【第3回】連載小説『ダークジョブ』新堂冬樹
【連載小説】新堂冬樹『ダークジョブ』

新堂冬樹さんによる小説『ダークジョブ』の連載がスタート!
1985年――東京・歌舞伎町で闇金融の世界に飛び込んだ片桐は、激しい「切り取り」に辟易しながらも、いつしかその世界に魅入られていく……。
闇金、特殊詐欺、そして闇バイトへと繋がる裏社会を、鬼才が徹底的に描く!
【第3回】新堂冬樹『ダークジョブ』
片桐★1988年夏
「嘘ばっか言ってんじゃねえぞ! こら! ウチみてえな闇金に金借りにきてるくせに、五件なわけねえだろうが! おお?」
M字剃り込みの青さが初々しい原田が、カウンターデスクの脚を蹴りつけ申し込み客に怒声を浴びせた。
店長用の最奥のデスクに座っていた片桐は、原田の勢いに任せた接客にため息を
「信じてください! 本当に五件しか借りてないんですぅ」
申し込み客は六十五歳のしょぼくれた男で、半泣き顔で原田に訴えた。
「ジジイっ、もし嘘だったらぶっ殺すからな! ああっ!?」
原田が、ふたたびカウンターデスクの脚を蹴りつけた。
原田は元いた闇金融の会社が潰れ、先月、スポーツ紙に出ていた「スマイルローン」の広告を見て電話してきた。
面接した片桐は十八歳の原田に、入社した当時の自分を重ねた。
「わかってますぅ、嘘じゃありません。もし嘘なら、どうなっても構いません。本当に五件で百五十万しか借りていませんので、信じてください……」
申し込み客が、涙目で原田をみつめた。
「てめえみてえなカスの言葉を、信じられるわけねえだろうが!」
原田が、みたびカウンターデスクの脚を蹴りつけた。
片桐は首を小さく振りながら、電話の受話器を取るとプッシュボタンを適当に押した。
電話線は抜かれているので、プッシュボタンを押してもどこにも通じない。
「お疲れ様です、『スマイルローン』の片桐です。さっきのお客さん……村井太一さんのデータの照会の結果は出ましたか?」
一人芝居――申し込み客……村井が弾かれたように片桐を見た。
「はい、はい、はい……ああ、そうですか。お客さんは五件で百五十万だと申告しているんですけれど……え? はあ……なるほど。お客さんに確認してみます。村井さん、借り入れが五件で百五十万というのは間違いないの?」
片桐は一人芝居を中断し、送話口を掌で押さえつつ村井に確認した。
「え……? どうしてですか?」
村井が不安げに訊ね返してきた。
百人中九十九人は、村井と同じリアクションになる。
「『帝都データバンク』の照会結果では、五件、百五十万円以上の借り入れとなっているらしい」
片桐は淡々とした口調で言った。
怒声も罵声も必要ない。
十日で五割の高利貸しに金を借りにくるような客は、怒鳴られたり脅されたりすることに耐性がついている。
「えっ……闇金融って、データに出るんですか!?」
村井が素頓狂な声を上げた。
彼ら多重債務者は、消費者金融やクレジットカードの借り入れだけがデータに載ると信じていた。
間違ってはいない。
闇金のデータは載らないから闇金融なのだ。
だが、その思い込みを覆せば客は簡単に白旗を上げる。
「本来は出ないんだけど、ウチは全国の闇金融とネットワークを作ってるからさ。だから、村井さんが摘まんでる闇金のデータは全部出るんだよ」
片桐は電話を切りながら言った。
「あの……何件って出ていますか?」
恐る恐る、村井が訊ねてきた。
「それは言えないよ。村井さんのほうから何件でいくらって言ってくれれば、合ってるかどうか教えてあげるよ。原田に嘘吐いたことは怒らないから、正直に言って。何件でいくら?」
片桐は村井を安心させながら促した。
「すみませんでした。本当は、八件で二百万でした」
村井が申し訳なさそうに言った。
「違うな」
片桐は即座に言った。
嘘――確証はないが、「スマイルローン」での三年間の経験がそう告げた。
「え……」
村井の顔が強張った。
彼はまだ、闇金のデータが存在するということに半信半疑だから片桐を試しているのだ。
だからこそ、片桐は即座に否定した。
嘘を信じ込ませるには、微塵の疑いも抱かせてはならない。
「村井さん。次はよく思い出して答えて。本当にデータがあるかどうかを試しているんだろうけど、借りたいなら正直に言ったほうがいい」
ブラフ――ここが勝負どころだ。
「本当に……正直に言えば貸してもらえるんでしょうか?」
怖々と、村井が確認してきた。
「ああ。ただし、データの数字と一件でも違ったら融資はなしだ」
片桐は、きっぱりと言った。
「申し訳ありませんでした……十五件で、三百三十万です……」
