『幽☆遊☆白書』蔵馬役でデビュー、『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ役、『呪術廻戦0』乙骨憂太役ほか、数々の著名な役を務めてきた声優の緒方恵美さん。
シンガーとしても活躍する緒方さんが、コロナ禍のエンタメ業界の現状を憂え企画した「Precious Anime & Game Song Festival」(通称:プレフェス)。
そこで語られた出演者の、これまでの人生で体験してきた「苦難」と「それをどうやって乗り越えてきたか」は、聞き手の胸を打ち、また励ましてくれるエピソードでした。
ぜひその物語をもっと多くの方に届けたい、世界中のみんなに更に元気と勇気を――
大きく書き下ろしも加え、『勇気の言魂 アニソン&ゲーソンシンガーが語る苦難の乗り越え方』として一冊に結晶化しました。
フェスの出演者(本書著者)は、緒方恵美さんのほか、angela(atsukoさん・KATSUさん)、石川智晶さん、内田彩さん、川村ゆみさん、高橋洋子さん、中川翔子さん、堀江美都子さん、Liaさん。
初めて明かされるエピソードもたっぷり。
「カドブン」で特別試し読みを公開いたします。
書籍情報・著者プロフィールについての記事はこちら↓
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000012427.000007006.html
試し読み7日目は、「残酷な天使のテーゼ」などで知られる高橋洋子さんの章から。日常が大波乱という彼女の日々の秘訣とは?
『勇気の言魂』書誌ページはこちら↓
https://www.kadokawa.co.jp/product/322205001046/
『勇気の言魂』試し読み#7
chapter 6 高橋洋子
Profile
1991年「P.S. I miss you」で、ソロ歌手としてメジャーデビュー、日本レコード大賞新人賞、日本有線大賞新人賞を受賞する。メジャーデビュー前は1987年から久保田利伸や松任谷由実などのコンサートでバックコーラスやスタジオミュージシャンとして活動。
代表作は、1995年に放送されたテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』主題歌「残酷な天使のテーゼ」、1997年に公開された『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』主題歌「魂のルフラン」で、どちらも現在にわたりセールスが続いている。海外でも精力的にライブパフォーマンスを行う実力派シンガー。
2020年、自身の楽曲も多数収録される、『エヴァンゲリオン』シリーズにてアニメ映像と共に楽しまれたヴォーカル楽曲セレクションCD『EVANGELION FINALLY』が発売。21年、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』劇伴曲のボーカルアレンジver.『鷺巣詩郎 what if? 高橋洋子ver. 通常版』、エヴァンゲリオン25周年記念作品パチンコ『新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~』新規搭載楽曲「Final Call」をデジタルリリース。
22年、パチンコ『Pゴジラ対エヴァンゲリオン ~G細胞覚醒~』搭載曲「Teardrops of hope」をデジタルシングルとしてリリース。23年5月にはZepp Shinjuku (TOKYO)にて『エヴァンゲリオン』シリーズをテーマとした初の単独公演の開催が決定している。
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高橋洋子さんと、私。 緒方恵美
若い頃は例えば8月31日が近づくと、
「ヤベエ夏休みの宿題なんもやって無え!」
『大丈夫っしょ、9月最初の授業までは間があるし』
「追いつく量かよ夏休み絵日記なんかなんも描いて無えし!」
『なんとかなるっしょ、古新聞集めれば天気は書いてあるし』
的天使と悪魔な会話を心の中でしつつ親の前ではポーカーフェイスを装っているのですが、
「……おおおお母さん……ここにあった古新聞は……?」
「捨てたわよ。昨日全部」
「うあああおえええおおおお母さんのバカーー!!」
と慌てふためき泣きながら怒られながら宿題に向かう。
ここまでが一連でした(ロクでもない)。
だが大人になったオガタは違う。どんなに追い詰められても、
「それも試練」「人生とはそんなもん」
(若い頃よりは)達観してるので心は凪がせつつポーカーフェイスで全困難に向か……いたいけど、やはりいろいろあるもんです。
「うええ!」「おええ!」「おああ!」「うはあ!」
絶叫を心に秘め、表面はポーカーフェイスを装い、個室でひとりつぶやくのです。
「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」
便利な、だが魔法の呪文です。
それでなんとかやってこられた。良い呪いを教えてもらいました(笑)。
そんな言葉を、文字通りホントに必死で呟きながら仕事に向かっていた頃。
高橋洋子さんと出会いました。
(このパートのつづきは、『勇気の言魂』書籍でお楽しみください)
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高橋洋子が語る、あのときの苦難と、乗り越え方。
日常が大波乱
高橋洋子:私はですね、占いとか四柱推命とかで「大殺界」と言われるときの方が運がいいんです。
会場:(笑)
高橋:皆さん、ということは……!? 他が大変! ということなんです。
例えば、皆さんはエレベーターの中に閉じ込められたことはございますか?
atsuko:ないです。
高橋:私は3回ほどございます。
atsuko:えぇええー! 「持って」る!
