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特集

【シリーズ紹介】有栖川有栖「濱地健三郎」シリーズ――江神二郎、火村英生に続く名探偵の“心霊”事件簿!

鋭い推理力に加えて幽霊を視る力を持つ探偵・濱地健三郎。
新宿にある彼の探偵事務所は「心霊現象が専門」で、助けを必要とする人だけが辿り着けると言われています。

2025年10月2日、人気シリーズ第4弾となる『濱地健三郎のくすしかる事件簿』が刊行されました。
本記事では、異才の名探偵が活躍するシリーズ各作品とカドブン記事をご紹介します!

有栖川有栖「濱地健三郎」シリーズ紹介

登場人物紹介

濱地健三郎(はまじ けんざぶろう)
幽霊や呪いにまつわる事件を専門に扱う「心霊探偵」。オールバックに仕立ての良いスーツが似合う紳士で、年齢不詳。

志摩ユリエ(しま ゆりえ)
濱地の助手。元漫画家志望で、似顔絵を得意とする。濱地のもとで働くうちに、以前は視えなかったものが視えるように。

作品一覧

第1作『濱地健三郎のくしびなる事件簿』(角川文庫)



心霊探偵・濱地健三郎には鋭い推理力と幽霊を視る能力がある。事件の加害者が同じ時刻に違う場所にいる謎、ホラー作家のもとを訪れる幽霊の謎、突然態度が豹変した恋人の謎……ミステリと怪談の驚異の融合!

▼作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)
https://www.kadokawa.co.jp/product/321902000609/

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第2作『濱地健三郎のかくれたる事件簿』(角川文庫)



年齢不詳の探偵・濱地健三郎には、鋭い推理力だけでなく、幽霊を視る能力がある。新宿にある彼の事務所には、奇妙な現象に悩む依頼人のみならず、警視庁捜査一課の強面刑事も秘かに足を運ぶほどだ。助手の志摩ユリエは、得技を活かして、探偵が視たモノの特徴を絵に描きとめていく―。郊外で猫と2人暮らしをしていた姉の失踪の謎と、弟が見た奇妙な光景が意外な形でつながる(「姉は何処」)。資産家が溺死した事件の犯人は、若き妻か、懐具合が悪い弟か?人間の哀しい性が炙り出される(「浴槽の花婿」)など、驚きと謀みに満ちた7篇を収録。ミステリの名手が、満を持して生み出した名探偵。待望のシリーズ、第2弾!

▼作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322111000504/

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https://kadobun.jp/reviews/review/7neg06ma2nc4.html
●マンガで紹介・山崎ハルタさん
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第3作『濱地健三郎のまじなえる事件簿』(角川文庫)



JR新宿南口に「濱地探偵事務所」はある。年齢不詳でダンディ、美術品への造詣が深い探偵は、幽霊を視る能力を持っている。幼いころ漫画家になりたかったという助手の志摩ユリエは、その絵心を生かして、心霊探偵が視たモノを絵に描きとめるのも大切な仕事だ。ここには、奇妙な現象に悩まされる依頼人だけでなく、警視庁捜査一課の辣腕警部も秘密裡に足を運び、濱地の推理を頼みにしているのだ。リモート飲み会で現れた、他の人には視えない「小さな手」の正体。廃屋で手招きする「頭と手首のない霊」の姿に隠された真実。濱地と助手のコンビが、コロナ禍で一変した日常に潜む怪異と6つの驚くべき謎を解き明かしてい

▼作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322312000926/

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●カドブンインタビュー
https://kadobun.jp/feature/interview/9j0bco23u78k.html
●怪と幽インタビュー
https://kadobun.jp/feature/interview/8rh7kjes270g.html

●対談・山崎ハルタさん 
前編 https://kadobun.jp/feature/talks/entry-78938.html
後編 https://kadobun.jp/feature/talks/entry-78940.html

●あの人が語る! 心霊探偵・濱地健三郎の魅力
一穂ミチさん https://kadobun.jp/reviews/review/entry-78546.html
今村昌弘さん https://kadobun.jp/reviews/review/entry-78556.html
織守きょうやさん https://kadobun.jp/reviews/review/entry-78557.html
佳多山大地さん https://kadobun.jp/reviews/review/entry-78558.html
マギー(ジョビジョバ)さん https://kadobun.jp/reviews/review/entry-78559.html

●書評 伊吹亜門さん
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最新作『濱地健三郎のくすしかる事件簿』(角川書店単行本)



濱地健三郎には鋭い推理力だけでなく、幽霊を視る能力がある。彼の事務所には、奇妙な現象に悩む依頼人のみならず、警視庁捜査一課の刑事も秘かに足を運ぶほどだ。旅先で依頼人を一目惚れさせた、黒猫のぬいぐるみを連れた美女の悲しい真実。いるはずのない存在に頭を抱える刑事のため、濱地が推理した霊の目的。ベテランの拝み屋から頼まれた、洋館で人を襲う危険な霊との対決。濱地と助手のコンビが、スリルに満ちた捜査の先に、驚くべき真相を解き明かしていく――。

▼作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322301000196/

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●試し読み
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【番外編】シリーズ開幕前夜、濱地健三郎初登場の怪談集――『幻坂』(角川文庫)



大阪の町にある「天王寺七坂」を舞台に紡ぐ幻想的な怪談集。
坂の側に咲き乱れる山茶花の花に、幼い頃死んだ友達を偲ぶ「清水坂」。自らの嫉妬のために、恋人を死に追いやってしまった男の苦 悩が哀しい「愛染坂」。大阪で頓死した芭蕉の最期を描く「枯野」など粒ぞろいの9編。

▼作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)
https://www.kadokawa.co.jp/product/321509000155/

著者プロフィール

1959年生まれ。大阪府出身。同志社大学法学部卒。89年『月光ゲーム』で作家デビュー。書店勤務を続けながら創作活動を行い、94年作家専業となる。2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞。推理作家・有栖川有栖と犯罪学者・火村英生のコンビが活躍する「火村英生(作家アリス)シリーズ」は、開始後30年を超えた今も人気を誇り、18年に第3回吉川英治文庫賞を受賞。また、22年にはミステリー文学の発展への貢献により、第26回日本ミステリー文学大賞を受賞した。近刊に、『捜査線上の夕映え』『日本扇の謎』など。


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