村井が消え入るような声で言った。
片桐は思わず苦笑した。
原田に申告した件数の三倍で、金額は倍以上だった。
「この用紙に記入して待っててくれ。ちょっとこい」
片桐は村井の前に申し込み用紙を置くと、原田を呼んで別室に移動した。
別室は十坪ほどのスペースに、スチールデスクが三脚ずつ向かい合っていた。
従業員は原田以外に男性が四人いるが、二人一組でそれぞれ別の切り取りに出ていた。
ここは、返済期日の前日に確認電話をかけたり、期日が過ぎた客に督促の電話をかけたりする部屋だった。
前日の電話に出ない客の九十パーセント以上は不良債務者となるので、確認は重要な作業だった。
「さすが店長、あっという間に本当の額を吐かせましたね!」
原田が声を弾ませた。
「いいか? ウチにくるような客は、ヤクザみたいな闇金から借りまくってる奴ばかりだから、怒鳴られたり脅されたりには慣れてるんだ。どうせバレないと思っているから、平気で嘘を吐く。だが、こっちにデータがあると思い込ませたら、さっきみたいにすぐに本当の額を言う。もっと、頭を使えよ、頭を」
片桐は己のこめかみに人差し指を当てながら、呆れた顔で言った。
「すみません。あのジジイ、三百万もなにに使ってるんですかね? ギャンブルか風俗ですかね?」
原田が興味津々の顔で訊ねてきた。
「返済に決まってるだろう」
片桐は吐き捨てた。
闇金融に手を出す客のほとんどが、消費者金融で首が回らなくなり返済資金を調達するための自転車操業に陥っていた。
「融資額ですが、希望金額は二十万ですけど十万くらいですか?」
原田が伺いを立ててきた。
「馬鹿。そんなに出せるか。五万が限界だ。戻っていいぞ」
片桐はデスクに置かれていたメモを手にしながら指示した。
水樹からの伝言だった。
「わかりました」
原田が接客フロアに戻ると、片桐は水樹からのメモを開いた。
杏の件で病院の先生と話してきたので、できるときに電話をください。
片桐の心は嫌な予感に支配された。
杏の異常に気づいたのは去年……二歳のときだった。
人形遊びをしていた杏の呼吸が急に荒くなり、顔面が蒼白になり額には玉の汗が浮いていた。
片桐は水樹とともに杏を近所の小児病院へと連れて行った。
杏は医師に心臓疾患の疑いがあると診断され、総合病院の循環器内科に紹介状を書いてもらい検査を受けることになった。
『娘さんには、先天性心疾患がみられます。専門的に言えば、左心室機能が著しく低下した大動脈弁狭窄症です。大動脈弁狭窄症とは、血液が左心室から大動脈を通って全身に送り出されるときに開く弁が狭くなった状態です。この疾患のあるお子さんの心臓は、全身に血液を送り出すために通常より激しく収縮する必要があります。弁狭窄症が軽度のうちは症状もほとんどみられずに、内服薬を投与することで全身状態を管理しつつ経過観察を行います。ですが、薬で弁狭窄症の改善はできないので、いずれ手術が必要です』
『手術を受けなければ、どうなるんですか?』
『無症状の場合でも、五年生存率は五十パーセントと言われています』
『五十パーセント……』
一年前のショックが、片桐の記憶に生々しく蘇った。
片桐は祈るような気持ちで、水樹に電話した。
『杏、移植手術を受けなきゃならなくなったの……』
電話に出るなり、水樹の涙声が受話口から流れてきた。
「移植手術!?」
片桐は大声で繰り返した。
『大動脈弁狭窄症の症状が悪化しているみたいで、このまま進行すると心不全になる可能性があるって……』
水樹の言葉が嗚咽に呑み込まれた。
「落ち着いて。移植手術は、いまいる病院で受けるの?」
『ううん、臓器の移植手術は日本では禁止されているんだって……』
「じゃあ、どこで手術を受けるんだよ?」
『海外で受けるしかないみたい……』
水樹が消え入りそうな声で言った。
「海外!? どこ? アメリカとか?」
『それは教えられないから、自分で探してほしいって言われたわ』
「は!? なんだよそれ!? 医者がそんなに無責任でいいのかよ!」
『私に怒鳴らないでよ。臓器移植の情報を教えると法律違反になって、罰せられるらしいの』
「心臓移植しないと助からないって言ったのは医者だぞ!? それなのに、どこで移植手術を受けられるか教えられないなんて、おかしいだろ!」
片桐は興奮し、送話口に怒声を送り込んだ。
『私も抗議したけど、申し訳ありませんを繰り返すばかりで……。でも、帰りがけに看護婦さんが教えてくれたから安心して』
「看護婦さんが?」
