『幽☆遊☆白書』蔵馬役でデビュー、『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ役、『呪術廻戦0』乙骨憂太役ほか、数々の著名な役を務めてきた声優の緒方恵美さん。
シンガーとしても活躍する緒方さんが、コロナ禍のエンタメ業界の現状を憂え企画した「Precious Anime & Game Song Festival」(通称:プレフェス)。
そこで語られた出演者の、これまでの人生で体験してきた「苦難」と「それをどうやって乗り越えてきたか」は、聞き手の胸を打ち、また励ましてくれるエピソードでした。
ぜひその物語をもっと多くの方に届けたい、世界中のみんなに更に元気と勇気を――
大きく書き下ろしも加え、『勇気の言魂 アニソン&ゲーソンシンガーが語る苦難の乗り越え方』として一冊に結晶化しました。
フェスの出演者(本書著者)は、緒方恵美さんのほか、angela(atsukoさん・KATSUさん)、石川智晶さん、内田彩さん、川村ゆみさん、高橋洋子さん、中川翔子さん、堀江美都子さん、Liaさん。
初めて明かされるエピソードもたっぷり。
「カドブン」で特別試し読みを公開いたします。
書籍情報・著者プロフィールについての記事はこちら↓
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000012427.000007006.html
試し読み2日目は、フェスでトップバッターを務めたangelaのおふたりの章。atsukoさんに訪れた苦難とは、そしてそのときKATSUさんは……。
『勇気の言魂』書誌ページはこちら↓
https://www.kadokawa.co.jp/product/322205001046/
『勇気の言魂』試し読み#2
chapter 1 angela
Profile
ヴォーカルのatsuko、ギター&アレンジのKATSUから成るユニット。
2003年に「明日への brilliant road」(TVアニメ『宇宙のステルヴィア』オープニングテーマ)でメジャーデビューし、以降『蒼穹のファフナー』『K』『シドニアの騎士』など数々の人気アニメ作品の主題歌を担当している。
国内のみならず海外イベントへも多数出演しており、世界中のアニソンファンの支持を得ている実力派アーティスト。
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atsuko(angela)さんと、私。 緒方恵美
我が道を切り拓いてこられたツワモノ揃いの今回のメンバーですが(笑)、中でも、私と同様、コロナ禍の中でも果敢にいろいろ立ち向かってきたチャレンジャー。
angelaのあつこ(atsuko)ちゃんです。
コロナ禍前。あつこちゃんとの接点は、数えるほどでした。
彼女のラジオにゲストとしてお邪魔したこと。
神戸のアニメアワードで、本当にすぐ目の前で(なんと最前!)angelaのパフォーマンスを見たことと、その後のレセプションでお話ししたこと。
後はイベント会場やラジオ局ですれ違いざまの挨拶。そのくらいでした。
でも、2020年――コロナ禍に入って7、8ヶ月経った頃のことです。
とあるきっかけからご飯を食べようということになり、結城アイラちゃんと3人で。
少し感染が落ち着いてた頃で、久しぶりのお酒もご飯も美味しかったけど……あんなに盛り上がって、あんなに意気投合することになるとは思ってもみませんでした。
中止になったライブ・イベントの話。
中止の流れを受けて仕事が無くなった業界界隈話。
それにより優秀なスタッフが転職してしまい増す現場のヤバさについて。
無観客配信ライブに切り替えるためのめまいがする諸々について。
無観客配信ライブがいかに精神的に持っていかれるかについて。
配信チケットがギリギリまで売れない理由について。
配信チケットが当初よりどこでも日を追って売れなくなっていく現状について。
それらにより病んでいく制作チームと本人(我々)の心のケアについて。
そして、音楽の、エンターテインメントの魅力について。
そして、お客様の心に、今、お届けできる「光」について――
(このパートのつづきは、『勇気の言魂』書籍でお楽しみください)
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angelaが語る、あのときの苦難と、乗り越え方。
待っていてくれる人がいたから
atsuko:2006年ぐらいに、原因不明のめまいとか頭痛とかの体調不良にすごく悩まされて、しばらく活動休止をしました。いま思うときっと、仕事の不安や緊張やプレッシャー、そういうところからきていたものです。
ぜんぜん歌うことができないぐらい毎日毎日、意識のある間はずーっと頭が痛い状態でした。本当に、「生きているのが嫌だ!」ぐらいになったんですよ。
そんなときにレコード会社の方とか、事務所の方とか、あとファンの皆さんにも、助けられました。
KATSU:俺、俺は? 俺にもでしょ(笑)。
atsuko:もちろん、KATSUさんにも(笑)。
