日テレ土曜ドラマ「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」の撮影現場を、原作者の知念実希人さんが陣中見舞いとして訪問しました。見学したのは、主人公・諏訪野を演じる玉森裕太さんをはじめ、池田エライザさん、矢本悠馬さん、濱津隆之さん、堀未央奈さん、YUさんの研修医チーム同期6人による研修医室でのシーン。研修医たちの息ぴったりのかけあいや、スタッフのチームワークが光る楽しい現場をご覧になった、知念さんのインタビューをお届けします。
知念実希人さんインタビュー
――主人公・諏訪野を演じる玉森さんと対面されていかがでしたか?
知念:やっとお会いできて嬉しかったです。素の玉森さんがかっこいいというのはもちろんですが、役に入ると「こういう研修医って本当にいるな」と思わせられました。真面目で、かつ仕事ができるタイプの研修医ですね。玉森さんは今32歳だと伺いましたが、役に入ると諏訪野の年齢までぐっと印象が若くなる。役者さんって凄いなと思いました。
――今回現場に入られたのは研修医室のシーンでした。
知念:研修医同士、同期の関係性がすごくリアルで、自分の研修医時代を思い出しました。実際の研修生活の中でも指導医の先生がすごく厳しかったり、ハードワークが続く科があったり、それぞれに大変な研修先もあるんですけど、そこを同期の絆でお互いを支え合ってやっていくんです。カメラが回っていないところでも、玉森さんはじめ研修医を演じられる役者のみなさんからそういう雰囲気がとても出ていて、すごく良かったです。
――ドラマのオンエアをご覧になっていて、知念先生の想いをお聞かせください。
知念:毎回指導医にゲストでいろんな方に出演いただいていますけれど、研修医との関係性がすごく良いですよね。単にそれぞれの科の仕事を一つ一つ教えるだけではなく、その上で自分自身のプロとしての姿もちゃんと見せていく。自分の姿を見せて、医者とはどういうものなのかというのを教えていくんですね。実際に自分のまわりにいた素敵な指導医の方々の顔を思い浮かべました。皆さんリアルに演じてくださっていて、すごく嬉しく思っています。
――原作者から見た後半戦の見どころについてお願いします。
知念:現実でも、本当に最初は何もできない、言ってしまえば「役立たず」の研修医たちが、2年の研修期間を終えるとしっかりとした戦力になるんです。2年間でいろいろな科を回って、いろんな人に出会って、いろいろな経験をして。その中にはもちろん辛い経験もいっぱいあると思うんです。そういう経験をしながら、プロとして一人一人がどんどん違う形で成長していって、「自分がどういう医者になるのか」というのを見つけていく。『祈りのカルテ』はそういう物語でもあります。第6話からは諏訪野たちの研修医生活も2年目に入ります。ミステリーとしての面白さと同時に、彼らの成長、人生の分かれ目にも注目していただければと思います。
ドラマ情報
「祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録」
主人公の研修医・諏訪野良太が毎話、異なった科を舞台に、そこで出会った患者の心に秘めた秘密と嘘を“カルテ”から見破る、ハートウォーミング・ミステリー!
放送枠:2022年10月期 土曜よる10時~
出演:玉森裕太、池田エライザ、矢本悠馬、濱津隆之、堀未央奈、YU、豊嶋花、原田泰造、松雪泰子、椎名桔平
原作:知念実希人「祈りのカルテ」シリーズ(角川文庫/KADOKAWA)
脚本:根本ノンジ
チーフプロデューサー:田中宏史
プロデューサー:藤森真実、戸倉亮爾(AX-ON)
主題歌:Kis-My-Ft2「想花」(MENT RECORDING)
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
番組公式HP:https://www.ntv.co.jp/inorinokarte/
原作情報
「祈りのカルテ」シリーズとは
純正会医科大学附属病院の研修医・諏訪野良太が、初期臨床研修で様々な科を回る中で、医療現場で起こる謎を解き明かす医療ミステリ。諏訪野は患者たちの心の声に真摯に耳を傾け、彼らの秘めた思いに迫っていく。シリーズ累計22万部突破の感動作!
『祈りのカルテ』 知念実希人(角川文庫)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322009000322/
『祈りのカルテ 再会のセラピー』 知念実希人(KADOKAWA単行本)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322201000352/
▼『祈りのカルテ』シリーズ特設サイトはこちら
https://kadobun.jp/special/chinen-mikito/inori/
著者プロフィール
1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。内科医。2004年から医師として勤務。11年、第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞し、12年、『誰がための刃 レゾンデートル』(のちに『レゾンデートル』と改題し文庫化)で作家デビュー。15年、『仮面病棟』が啓文堂書店文庫大賞を受賞。18年より『崩れる脳を抱きしめて』『ひとつむぎの手』『ムゲンのi』『硝子の塔の殺人』で本屋大賞にノミネート。他の主なシリーズ・作品に「天久鷹央」シリーズ、「神酒クリニック」シリーズ、『傷痕のメッセージ』『真夜中のマリオネット』など。