『うん。NPO法人の臓器移植協会とかいうところの連絡先を教えてくれたの。そこに登録してお金を払えば、海外で心臓移植手術を受けられる病院の紹介と手続きをやってくれるみたい。でも、クビになるから絶対に誰にも言わないでほしいって』
「わかった。いまいる客が終わったらすぐに戻るから、話の続きはそれからだ。必ず、杏は助かるから」
水樹に言い聞かせると同時に、己にも向けた言葉だった。
『うん……待ってるね。誠が戻ってくるまで……協会の人に移植手術の段取りを聞いておくから……』
水樹はしゃくり上げながら言うと電話を切った。
片桐は眼を閉じた。
これまで犯した罪の罰は俺が受けるから、杏は助けてくれ……。
片桐は祈った。
きっといるはずの神に……。
☆
「三千万!?」
片桐の大声が、リビングルームに響き渡った。
水樹が泣き腫らした顔で、力なく頷いた。
「心臓移植って、そんなに金がかかるのか……」
片桐は放心状態で言った。
「さっき話した協会に電話をしていろいろ聞いてみたんだけど、移植手術は海外で受けなきゃならないから、渡航費や滞在費とか入れるとそれくらいになるみたい……お金、あるよね?」
水樹が不安げに訊ねてきた。
「……なんとかするよ」
片桐は掠れた声で言った。
「なんとかするって……貯金はどのくらいあるの?」
水樹の表情が厳しくなった。
「一千万くらいかな」
片桐は小さな声で答えた。
一年半前に『スマイルローン』の店長になってから月に百万円の給料になり、もしものときのために貯金を心掛けてきたが、一千万円を貯めるのが精一杯だった。
「一千万しかないの!? 店長になったから給料上がるし、杏の手術代は心配しなくていいって言ってたじゃない!?」
水樹が
「店長になってから一年ちょっとだし、三千万は無理だよ」
片桐はため息を吐いた。
「誠の会社、お客さんから高い金利を取ってるんでしょ!? 三千万くらい、どうして貯まらないの!? 法に触れることをやってるのに、そんなの意味ないじゃん!」
水樹は杏の緊急手術を告げられ、パニック状態になっているようだった。
だが、水樹の言うことにも一理あった。
客から十日で五割の利息を取っている「スマイルローン」は、月に五千万円以上もの利益を出している。
三年も勤めていて一千万円しか貯金がないことを咎めたくなる水樹の気持ちも、わからなくはなかった。
「なんとかするから……大丈夫だから、心配するなよ」
片桐は水樹を
「父親なのに、無責任だよ! 杏がいずれ心臓手術を受けなきゃいけないって、一年前からわかっていたことでしょう!?」
水樹がヒステリックに片桐を責め立てた。
「落ち着けよ」
「杏の命がかかっているのに、落ち着けるわけないじゃん!」
「声が大きいって。杏に聞こえるだろう。いまは、俺らが喧嘩している場合じゃない。お金は、いつまでに用意すればいい感じ?」
片桐は水樹を諭しつつ訊ねた。
「協会の人の話では、いろんな手続きがあるから、できるだけ早いほうがいいって……」
水樹の眼から、みるみる涙が溢れ出した。
「大丈夫、大丈夫だから……お金のことは、心配しなくていい。俺が必ず用意するから」
片桐は水樹の震える肩に手を置き、力強く言い聞かせた。
「あては……あるの?」
水樹が涙声で訊ねてきた。
「ああ……」
片桐は絞り出す声で言った。
気休めで言ったのではない。
不足分の二千万円を用意できるあてはある。
ただし、それには命を懸ける覚悟が必要だった。
「杏を起こしてきてくれないか」
片桐は言った。
「え? こんな時間に、どうして?」
水樹が
「事情はあとで話す。急ぎなんだ。とにかく、起こしてきて」
ただならぬ片桐の気配に、水樹は首を傾げながら寝室に向かった。
躊躇している暇はない。
夜が明けないうちに、すべてを終わらせなければならない。
明日は、本部の部長に昇格した矢島が売上金の回収にくる日だ。
肚を決めた……決めるしか道はない。
杏に新しい命を与えるためなら、片桐は悪魔に魂を売ることも
☆
「ねえ、どこに行くの?」
水樹が後部座席から、運転席の片桐に声をかけてきた。
杏は水樹の膝を枕にして寝ていた。
片桐は水樹の問いに答えず、ビジネスホテルの駐車場に車を乗り入れた。
自宅マンションから一時間ほど離れた、埼玉のビジネスホテルだった。
「ホテル?」
水樹が
「ああ。数日、ここに泊まることになる」
片桐は車を駐車場に停め、後部座席を振り返った。
「え? どういうこと!? 杏は病院に診察に行かなきゃならないんだよ!?」
水樹は血相を変えた。
「俺が連れて行くから」
「ちゃんと説明してよ! 私だって、家に帰れないといろいろ困ることが……」
