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連載

『仁王の本願』について著者・赤神諒が語る vol.7

戦国史跡巡りの旅~富山・京都編~ 『仁王の本願』著者・赤神諒が語る#7

『仁王の本願』について著者・赤神諒が語る

加賀一向一揆を題材にした歴史小説『仁王の本願』。
物語の舞台となっている石川県、福井県、富山県、京都府の史跡を著者の赤神諒さんが巡ります。

No.7 『仁王の本願』関連史跡のご案内③(富山・京都編)

①尻垂坂

一向一揆軍が上杉謙信に大敗したとされる場所です。
血で染まったと伝わる「びや川」も、尻垂坂(高低差)も、今はありません。
史実なのか疑問視する向きもありますが、供養塔もあるので、何らかの戦があったのではないでしょうか。
私も手を合わせてきました。


②神通川

玄任が上杉軍を破り、追撃したと伝わっています。
さすが、とても大きな川ですね。
私が行った時はちょうど雲から晴れ間が広がり始めました。


③火宮城

玄任の一向一揆軍が包囲し、攻め立てた平城です。
今は神社になっていて、田んぼの中に少し趣のある参道があります。


④西本願寺(京都)

玄任の当時は一つでしたが、本願寺はその後東西に分かれました。
どちらも大迫力の大伽藍で、見応えがありますね。
京都駅から徒歩で行けます。


⑤東本願寺

阿弥陀堂の回廊です。
真夏に行ったのですが、天井が高く、涼しくて、ずっとここにいたいくらいでした。ここから御影堂に続く廊下も素晴らしいんです。


⑥幻の金沢御堂(おまけ)

金沢御堂がどのような建物だったのか、今となっては知るよしもありません。
そこで、東西本願寺をモデルに、とても素敵な先生のご指導のもと、絵心のない私が一生懸命描いた小品です。
お目汚し申し訳ございません。


それにしても、装画の小柳景義先生の〈仁王〉、大迫力ですよね!
末筆ながら、心より感謝申し上げます!


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