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試し読み

みんな、誰にも言えない「秘密」を抱えて生きている。瑞々しい青春群像劇【シンガー・ソングライターUru初短編集『セレナーデ』より表題作「セレナーデ」試し読み#2】

シンガー・ソングライターUruの初短編集! 自身の楽曲をもとに描く、脆くて眩しい3つの物語
『セレナーデ』

ドラマ『中学聖日記』『テセウスの船』『推しの王子様』、映画『ファーストラヴ』などの主題歌を続々とヒットさせ、第62回「輝く!レコード大賞」にて特別賞を受賞した、シンガー・ソングライターUruの短編集『セレナーデ』が発売。
ファンクラブ会員限定で発表している自身の曲を素に書かれた短篇「しあわせの詩」「鈍色の日」、そこに書き下ろし「セレナーデ」を加えて刊行いたしました。
また、「セレナーデ」は楽曲にもなり、ドラマ日曜劇場「マイファミリー」の主題歌「それを愛と呼ぶなら」のカップリングに収録されています。
今回は表題作「セレナーデ」の冒頭部分を特別公開します。お楽しみください。



▼Uru『セレナーデ』特設ページはこちら
https://kadobun.jp/special/uru/serenade/

『セレナーデ』より表題作「セレナーデ」試し読み #2

摂食障害で悩んでいる、高校三年生の葵。ある出来事を境に、恋人や幼馴染との関係が崩れていく。

 午前中の授業が終わると、みんなは屋上に向かった。天気のいい日はだいたい屋上でお弁当を食べている。隼人と一緒に食べる時以外は私もみんなと一緒に食べていた。屋上に向かう階段の途中、湧き上がって来る欲求に負けてとつに噓をついた。
「ごめん、やっぱり今日隼人と食べるね!」
 結菜は少し驚いた顔をしたものの、
「おっけー。じゃまたあとでね」
 と何も疑うことなく返してくれた。
 鞄を持ったまま、人のいなそうな場所を考えながら歩いた。お昼休みは四十五分間。早く場所を決めたいという焦りで呼吸が速くなる。体育館の倉庫は、お昼を食べ終わった生徒が体育館に遊びに来ることが多く、開けられたら見つかってしまう。音楽室、図書室、化学室。どれも条件には当てはまらなかったが、一つだけ良い場所があることに気付いた。
 調理室。
 一限目でも行った調理室は別棟にあり、生徒の出入りも滅多にない。万が一の火災の事を想定してなのか、別棟の一番奥に位置しており、とても都合の良い場所だった。
 調理室に入ると、入り口から見て調理台によって死角になる床へ腰を下ろし、鞄に詰め込んだコンビニの袋を勢い良く取り出した。クロワッサン、メロンパン、蒸しパン、チョコレート。食べた袋を片付ける時間さえもつたい無いという思考が、自分の周りをゴミで汚していく。
 こんな異常な食欲の中でも、最小限に抑えることができるようにというほんの少し残っていた自己抑制が、炭酸水のキャップを開ける。狂った満腹中枢でも、炭酸水を飲めばそれなりに満腹を早い段階で感じる事ができた。家ではない場所での過食の際はいつも、炭酸水も一緒に買う事にしていた。
 その時、制服の右ポケットに入れていたスマートフォンが震えたのがわかった。左手に菓子パンを持ちながら、右手でスマートフォンを取り出す。
『葵、今日一緒に帰れる? 俺今日サッカー無くなった。』
 隼人からだった。真っ先に一緒に帰れない理由を探した。過食の後に必ず襲ってくるけんたい感と眠気、無力感、虚無感。これらを知っているから、今日は一人で早めに帰って部屋でゆっくりと眠りたかった。
『ごめん、今日ちょっとお母さんと約束あってさ。早めに帰る予定だったんだよね。』
『お母さんか。じゃ俺も早めに帰るからさ。』
 小さくためいきをつく。一緒に帰れない理由が無い。学校から家までの間の道をただ一緒に歩けばいいだけの事。本当なら自転車で帰りたかった。他に隼人が納得できそうな理由も思いつかず、『わかった』という一言とスタンプで返した。