活動休止をさせていただいて、ライブも一つ中止にして、ちょっとお休みしました。けれどそのときに、休んだら休んだで、もう私が戻ってくる場所はないのかなと思うぐらいに、逆にまた不安になるんですよ。
帰ってきたときにも、「元気いっぱい戻りました!」という感じでは正直なかったんです。ゆっくりゆっくり自分のペースで少しずつ、イベントとかライブとかをやっていった。それをずっと、ファンの方も、レコード会社さんや事務所、そしてKATSUさんも、長い時間をかけて待っていてくれた。誰も、私を見放しませんでした。それで、何年かかかりましたけれど、今のように元気いっぱいまた歌えるようになったんです。
そういう、大変だったとき、二度と元気いっぱいには歌えないんじゃないかと思った時代が、私にもあった。でも、それを待っていてくれる人がいたっていうのが本当にありがたいことだなぁと思います。
話せる環境があるということ
緒方:待っていてくれる人がいるということ。
ちょうど女性は、30代くらいに2回厄が来るという話がありますね。皆さん、それくらいの頃はやっぱり色々ありましたか? 皆さん頷いていますね。
(このパートのつづきは、『勇気の言魂』書籍でお楽しみください)
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(After talk)
「トップバッターはangelaしかいない」
制作ミーティングで全員が思い、満場一致でお願いにあがりました。
数々のフェスでもトップバッターやトリを務め続けてきたangela。
それは誰であっても来てくれるお客様を盛り上げるという想い――愛とパワーが為せること。その凄さを、今回もまざまざと見せつけてくれました。
冒頭からお客さんにわかりやすいように声をかけ、拳を突き上げ、巻き込んでいく。声を出せない状況下で、手足を使って盛り上がろうと誘い、良い時は拍手、「えー!」という気持ちは地団駄でと提唱し、一緒に拍手・ジャンプ・地団駄。挙句お客さんと一緒にスクワット!(笑) そうしているうちにお客さんの心も体もほぐれ、私たちまでほぐされて――angelaの1曲目が終わる頃には、「こうやって今日は楽しめばいいんだ!」という空気がすっかり出来上がっていました。本当に凄い!
「今できることを楽しもう!」というメッセージ。優しくて強くて、明確な。
そんな元気なatsukoさんだからこそ、トークパートで話してくれた「原因不明の不調に悩まされていた」という言葉に、驚かれた方も多かったかもしれません。
(このパートのつづきは、『勇気の言魂』書籍でお楽しみください)
*明日は、Liaさんの章の試し読みを公開します。
作品紹介
勇気の言魂 アニソン&ゲーソンシンガーが語る苦難の乗り越え方
企画・監修・著:緒方 恵美
著者:angela / 石川 智晶 / 内田 彩 / 川村 ゆみ / 高橋 洋子 / 中川 翔子 / 堀江 美都子 / Lia
定価: 1,650円(本体1,500円+税)
発売日:2023年03月31日
世界中のみんなに元気と勇気を―― 困難を乗り越えるための魂の言葉
世界中のみんなに元気と勇気を――
一流のアニソン・ゲーソンシンガーたちによる、困難を乗り越えるための魂の言葉
『幽☆遊☆白書』蔵馬役でデビュー、『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ役、『呪術廻戦0』乙骨憂太役ほか、数々の著名な役を務めてきた、デビュー30周年を迎えた声優・緒方恵美。
シンガーとしても活躍する緒方が、コロナ禍のエンタメ業界の現状を憂え、「世界中に元気と勇気を届けたい」と企画した「Precious Anime & Game Song Festival」はクラウドファンディングで費用を集め大成功。2022年3月27日に開催、特別編集版が期間限定で全世界無料配信された。
「本物を届ける」という方針のもと一流のアニソン&ゲーソンシンガーが集結したフェスとなったが、届けられた歌声のみならず、ライブMC&パンフレットで語られた、出演者がこれまでの人生で体験してきた「苦難」と「それをどうやって乗り越えてきたか」は、聞き手の胸を打ち、また励ましてくれるエピソードだった。
ぜひそれらの物語をもっと多くの方に届けたい、世界のみんなに更に元気と勇気を――
「奇跡と希望の音楽フェス」の「魂の言葉」が一冊に結晶化!
書き下ろし原稿、貴重なライブ写真も収録。
【出演】緒方恵美、angela、石川智晶、内田彩、川村ゆみ、高橋洋子、中川翔子、堀江美都子、Lia
※各人パートは、緒方恵美による各章プロローグ「○○さんと、私。」、フェスでのトークおよびパンフレット寄稿をもとにした内容に加筆修正をした「○○が語る、あのときの苦難と、乗り越え方。」、緒方恵美による書き下ろし「After talk」で構成。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322205001046/
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