こんなもの書かれたらたまったもんじゃないわ(芦沢央)――各界の書き手、書店員から早くも絶賛の声が届いています!
10月31日(木)に、呉勝浩(ご・かつひろ)さんの最新小説『スワン』を発売いたしました。本作は、発売前から反響が大きく、このたび異例の緊急重版が決定いたしました!
書店員さんからの『スワン』熱烈応援コメントの一部をご紹介します!
日が経つにつれて、すごいものを読んでしまったという思いが大きくなっています。
周りの書店員に、すごい作品だと話しています。
こんなに衝撃が胸に残り続ける作品はなかなかないと思いました。
――山田恵理子さん(書店員 うさぎや矢板店)
一日で一気に読みました。余韻が残って思い出してはずっと考えている自分がいる。
この作品は、多くの人に読まれて、
呉勝浩さんがすごい小説を書いたと注目されなければいけないと思います。
――山中真理さん(書店員 ジュンク堂書店滋賀草津店)
読み始めると止まらなくなり、一気読みしました。言葉が出ないくらいすごい作品でした。
パニック小説かと思いきや予想を大きく裏切られました。
最後まで一瞬たりとも目が離せない最高の小説でした。
――山﨑美代子さん(書店員 フタバ図書GIGA祇園店)
芦沢央×呉勝浩 白熱対談もカドブンにて、公開中!
芦沢央さん『カインは言わなかった』、呉勝浩さん『スワン』。刊行を機に、最注目のお二人の対談が実現。作品のことから創作論まで、バッチバチの対談をご紹介しております!
『カインは言わなかった』には気迫と描写力でねじ伏せられました(呉勝浩)
『スワン』もめちゃくちゃ面白くて、「こんなもの書かれたらたまったもんじゃないわ」というのがまず誉め言葉としてあるんです(芦沢央)
対談全文は、カドブン内「特集」でお楽しみください!
【前編】10月31日(木) https://kadobun.jp/feature/talks/9z7effi45jk8.html
【後編】11月2日(土) https://kadobun.jp/feature/talks/8vhx9ujlskcg.html
『スワン』の試し読みも公開中!
「スワン」試し読み第1回:https://kadobun.jp/serialstory/swan/dcluh04nb6gc.html
「悲劇」はもう一つの顔を持つ――呉勝浩『スワン』とは?
知っているのだろうか。
事件のさなか、わたしと彼女がとった行動を――。
【あらすじ】
巨大ショッピングモール「スワン」で起きた無差別銃殺事件。死者21名を出した悲劇の渦中で、高校生のいずみは犯人と接しながら生き延びた。しかし、同じく事件に遭遇した同級生・小梢により、次に誰を殺すか、いずみの指名によって犯行が行われたという事実が週刊誌で暴露される。被害者から一転、非難の的となったいずみ。そんななか、彼女のもとに招待状が届く。集められたのは事件に巻き込まれ、生き残った5人の関係者。目的は事件の中のひとつの「死」の真相をあきらかにすること。その日、本当に起こったこととはなんだったのか?
『スワン』
著者:呉 勝浩
発売:2019年10月31日(木)※電子書籍同日配信予定
定価:本体1,700円+税
装丁:坂詰佳苗
頁数:384頁
体裁:四六判上製
発行:株式会社KADOKAWA
初出:「カドブンノベル」2019年9月号
ISBN:978-4-04-108639-1
詳細ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321905000425/
『スワン』公式ツイッター @swan_1031
【著者紹介】
呉勝浩(ご・かつひろ)
1981年青森県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。2015年『道徳の時間』で第61回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。18年『白い衝動』で第20回大藪春彦賞を受賞。他にも吉川英治文学新人賞、山本周五郎賞、日本推理作家協会賞の候補になるなど、話題作を発表し続けている。著書に『ライオン・ブルー』『ロスト』『蜃気楼の犬』『マトリョーシカ・ブラッド』『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール』『バッドビート』がある。