 隼人は、恋人とはできる限り一緒にいたいタイプで、どちらかというと女性らしい恋愛観の持ち主だった。時々それが苦しくもなったけれど、子どものように寂しがる姿が可愛くて、胸の奥がくすぐったくなる瞬間だって沢山ある。自分の事を好きでいてくれているという安心にもなったし、何より自分を求めてくれている事がうれしかった。
 昼休みが終わる十分前、家から持ってきた下剤を急いで口に放り込んだ。飲んでからお腹が痛くなるまでの時間はだいたい六~八時間くらいだ。経験を積んでいくうちに習得したことのうちの一つ。学校はもうとっくに終わっている時間で、おに入る前か寝る前くらいだろうと思った。
 下剤を飲むということも常習化していた。過食ではなくとも、毎晩下剤を飲み、翌朝トイレに行った後に必ず体重計に乗る。これが日常のルーティーンだった。
 家族には、便秘気味だという理由で通していた。怪しまれないようにという理由と、自分なりに体のことも考えて、家にいる時はセンナという化学的な薬品ではない生薬を使っていた。下剤を飲む前はどんな風に便意を感じていたかも忘れてしまうほど、お腹の痛みは日常的だったし、その痛みで食べたものが体外へ排出されるという安心感さえ得ていた。
 自分の周りに散らかっているゴミを袋の中へ片付け始めた時、調理室の前方の入り口から誰かの足音がした。下半身から頭頂部まで一気に鳥肌が立ち、息が止まりそうになりながらその方向を見た。
「え……? 葵……?」
「陽……」
 入って来たのは、陽だった。
「あ、てことは、隼人君もいる?」
「あ…………えっと……」
 返答に戸惑っているうちに陽は私の近くに来て足を止めた。
「…………」
 陽は、私の周りに散らばっているたくさんのゴミや食べこぼしたパンのくずを見て固まっていた。
「隼人は……。もう先に……行ったの……」
 陽は何も言わずにゆっくりと視線を私に向けた。
 こんなに人間の黒目の動きに注目したのはきっと生まれて初めてだと思う。陽の黒目は、私の目を貫いて止まった。
「そう……か……」
 状況の異様さに言葉を詰まらせた陽がやっと絞り出した言葉だった。
「ごめん、汚いよね! 隼人、先に行っちゃうから私、」
 そこまで話して、笑顔を作っていたはずの自分の頰に、湿ったものが伝っていくのがわかった。泣いていた。
 こんな姿を見られてしまった事と、病的な食欲を抑えることができず校内で過食してしまった自分への罪悪感、嫌われてしまうのではないかという恐怖感、全てが一気に押し寄せてきた。取り繕う余裕もなく、あふれてくる涙をそのまま床へ積もらせていく。それまで聞こえなかった別棟にいる生徒たちの声や窓の外を走る車の走行音が調理室に響き渡っている。
 その音とは別に、すぐ近くで服の擦れる音がした。
「まあ、とりあえずもうすぐ授業始まるから片付けて行こうか」
 陽はそれ以上何も聞かず、しゃがみながら菓子パンの袋をコンビニの袋の中に入れて行く。
「ごめん……」
 蚊の鳴くような声でやっと音になった言葉は、誰に向けた言葉なのかわからなかった。
「あーでも、なんか授業戻れるような感じじゃない……か……。サボるか!」
「え……?」
「いや、久しぶりにさ。ちょっと具合悪いから保健室行ってますって言ってくれって大史に頼んどくからさ」
「陽……ありがとう……」
 陽はポケットからスマホを出して連絡している様子だった。
 その間私は、鞄の奥のポーチからもう一度下剤を取り出し、陽に背を向ける位置にある調理台の水道の前に立った。今食べた量ではさっき飲んだ下剤だけでは出し切れない。なんの医療的な根拠もないが、飲み足りなかったときの後悔と太ってしまう恐怖から逃れるようにもう一度口に下剤を含んだ後、両手をコップ代わりにして水を飲んだ。
 振り返るとまだ陽はスマホをいじっていたが、よく見れば、文字を打っているような指の動きはなく、手で持って眺めているだけのようだった。