高橋:泊まったホテルが火事になったことがある人は?
KATSU:いや、ないでしょう。
緒方:あるの? マジ?
高橋:あるんです。
非常に波乱な人生で、どうしてこういうことになるのかなというくらい日常がむしろ大変。大変と言うか、ハプニングがすごく多いので、「大殺界」だとかあまりよくない運気だとか皆さんが怯えるようなときに、怯えていると逆にすごくいいことばっかりがあるんですよね。
「残酷な天使のテーゼ」を歌わせていただいたときも、いろんな「こういうことを達成したい」と思っている時期なのに、運気が悪いことが多かったんです。
一つずつ丁寧に今日を過ごして、いい未来につなげる
高橋:その中で自分で決めたことがあります。日々毎日やることは変えないということ。もちろん、進化していったり状況によっては変えますけれど、一つ一つのことを丁寧にやるということ。それは誰のためでもなく自分に当てはめていくこと。
自分の生き方が歌になると思うから、仕事として与えてもらえたことは、どんな些細なことでも精一杯丁寧におこなう。丁寧にやっていって、今日はこれをやった、ああいうふうにやった、こういうことを学んだ、と。そういう一つ一つのことが、自分の力になっていく。そうして「今」を充実させるようにしています。
実は人前が苦手で緊張しいなんですけれど、ステージに上がるときには、ここまでやっている自分がいるから、じゃああとはもう任せよう、と思えるようにする。
(このパートのつづきは、『勇気の言魂』書籍でお楽しみください)
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(After talk)
「神様がくれたギフト」
「あなたにとってエヴァってなんですか?」
司会の方から聞かれ、彼女がいつも答えているのがこの言葉です。
いろいろな意味合いがあると思いますが、ギフト=幸運、という風に捉えると、確かに出会えたのは本当に「ラッキー」なこと。でも彼女を見ていると、そのギフトに出会う前に、出会うべき「努力」を重ねてきた人であり、また、それを最大限に活かす生き方をされていることがよくわかります。
「幸運の女神は前髪しかない。だからキタと思ったらすぐにまないと」
と言います。過ぎた後に気づいてももう遅いと。すると、
「私にはそもそも女神は来ていない」
「通り過ぎたら気づくけど、近づいてきていることがわからない」
と言う人も、よくいます。
この違いは、どこにあるのでしょう?
(このパートのつづきは、『勇気の言魂』書籍でお楽しみください)
*明日は、堀江美都子さんの章の試し読みを公開します。
作品紹介
勇気の言魂 アニソン&ゲーソンシンガーが語る苦難の乗り越え方
企画・監修・著:緒方 恵美
著者:angela / 石川 智晶 / 内田 彩 / 川村 ゆみ / 高橋 洋子 / 中川 翔子 / 堀江 美都子 / Lia
定価: 1,650円(本体1,500円+税)
発売日:2023年03月31日
世界中のみんなに元気と勇気を―― 困難を乗り越えるための魂の言葉
世界中のみんなに元気と勇気を――
一流のアニソン・ゲーソンシンガーたちによる、困難を乗り越えるための魂の言葉
『幽☆遊☆白書』蔵馬役でデビュー、『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ役、『呪術廻戦0』乙骨憂太役ほか、数々の著名な役を務めてきた、デビュー30周年を迎えた声優・緒方恵美。
シンガーとしても活躍する緒方が、コロナ禍のエンタメ業界の現状を憂え、「世界中に元気と勇気を届けたい」と企画した「Precious Anime & Game Song Festival」はクラウドファンディングで費用を集め大成功。2022年3月27日に開催、特別編集版が期間限定で全世界無料配信された。
「本物を届ける」という方針のもと一流のアニソン&ゲーソンシンガーが集結したフェスとなったが、届けられた歌声のみならず、ライブMC&パンフレットで語られた、出演者がこれまでの人生で体験してきた「苦難」と「それをどうやって乗り越えてきたか」は、聞き手の胸を打ち、また励ましてくれるエピソードだった。
ぜひそれらの物語をもっと多くの方に届けたい、世界のみんなに更に元気と勇気を――
「奇跡と希望の音楽フェス」の「魂の言葉」が一冊に結晶化!
書き下ろし原稿、貴重なライブ写真も収録。
【出演】緒方恵美、angela、石川智晶、内田彩、川村ゆみ、高橋洋子、中川翔子、堀江美都子、Lia
※各人パートは、緒方恵美による各章プロローグ「○○さんと、私。」、フェスでのトークおよびパンフレット寄稿をもとにした内容に加筆修正をした「○○が語る、あのときの苦難と、乗り越え方。」、緒方恵美による書き下ろし「After talk」で構成。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322205001046/
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