横溝賞受賞作『虹を待つ彼女』で話題をさらった新鋭の最新作『少女は夜を綴らない』発売！

“殺人計画”でつながった少女と少年の、奇妙で切実な共犯関係の行方は――。横溝賞受賞作『虹を待つ彼女』で話題をさらった新鋭の最新作『少女は夜を綴らない』発売！

逸木裕：著『少女は夜を綴らない』カバーデザイン（イラスト：loundraw）

本作は、2016年に横溝正史ミステリ大賞を『虹を待つ彼女』で受賞してデビューした逸木氏の受賞第一作です。横溝賞選考委員の有栖川有栖さん、恩田陸さん、黒川博行さんの絶賛を受けた『虹を待つ彼女』は、ミステリ界期待の新鋭のデビュー作として、多くの読者からの好評を集めました。

本作『少女は夜を綴らない』は、幼い日のトラウマに苦しむ中学３年生の女の子を主人公とした、青春ミステリです。“身近な人間の殺害計画”を“夜の日記”と名付けたノートに綴ることでしか心を休められない彼女が、はじめてその秘密を共有できる少年と出会い、奇妙で切実な共犯関係が作られていきます。市内で発生する連続殺人事件、主人公が所属するボードゲーム研究会、そして“夜の日記”などの要素が収束していくラストシーンまで、一気読み必至のエンタテインメント作品となりました。カバーイラストは『虹を待つ彼女』に引き続き、人気イラストレーターのloundraw氏が担当しています。

本作の発売と合わせて、電子書籍では『虹を待つ彼女』と『少女は夜を綴らない』の「期間限定２作試し読み特別版」を無料配信します。まずは、２作合計で約150頁が無料で試し読みできる期間限定の電子書籍をダウンロードして、期待の新鋭の作品をお楽しみください。

君との時間だけが、私の居場所になっていた――。
“殺人計画”をノートに綴る少女と秘密を握る少年の、切実な共犯関係の行方は？

“人を傷つけてしまう”という強迫観念に囚われている、中学3年生の理子。“夜の日記”と名付けたノートに“殺人計画”を綴ることで心を落ち着け、どうにか学校生活を送っていた。しかし突然、理子の秘密を握る中学１年生・悠人が現れる。秘密を暴露すると脅され、やむを得ず悠人の父親を殺す計画を手伝うことになった理子は、誰にも言えなかった“夜の日記”を共有できる悠人に心惹かれていく。やがて準備は整い、ふたりは殺害計画を実行に移すが――。

【書誌情報】地域により発売日が前後する場合があります。電子書籍も同日発売！
作品名：『少女は夜を綴らない』
著：逸木裕
発売日：2017年７月21日
定価：本体1,400円＋税
体裁：四六判上製　頁予定数：328頁　装画：loundraw
発行：株式会社KADOKAWA
☆詳細：http://www.kadokawa.co.jp/product/321703000809/

1980年東京都生まれ。学習院大学法学部法学科卒。フリーランスのウェブエンジニア業の傍ら、小説を執筆。2016年、『虹を待つ彼女』で第36回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。
Twitterアカウント：@yu_itk

第36回横溝正史ミステリ大賞受賞作『虹を待つ彼女』で絶賛を浴びた新鋭・逸木裕。待望の第２作『少女は夜を綴らない』は、“殺人計画”をノートに綴る少女と秘密を握る少年を描く、先読み不可能な青春ミステリ。第２作の刊行を記念して、『虹を待つ彼女』と『少女は夜を綴らない』を試し読みできる特別版を期間限定で配信。
☆詳細：https://bookwalker.jp/dea7f2cd70-070d-45a3-8f3d-0b0c8221fb16/

デビュー作にして続々重版！作家や書評家から圧倒的評価を集めた、第36回横溝正史ミステリ大賞受賞作！

まるで着地点が予想できない。やがて思いがけない結末を迎えたところで、その新しさに感嘆した。
こんなミステリを、あなたのような方をお待ちしていました。
――有栖川有栖氏（作家）

いったいどうなるのだろうと一読者になりきり、期待しながら読み進めた。
――恩田陸氏（作家）

文章が平易で、会話も自然、語り口もやさしい。このひとはすぐにでも次作が書けるだろう。
――黒川博行氏（作家）

2020年、人工知能の研究者・工藤は、死者を人工知能化する計画に参加する。甦らせるモデルは、６年前にテロ事件を起こして死亡した美貌のゲームプログラマー。謎に包まれた彼女に惹かれていく工藤だったが――。