 陽は昔からその場の雰囲気や空気に敏感で、何かしら抱え込んでいるようなクラスメイトにそっと寄り添える優しさを纏っていた。空気を読むのが得意なために、自分の要求や思っている事を表に出さずに我慢してしまう傾向があることも、長い付き合いの中で垣間見て来た。
「よし、おっけ」
 私の動きが止まっている事を察したのか、陽が口を開いた。
「陽、いいよ。私保健室一人で行けるから、陽は授業出ないと。もうすぐテスト期間入るしさ」
「いいのいいの。目の前で泣かれたらほっとけないでしょーよ」
 陽はわざと嫌味っぽく笑って返した。
「本当ありがと」
「別に保健室行かなくても、ここでもいいし。動くのだるいでしょ」
「そう……だね……」
 陽は、窓際に重ねて並べられた丸椅子を調理台の横に二つ並べた。ゆっくりと座り、こちら側を振り向きながらもう一つの椅子をぽんぽんと手で軽くたたいた。
 私はうつむきながらゆっくりと陽の隣に座った。すとんと腰を下ろした後両手を調理台の上に下ろすと、ひんやりとした冷たさが心臓を震わせた。
「てかさっきの授業って、テストとなんか関係あるんかな。全然ノートとらなかったんだけど」
「いつもあんまりノートとってないじゃん」
「いやいや、とってるし」
 陽は、私が話すまで自分から何も聞こうとしなかった。努めて明るくしようとする優しさに、逆に胸が苦しくなる。
「あのさ、私、たぶん…………たぶんだけど、摂食障害っていうのなんだよね」
 陽はゆっくりと私の方に振り向き、少し間を空けてから返した。
「たぶん?」
「あ、いや、病院とか行ってなくて……。自分で症状をネットで検索したら出てきた」
「なるほどね」
「ごめん、ひいたよね」
 大した話ではないのだという事を装い、笑いながら自分をおとしめた。
「いや。俺さ、葵の様子がおかしいなぁって思うこと前に少しあって、だんだんせてくしなんかあったのかなって思ってたんだよね。そしたら、ちょうどテレビだったかでその摂食障害? っていうやつやってて。もしかしたらそうなんかなぁって思った事は正直あった」
「そうなんだ」
「隼人君には?」
 この質問に、思わず目をらした。そして、ゆっくりと首を横に振った。
「まぁ、嫌われるかもって思うと、好きな人には言えないよなあ、わかるわ」
「隼人も隼人でなんとなく私に言えない事っていうか悩んでること? ある気がするし、自分のことなんて話せない。あと……嫌われるの……怖い」
「そりゃそうだよな。まーでも、とりあえず病院には行った方がいいんじゃない? 隼人君に話すことになる前に治せたらラッキーじゃん」
「そうなんだけどさ、なんか、いま一歩勇気出ないっていうか」
 いつからこんな事になっていたのか、今どんな風に毎日を過ごしているのかを、不思議なほどに素直に話すことができた。
「なんか、陽に話してたらちょっと勇気出てきたかも。とりあえず親にも話して一緒に病院行ってみる。お母さんには、もう気づかれているかもしれないし」
「そうしな。それがいいと思う。俺が出来ることならなんでも協力するし、話聞くだけなら俺でも出来るからさ! あ、でもあんまりでしゃばると隼人君に怒られそう…」
「隼人にも、話すべき時が来たらちゃんと話そうと思ってる。できればその前に治したいけどね……」
 こぼした涙と鼻水をいたティッシュを集めながら陽を見ると、陽は昔から変わらない優しい笑顔で私を見ていた。
「あ、てか陽は調理室に何しに来たの?」
「ああ!!!!!!!!!!」
 陽は大きな声を出しながら調理台に両手を突いて立ち上がった。
「ロッカーのかぎ忘れたんだよね。たぶんここだと思うんだけど……」
「うわ……らしいわー……。昔から忘れ物ばっかしてたもんね」
「頼む葵、一緒に探してくれ…」
「そのつもりですー」
 陽は、授業中自分が座っていた調理台の引き出しを引いていたが、そこには無かったのかけんしわを寄せながら首を傾げた。私は先生の調理台の上や出入り口付近を四つんいになって探した。
「あった?」
「ないー」
「てか本当に調理室なの?」
「だと思うんだけど……」
