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『肉弾』著:河﨑秋子、第21回大藪春彦賞受賞!

作家・大藪春彦氏の業績を記念し、その物語世界を引き継ぐ新進気鋭の作家および作品に贈られる、「大藪春彦賞」(主催:大藪春彦賞選考委員会/後援:株式会社徳間書店)。1
月23日(水)午後5時より東京・新橋の第一ホテルアネックスで第21回大藪春彦賞の選考会が開かれ、株式会社KADOKAWAより2017年10月に発売しました、河﨑秋子著『肉弾』が受賞しました。

選考委員は、大沢在昌、黒川博行、藤田宜永の三氏。
贈賞式は3月1日(金)午後6時より第一ホテル東京にて開かれ、大藪春彦賞選考委員会と後援の徳間書店から正賞として顕彰牌・賞状と、副賞300万円(同時受賞につき各150万円)が贈られます。
今回は2作品の受賞となりました。

受 賞 者  河﨑秋子 氏
受賞作品 肉弾(KADOKAWA・2017年10月刊)

受 賞 者  葉真中顕 氏
受賞作品 凍てつく太陽(幻冬舎・2018年8月刊)

河﨑氏より受賞のコメントが届きました。

公式サイト https://www.tokuma.jp/bungeishou/
選考結果のニュースはこちらです。 http://www.tokuma.jp/topicsinfo?tid=22478

誰に望まれなくとも お前は生きる。

北海道の特殊なカルデラ地で孤立した青年が熊や野犬と戦い、
人間の生きる本能を覚醒させてゆく――。
圧倒的なスケールで描く肉体と魂の成長物語。

豪放でワンマンな父親のもとで育った貴美也は大学を休学中のニート。親に反発しながらも庇護下から抜け出せずにいる。そんな彼を父親は、北海道での狩猟に連れ出した。地元ガイドの話を無視し、大物の雄鹿を仕留めるために、父子はカルデラ地帯の奥深く分け入っていく。そこに突然熊が襲ってきた。なすすべなく腹を裂かれて死ぬ父親。ひとり取り残された貴美也。後ろから気持ちの悪い唸り声が追ってきた。情けなく涙と涎を垂らし、悪態をつきながら、貴美也は逃げる。ただ、死なないために。
自分の傲岸なまでに強靭なエゴに支配される人間。人間に従属する歴史を繰り返した犬。人間の営みにより生活をおびやかされた熊。残酷だが美しい、それぞれの生――そして青年は覚醒する。

命の根源に迫る大きなテーマに挑みかかる「肉弾」の勢いから、
著者の武者震いが伝わってくる。
咀嚼を迫る一語一文にがつがつと食らいつきたい。
――平松洋子

【発売】2017年10月6日
※電子書籍も配信中
【価格】本体1600円+税
【頁数】256頁
【体裁】四六判並製
【発行】株式会社KADOKAWA
★本書は書き下ろしです。

https://www.kadokawa.co.jp/product/321611000203/

河﨑秋子(かわさき・あきこ)

羊飼い。1979年北海道別海町生まれ。北海学園大学経済学部卒。大学卒業後、ニュージーランドにて緬羊飼育技術を1年間学んだ後、自宅で酪農従業員をしつつ緬羊を飼育・出荷。2012年『北夷風人』北海道新聞文学賞(創作・評論部門)受賞。2014年『颶風の王』三浦綾子文学賞受賞。翌年7月『颶風の王』株式会社KADOKAWAより単行本刊行(2015年度JRA賞馬事文化賞受賞)。

<既刊『颶風の王』角川文庫>

2014年処女作『颶風の王』三浦綾子賞に選ばれ、2015年デビュー。本著は、2015年JRA賞馬事文化賞も受賞。更に「ダ・ヴィンチ」の〈今月の絶対はずさない!プラチナ本〉にも選ばれる等、いきなり3冠を達成し、文壇に「颶風」を巻き起こした。

生命は結ばれ、つながってゆく――人と馬、6世代にわたる交感の物語。

明治の世。捨造は東北から新天地・北海道へ向かっていた。道中、捨造は童女のように生きる母からもらった紙切れを開く。それはいつもの、幼子が書いたようなものではなかった。雪崩で馬と遭難しながらも、その馬を食べて生き延び、腹の中の捨造の命を守りきった、母の壮絶な人生の記録だった。
東北・北海道を舞台に、馬とかかわる数奇な運命を持つ家族の、明治から平成まで6世代の歩みを圧倒的スケールで描いた感動の大河物語。

【発売】2018年8月24日
【価格】本体560円+税
【頁数】256頁
【体裁】文庫判
【発行】株式会社KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/321804000168/


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