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試し読み

chapter 3 川村ゆみ 知ることを怖がらないで 『勇気の言魂 アニソン&ゲーソンシンガーが語る苦難の乗り越え方』試し読み#4

『幽☆遊☆白書』蔵馬役でデビュー、『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ役、『呪術廻戦0』乙骨憂太役ほか、数々の著名な役を務めてきた声優の緒方恵美さん。
シンガーとしても活躍する緒方さんが、コロナ禍のエンタメ業界の現状を憂え企画した「Precious Anime & Game Song Festival」(通称:プレフェス)。
そこで語られた出演者の、これまでの人生で体験してきた「苦難」と「それをどうやって乗り越えてきたか」は、聞き手の胸を打ち、また励ましてくれるエピソードでした。

ぜひその物語をもっと多くの方に届けたい、世界中のみんなに更に元気と勇気を――
大きく書き下ろしも加え、『勇気の言魂 アニソン&ゲーソンシンガーが語る苦難の乗り越え方』として一冊に結晶化しました。

フェスの出演者(本書著者)は、緒方恵美さんのほか、angela(atsukoさん・KATSUさん)、石川智晶さん、内田彩さん、川村ゆみさん、高橋洋子さん、中川翔子さん、堀江美都子さん、Liaさん。
初めて明かされるエピソードもたっぷり。
「カドブン」で特別試し読みを公開いたします。

書籍情報・著者プロフィールについての記事はこちら↓
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000012427.000007006.html

試し読み4日目は、緒方恵美さんと自宅を行き来する仲という川村ゆみさんの章から。魂に火をつける――「ソウルライター」なシンガーの川村さんの心がけとは。



『勇気の言魂』書誌ページはこちら↓
https://www.kadokawa.co.jp/product/322205001046/

『勇気の言魂』試し読み#4



chapter 3 川村ゆみ

Profile
 1月13日生まれ。10代の頃から圧倒的な歌唱力で数々のコンテストに入賞。1989年に行われたローソン主催のコンテスト入賞をきっかけにプロ活動をスタート。1991年、アトラス『雀偵物語2 宇宙探偵ディバン』と新潟県中里村(現十日町市)リゾートのイメージソングでCDデビュー。以降、ソロCDやゲーム、テレビアニメの主題歌・挿入歌、CMソングを歌う一方、浜崎あゆみ、安室奈美恵、BoA、w-inds.、テゴマスはじめ数々のメジャーアーティストのコーラスに参加。近年はボイストレーニングやボーカルディレクション等でも多方面で活躍中。
 主な作品は、アニメ楽曲に「Found Me」(『ペルソナ~トリニティ・ソウル〜』後期ED)、「key plus words」(『Persona4 the ANIMATION』後期OP)、ゲームほかの楽曲に「S・S・L~スーパー・スペシャル・ラブ~」(コナミ『pop'n music7』)、「永遠のアセリア」(XUSE『永遠のアセリア』主題歌)、「Moving go on~そこから見える未来~」(Lass『3days~満ちてゆく刻の彼方で~』主題歌)、「雫」(Berkana『鬼魂~おにたま~』主題歌)、「Burn My Dread」(アトラス『ペルソナ3』主題歌)、「キミの記憶」(アトラス『ペルソナ3』ED)、「Dream of Butterfly」(アトラス『Persona』OP)、「ココロノ」(FlyingShine黒『ココロノ』主題歌)、「Eternal Mind」(XUSE『聖なるかな外伝 精霊天翔~壊れゆく世界の少女たち~』主題歌)ほか多数。

===
川村ゆみさんと、私。  緒方恵美

 本プロジェクトを最初に思いついたのは、実は川村ゆみさんのお家ででした。

 川村さんとは、ATLUSさんのゲーム『ペルソナ3』で出会いました。
 私が唯一の小学生ペルソナ使い・天田乾(アマダケン)役。彼女が主題歌の歌手として。
 お互いの存在は知っていたのですが、実際にちゃんと話したのはかなり後で……P3(ペルソナ3)が4部作の劇場版アニメになり、その第1作の、いわゆる「世界最速上映」の後で、聞いたのです。

「川村ゆみさん、ふらりと普通に来てたらしいよ?」
「上映後に廊下で鑑賞後のP3ファンの皆さんとハグ大会になってたらしいよ?」
「スタッフが見つけて慌てて飛んできて対応したのだけれど」

 ……えええ!?
 ……なんと、豪気な……!

