこで主人公、石崎鏡花は真面目すぎる次期委員長の深見先輩と出会う。この出会いが、鏡花の人生を時に強引なほどに揺さぶっていくことになる。静かで、優等生として周囲の人と距離があった鏡花には、本人ですら受け入れられない秘密がある。他の人の心の声が聞こえる、この能力は、必ずしも便利な訳ではない。人々のありとあらゆる感情が、自分の中に意図せずして流れ込んでくるのだ。

自分の事を愛する事ができない鏡花。そんな彼女を、深見先輩がどのように変えていくのか、見て欲しい。そこに耳を塞ぎたくなるような感情は一切存在しない。素直になれなくとも純粋で美しい心情の連なり。ラストに読者が流す涙は、鏡花の心そのものに違いない。

読後、大切な人にきっと薦めたくなる、本当に素敵な作品である。

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▼書籍の詳細はこちら(KADOKAWAオフィシャルページ)
https://www.kadokawa.co.jp/product/321905000426/
▼ブックさんのページ【本が好き!】
https://www.honzuki.jp/user/homepage/no14028/index.html

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