「杏の手術ができなくなるより困ることか?」
片桐は水樹の言葉を遮り言った。
「誠……いったい、なにを考えているの?」
水樹の顔が強張った。
「俺を信じてくれ」
片桐は願いを込めた瞳で、水樹をみつめた。
「私と杏に、絶対に迷惑をかけないって約束できる?」
水樹が不安げな表情でみつめ返してきた。
「そのために、家には帰らないでほしいし、実家とも連絡を取らないでほしい。頼む。水樹が協力してくれなければ、杏の命を救えないんだ」
片桐は懇願口調で言った。
車内に、重苦しい沈黙が広がった。
水樹の瞳が揺れ、みるみる赤く潤んだ。
「わかった……杏のために信じるよ」
水樹が上ずる声で言った。
彼女は、これから片桐がやろうとしていることを察していた。
察していながら止めないのは、その方法しか杏の命を救えないとわかっているからだ。
「ありがとう。着いたよ、起きなさい」
片桐は水樹に言うと、杏の体を優しく揺すった。
☆
水樹と杏をホテルにチェックインさせた片桐は、埼玉から車を走らせて歌舞伎町にきていた。
午前零時過ぎの区役所通りは、酔客で溢れ返っていた。
片桐は深夜なのにサングラスをかけ、キャップを目深に被っていた。
通い慣れた雑居ビルのエントランスに足を踏み入れ、階段を使い二階に上がった。
防犯カメラはあるがダミーなので、片桐は気にせずにシリンダーにキーを入れてドアを開けた。
片桐はまっすぐに店長室に向かい、ドアのカギを開けた。
店長室のカギは片桐しか持っておらず、社員は入ることができない。
片桐は電気をつけずにデスクチェアに座った。
早鐘を打つ心臓――片桐は眼を閉じた。
それしかないと、わかっていた。
わかっていたが、
この一歩を踏み出してしまえば、後戻りできなくなる。
比喩ではなく、地獄の扉を開いてしまう。
五分、十分……額に脂汗が浮いた。
喉が、からからに干上がった。
杏の心臓移植の手術代金がきっかけで決意したことではあったが、これまでにも考えないわけではなかった。
何度……いや、何十度も一線を越えてしまおうかと考えたことがあった。
厳しい切り取りに追い詰められ、自殺した者もいた。
借金返済のために、風俗に落ちた女は百人を超えていた。
年金を奪われ餓死した老人もいた。
三年間、数々の地獄を眼にしてきた。
好きでやったことではない。
やらなければ片桐が地獄を見るからだ。
水樹のため……杏のために心を鬼にして申し込み客を地獄の入り口に導き、不良債務者を奈落の底に叩き落とした。
片桐と同年代の友人で、月に百万円も稼いでいる者はいない。
ただし、みな、片桐のような闇の仕事ではなかった。
表の仕事で月に百万円も貰えるなら、もちろん文句は言わない。
片桐が店長になってから、「スマイルローン」の売り上げは三倍に伸びた。
元金回収率も、それまでの八十二パーセントから九十三パーセントへと上昇した。
片桐の貢献度から考えると、月に三百万円は貰ってもよかった。
そう、実績ぶんの対価を貰うだけの話……片桐は罪の意識を打ち消すように自らに言い聞かせて席を立つと金庫の前に屈んだ。
店長室に社員が入れないのは、融資用の金を保管しているからだ。
片桐は震える手で、ダイヤルを回した。
当然、ロックの解除番号を知っているのは片桐だけだ。
明日になり金庫が空になっていることに気づかれたら、真っ先に疑われるのは自分だ。
眼を閉じた。
荒くなる呼吸、跳ね上がる心拍……。
恐怖を打ち消し、片桐は眼を開けた。
杏の命を繋ぐためには、たとえその先が地獄であっても踏み出すしかない。
片桐は汗ばむ手でダイヤルを回し、ゆっくりとドアを開いた。
金庫の中――棚に載る融資用の二千万円ぶんの札束と、売り上げの千数百万円ぶんの札束が入っていた。
毎日、融資のたびに何度も無造作に札束を取り出していたが、いまは事情が違った。
片桐は深呼吸し、震える手で取り出した札束を用意してきたボストンバッグに次々と入れた。
二千万円あれば貯金と足して手術代には足りるが、なにがあるかわからないので金庫の中のすべての金を詰め込んだ。
二千万円だろうが三千万円だろうが、金庫の金が盗まれたことが判明したら、「スマイルローン」のケツ持ちである極政会に追われることに変わりはないのだ。
「働いたぶんの金を貰うだけだ……」
片桐は自らの行為を正当化するように呟き、金を詰め終わったボストンバッグを抱えて事務所を飛び出した。
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