 ……という話をその打ち上げ会場で初めて会って挨拶する中で、して。
 なんーーとなく、似ている「におい」が、して。
 お互いハイボールが好きだと知って、いつか飲みましょうと約束、して。

(このパートのつづきは、『勇気の言魂』書籍でお楽しみください) 


===

川村ゆみが語る、あのときの苦難と、乗り越え方。


知ることを怖がらないで

川村ゆみ:私は経験からのお話というよりは……まあ経験かな。
 知ることを怖がらないことかなと思います。
 例えば、こけないとその痛みはわからないし、相手を傷つけないとその言葉の鋭さもわからない。傷ついてみて初めてわかる。
 例えば、飲みすぎて初めて、二日酔いってこんなに気持ち悪いんだってわかるし。

会場:(笑)

内田彩:わかります(笑)。

川村 :知る・知らないで考えると、例えば情報を手に入れるということとかも、お勉強をするということではないんですよね。
 でも、世の中の制度でも決まりでも、何かを知ることによって、手を差し伸べてもらえるところがわかったりとかしますよね。
 コロナ禍でも、「こんな団体があってここはこういう力を貸してくれるんだ」みたいなところが、ぼーっと歩いてたら結構何も引っかからないんですよね。だから、知ることが大事で、それは自分のためになる。
 何を知るかというと、情報であったりとか、感情であったりとか、感覚であったりとか、経験ですよ。そういったことを、「痛いから嫌」「苦しいから嫌」って思わずに、怖がらないこと。


それぞれの世代で感じる、その経験を蓄えて

川村:私のこれまでを振り返っても、こまごまと訪れてきた小さな困難は、全部自分の無知から発生しているものだったと思います。そして、自信の無さもそう。経験、知識、情報が、自分の手元に足りていなかった。無知さ加減に苦しめられることがきっとほとんどだったと思います。今はいい意味で開き直れるようにはなってきましたが(笑)。
 今回のコロナも、「経験」としては、20代が感じるコロナと、50代が感じるコロナ、また80代が感じるコロナ、というのはまた全然違うと思います。

(このパートのつづきは、『勇気の言魂』書籍でお楽しみください) 


===
(After talk)

 川村さんのおうちは、とっても居心地がいいんです。

 まず、いつでもなんとなく片付いている。
 この「なんとなく」がとても良い塩梅で――「気合い入れて隅々までいつも綺麗にしてますよ!」と気張るのでは全然なく(褒めてます)、適度に生活感ありつつ、いつもこざっぱり整っている。心地いい。

 そして、清々しい。
 綺麗な水晶や石があちこちにあって(あやしい感じでは決してなく)、こだわりを感じる大人っぽく飾りつけられた素敵なコーナーの隣に、お友達の作ったレゴ製の置物もあったり。いつも水が循環して流れている鉢が置いてあり、そのほのかな音とマイナスイオンで、入った瞬間に癒される。気持ちいい。

 そして、猫がいる。
 10歳をとうに超えた、かなり妙齢な女性たち。2匹とも客に媚びる気配などまるでなく、いつでも悠々マイペースに過ごしつつ、たまーに気まぐれに客のカバンの匂いを嗅ぎにきたり、ごくたまーにあぐらをかいて座ってる私の足に、いきなり乗ってきてそのまま寝たり(笑)。あたたかい。

 それらがぜんぶ合わさって、不思議な「ウエルカム空間」を生んでいる。

 いつもきちんと整えて。

(このパートのつづきは、『勇気の言魂』書籍でお楽しみください) 


*明日は、中川翔子さんの章の試し読みを公開します。

作品紹介



勇気の言魂 アニソン&ゲーソンシンガーが語る苦難の乗り越え方
企画・監修・著:緒方 恵美
著者:angela / 石川 智晶  / 内田 彩 / 川村 ゆみ / 高橋 洋子 / 中川 翔子 / 堀江 美都子 / Lia
定価: 1,650円(本体1,500円+税)
発売日:2023年03月31日

世界中のみんなに元気と勇気を―― 困難を乗り越えるための魂の言葉
世界中のみんなに元気と勇気を―― 
一流のアニソン・ゲーソンシンガーたちによる、困難を乗り越えるための魂の言葉

『幽☆遊☆白書』蔵馬役でデビュー、『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ役、『呪術廻戦0』乙骨憂太役ほか、数々の著名な役を務めてきた、デビュー30周年を迎えた声優・緒方恵美。
シンガーとしても活躍する緒方が、コロナ禍のエンタメ業界の現状を憂え、「世界中に元気と勇気を届けたい」と企画した「Precious Anime & Game Song Festival」はクラウドファンディングで費用を集め大成功。2022年3月27日に開催、特別編集版が期間限定で全世界無料配信された。

「本物を届ける」という方針のもと一流のアニソン&ゲーソンシンガーが集結したフェスとなったが、届けられた歌声のみならず、ライブMC&パンフレットで語られた、出演者がこれまでの人生で体験してきた「苦難」と「それをどうやって乗り越えてきたか」は、聞き手の胸を打ち、また励ましてくれるエピソードだった。

ぜひそれらの物語をもっと多くの方に届けたい、世界のみんなに更に元気と勇気を――
「奇跡と希望の音楽フェス」の「魂の言葉」が一冊に結晶化! 

書き下ろし原稿、貴重なライブ写真も収録。

【出演】緒方恵美、angela、石川智晶、内田彩、川村ゆみ、高橋洋子、中川翔子、堀江美都子、Lia

※各人パートは、緒方恵美による各章プロローグ「○○さんと、私。」、フェスでのトークおよびパンフレット寄稿をもとにした内容に加筆修正をした「○○が語る、あのときの苦難と、乗り越え方。」、緒方恵美による書き下ろし「After talk」で構成。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322205001046/
amazonページはこちら


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