 調理台と調理台の隙間から、陽もまた四つん這いになって探している姿が見え、この妙な光景が可笑しくなって一人でクスクスと笑ってしまった。
「笑うな」
「あ、ごめんごめん。なんか面白くて」
 その時、視線の先にクロムメッキの小さな塊が対角線上の調理台の角に落ちているのが見えた。
「あ!!!」
 四つん這いのまま急いで駆け寄ると、その途中で何かにぶつかった。
「いったぁ……!」
 額を押さえながら顔を上げると、すぐ目の前に陽の顔があった。前髪が触れる距離にある陽の顔。長い間一緒にいたけれど、こんなに近い距離でまじまじと顔を見つめたのは初めてだと思う。数秒間の沈黙と共に額の痛みが放散したのだろうか。胸で小さく脈を打った。
「あ……ごめん……」
「ごめん……」
「あそこ……鍵じゃない?」
 陽は、泳がせた視線を私が指差す方向へ向けた。髪の毛をグサグサときむしりながら片足ずつ立ち上がり、その場所へと取りに向かった。
「あ……あった……。いやーまじで焦った──!!」
「良かったね」
 無邪気に喜ぶ陽は、私が知っているずっと昔から変わらない陽だった。
 自分のことをよく知っている相手に、今まで話せなかったことを話せたというだけで、心がとても軽くなっていた。
「あ、あのさ……陽。本当ありがと」
 誰にも話すことができずにいた時間と孤独感が、素直に伝えられたこの言葉と一緒に少しずつ解放されて行く。
「葵はさ、やっぱり笑ってた方がいいよ」
 陽はいつになく真剣な表情で真っ直ぐに私を見て言った。
「またなんかあったらいつでも聞くから、電話でも何でもしてこいよ」
「うん……ありがとう」
 小学生の頃からずっと近くにいた友人達の中でも、一番近い距離にいたのが陽だったかもしれない。私が仲間外れにされていた時も、部活で失敗して落ち込んでいた時も、一番初めに気付いてくれたのは、そういえば、陽だった。
「隼人君も優しそうだしきっとわかってくれると思うよ。好きな相手には自分のことちゃんと全部話した方がいいと思うし。これからもずっと一緒にいたいならなおさらな」
「そうだね。ちゃんと話そうと思う」
 近いうちに隼人にも話そう。心の中でうなずきながら調理室を出た。二人で出入り口を出た時、後ろから名前を呼ばれた。
「葵……?」
 振り返るとそこにいたのは隼人だった。
「さっき結菜ちゃん達と会ってさ。葵が体調悪くて授業休んでて、今保健室にいるって聞いたんだけど……」
 隼人は言葉を言い終える前に、私の隣にいる陽に視線を移した。そして、誰もいない調理室を見渡した後、ゆっくりと私の方へ焦点を戻した。私を見つめるひとみには、明らかに軽蔑の色がともっている。
「あ、あのね、」
「さっきまで保健室にいたんだけど、俺が前の授業で忘れ物しちゃってさ。葵に聞いたら確か調理室で見た気がするって言うからついてきてもらったんだよね。ごめんね、大事な彼女さん付き合わせちゃって!」
 陽は私の言葉を遮って隼人に説明した。
「そうなんだ……。どこにもいないから探したじゃん。体調、大丈夫なの?」
「うん、もう平気。ごめんね、心配かけちゃって」
「いや、大丈夫なら良かった。何? 貧血?」
「いや、大したことないんだけどさ。ちょっと気分悪くなっちゃって」
「そっか。そういう時ちゃんと連絡してよ。心配になるから」
 隼人はそう話しながら私のもとに寄り、優しくて大きな手をぽんぽんと頭の上にのせた。
「ごめんね、隼人。次からちゃんと連絡するね! 陽、じゃちょっと先に行くね!」
「おう!」
 隼人の横に並びながら、『ありがとう』とアイコンタクトをすると、陽はまゆを上げて合図を返してくれた。
 教室棟の方へ行く途中、隼人は前を向きながら言った。
「陽君てさ、彼女いるの?」
 この言葉が、隼人の心境を全て物語っているのだろうと思った。
「うーん、あんまりそういう話聞いた事ないから多分いないと思う」
「そうなんだ」
