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連載

森見登美彦・著 上田 誠・原案「四畳半タイムマシンブルース」 vol.14

【連載小説】クーラーのリモコンが全宇宙消滅の引き金に――!? ヨーロッパ企画の傑作と『四畳半神話大系』が融合! 森見登美彦・著 上田 誠・原案「四畳半タイムマシンブルース」#1-14

森見登美彦・著 上田 誠・原案「四畳半タイムマシンブルース」

※本記事は連載小説です。

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 ひとしきり沈黙が続いた。遠くから蟬の声が聞こえてくる。
 やがて田村君は「暑いっすねえ」と呟き、唐草模様の手ぬぐいで汗をぬぐった。つくづく未来感に乏しい人物である。それはおそらく我々全員が共有していた思いにちがいないが、とりわけ相島氏はそのさい心を隠そうともしなかった。「君はじつにモッサリしているねえ」
「そうですか?」
「未来人には見えませんよ。いやいや、とても見えない」
「ところがどっこい未来人なのです」
 ファッションのみならず言葉遣いまで古典的なのである。


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