 いて欲しかったのだと思った。嫉妬深い隼人が、昔からの友達であろうと二人きりでいることをよく思っていないという事は、以前私が凜太郎と補習を受けた時に証明されている。
 他の生徒よりも先に教室に着いてしまった事もあり、ひまつぶしにスマートフォンのゲームで盛り上がっていたところを隼人に見られた事があった。もし私が逆の立場だったとしても、隼人が他の女の子と二人、ゲームで盛り上がっていたとしたら嫉妬してしまうと思う。
 けれど、
おさなじみだからさ……」
 と言ってしまった。
 隼人はその言葉にげきこうして、教室から出て行ってしまった。隼人にはあまり幼馴染といえる友人がいなかった。今仲良くしている友達とは、学校以外でも遊んだりしているらしいけれど、小学校や中学校の友人たちと遊んだという話は今まで一度も聞いたことがなかった。家族の話さえあまり聞いた事がない。
 もう一年半も一緒にいるのに隼人の過去も今も、知らない事が沢山あるなんて、本当に恋人同士と言えるのだろうか。さっきの出来事に関して何も言ってこない隼人の心中をなんとなく察しながら、ぼんやりとそんな事を思ったりした。
「んじゃ、帰り教室まで迎えにいくわ」
 隼人はいつも通りの温度のない表情で私に言った。
「はーい。じゃまたね」
 軽く手を上げて振り返る隼人のその表情が、いつも以上に孤独を背負っているように見えた。以前から感じていた、ふとした時の隼人の憂いを帯びた瞳。私たちはまだ、互いに一番大切な部分を分かち合えていないのかもしれない。
 なぜこんなにも隼人の言動や態度にいちいち心が動くのだろうか。今思えば告白の仕方ですら、突然LINEで一言だけ「付き合おう」と言われただけで、とても淡泊な告白だったと思う。友人の友人という接点しかなく、それまで二、三回友人も含めて遊んだ程度の段階で、とても驚いた記憶がある。けれど、そんな隼人の性格が私にとってとても刺激的で興味深く、すぐに返事をした。嫉妬深い割に愛情表現に乏しく、付き合った当初の私はきっと長く続いて三カ月程だろうと思っていた。けれど、少しずつ隼人が私だけに見せる表情に心をつかまれていった。もしかしたらそれは、隼人の陰に自分を重ねていたからなのかもしれない。
 そんな事をこの数秒の間で考えながら、重いまばたきを一度した。
 いつか、私の全てを話し、そして、隼人の全てを知りたい。
 クラスに戻って行く隼人の後ろ姿は、今日もどこか寂しそうだった。

(この続きは本書でお楽しみください)

Uru初短編集『セレナーデ』


セレナーデ


セレナーデ
著者 Uru
定価: 1,760円(本体1,600円+税)
発売日:2022年06月15日

みんな、誰にも言えない「秘密」を抱えて生きている――。
シンガー・ソングライターUruが自身の楽曲を元に書いた短編集、デビュー記念日に発売! 脆くて眩しい3つの物語。

シンガー・ソングライターUruの短編集が2022年6月15日に発売。
ライブ会場での朗読やファンクラブ会員限定で発表している自身の曲を素に書かれた短篇物語「しあわせの詩」「鈍色の日」、そこに書き下ろし「セレナーデ」を加えて刊行いたしました。
また、物語の元になる「セレナーデ」はドラマ日曜劇場『マイファミリー』の主題歌としても話題を呼ぶニューシングル「それを愛と呼ぶなら」のカップリングとして収録されています。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322110000632/
amazonページはこちら

初短編集『セレナーデ』発売Uruインタビュー



初短編集『セレナーデ』発売Uruインタビュー「弱っているとき、周りの人に助けてもらったり享受してきたものがたくさんあって。そういうものを書きたいと思いました」
https://kadobun.jp/feature/interview/6c071gdi4fsw.html


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