『福音列車』より「ゴスペル・トレイン」

THE GOSPEL TRAIN IS COMING――「ゴスペル・トレイン」試し読み【4/4】
『熱源』で直木賞を、『パシヨン』で中央公論文芸賞を、
それぞれ受賞した川越宗一、初の短編集単行本となる『福音列車』。
同作の中で、最も編集部内で人気の高い「ゴスペル・トレイン」を、
カドブンで全文公開いたします。
川越宗一『福音列車』より「ゴスペル・トレイン」試し読み【4/4】
八
教会が掘っ建て小屋のような作りで再建されたのは、海軍兵学校の新年度が始まって一か月ほど経ったころだった。
啓次郎は素直に学校へ戻った。日曜のたびに再建の工事を手伝い、完成すると牧師にいくばくかの寄付をし、それきり教会へは行かなくなった。
その時、すでにニューマン夫妻はいなかった。
夫のウィリアムは火傷こそ治ったが酷い
「初舞台が流れて、すまなかったな。ケイ」
見送りの日、荷馬車の上でウィリアムは体を起こした。その背は傍らの妻が支えていた。神さまは何を
「お前が来てくれなければ、俺もネッティも殺されていた。本当に感謝している」
啓次郎は首を振った。助けることができたのは、たまたまあの緋色の集団が間抜けだったからだし、会堂は燃え
「これから、二人はどうするの」
こんな理不尽な世で、この夫妻はどうやって生きるよすがを見つけるのだろう。
「まず、俺は体を治す」
ウィリアムの声は決然としていた。
「治ったら、また働く。夫婦で教会へ戻って、学校をやり、うたう」
「また、誰かに襲われるかもしれない」
「次は自分で何とかするさ。主がおられ、愛する妻がいて、ソウルがある。あとは俺のガッツだけだ」
チタリングスの材料を数え上げるようにウィリアムは言った。
「お前はどうするんだ、ケイ。真面目に学校へ行って、軍人になるのか」
「決めていない」
答えてから、寂しさを感じた。歌の師とうたう場を啓次郎は失った。あらかじめ用意された世界でただ漂うだけの時間が、再び始まろうとしている。
「ケイ」
ウィリアムは啓次郎の顔を
「お前にはガッツがある。あとは、ソウルだ。ケイ自身の」
「ぼくの、ソウル」
ウィリアムは頷く。かつて聖書を読んで泣いた男が御者台に座っていて、「いい日和だ」と陽気に言って手綱をしならせた。ごとごとと荷馬車は進みはじめた。
「元気でね、
ネッティの声が聞こえた。月並みな言葉と不思議な綽名の組み合わせが
ガッツ。ソウル。小さくなっていく馬車を見つめながら、啓次郎はもらった言葉を
それから三か月だけ、啓次郎は学業に没頭した。だいたいの科目で十番以内の成績となるくらいの学力と、軍人の道には魅力を感じないという確信を得た後、
翌年の大統領選挙に向けた熱狂が始まっていて、参政権を求める女性たちの運動があった。何かの投票の帰りに襲われる黒人がいて、土地や命を奪われる先住民がいた。増える中国からの移民はストライキ破りに
何かを知ったすぐ後に正反対の光景を見る。頭が割れそうな日々の中で、啓次郎は道を定めた。西海岸から船に乗り、
「佐土原で、学校をやります」
東京の旧佐土原藩邸、古色
「どうしてか」
紋服姿の父は重々しい声で問うた。自分には一生持ちえない重みだと啓次郎には思えた。父は日本に三百人足らずしかいない大名だった。それに比べれば軽薄な若者に過ぎない啓次郎だが、ものを思ったり何かを欲したりはできる。
「ぼく、いや私のソウルとガッツゆえです」
さすがに父は首をかしげた。啓次郎は言い直した。
「御一新はとどのつまり、将軍の専制を廃して議会政治を導入するもの。さよう心得ております」
であるなら。啓次郎は
「教育の普及こそ肝要。国政を議するにふさわしい人を選ぶ。そのための知識を郷里にも
英語学校、兵学校の教授たちはみな人品も知識も非の打ちどころがなかった。だが彼らより啓次郎の心を動かしたのは、アナポリス郊外の教会で小さな学校を支える、歌の教師たちだった。
父は沈思してから、手にしていた扇子をぱちりと鳴らした。
「おぬしを町田から島津の家に戻すことにした。勝手に退学するようなぼんくらを、いつまでも預けておくわけにはいかんからな。さて、町田改め島津啓次郎よ」
父の声に、啓次郎の背が自然と伸びた。
「ぼんくら息子なりに、お国の役に立て」
妙な表現だったが、願いは許されたらしかった。
啓次郎はまず東北へ往き、戊辰の戦さに
憲法と議会を求める民権運動が盛り上がり、朝野では活発な政論が交わされていた。いっぽう、かつての身分や収入を奪われた士族たちは困窮し、
民権運動を率いる板垣退助。薩摩で実質的な私兵を養う西郷隆盛。政府と
そんな中、啓次郎はやっと佐土原に帰った。
それから、
「自立の精神を保ち固有の権利を全うせざるべからず」
などという趣意書を書き上げ、「
啓次郎は日が昇ると用地の選定や教員の確保に走り回り、日が暮れると米国で得た肌感覚を交えて社員たちに民権論を説いた。「さま」と旧身分らしい敬称で呼ばれるたび、「さん」と言い直させた。四民平等の世なのだから、とも必ず添えた。
自立社を設立したころ、熊本と福岡、山口で士族の反乱が相次いだ。すぐに鎮圧されたが、政府に不満を持つ者たちの鬱屈はますます高まった。自立社にも政府に批判的なものが多く、学問や民権の議論がいつの間にか、悲憤
「西郷はどうするか」
旧藩時代は薩摩島津家の分家であり、いまは鹿児島県庁が所轄する佐土原ゆえ、鹿児島の情勢を話に上げる者も少なくない。たいていは言葉の裏に、西郷の武名で世を変えてほしいという期待が見え隠れしていた。
「戦さによらず言論で事を決するのが議会政治だよ」
啓次郎は何度も
明治十年の二月五日、自立社は学校を設立した。啓次郎は同志たちと
――西郷先生、
ザンギリ頭に洋装をした役人の声が、啓次郎の耳を打った。
九
「起つべし、今こそ起つべし」
「政府の暴虐、正すべし」
「正義は大西郷にあり。かの軍に参ずるべし」
廃寺の堂に集まった自立社の社員たちは口々に叫んだ。県庁の役人が言うには、
「勇に
啓次郎は必死に止めた。
「政府は立憲政体の実現を約束している。それまでに必要な知識を蓄え、弘めるのが我らの仕事だ。政府の非は道理で、議会で問うべきなんだ」
アナポリスの黒人たちは学んでいた。反乱の
「起たずともよし」
決起を
「佐土原などしょせん、島津分家の小藩。役立たずが数名加わったとて我らの足手まとい」
あからさまな焚き付けに場が収まらなくなった。啓次郎の制止もむなしく、同志で隊を結成して西郷軍に加わると衆議は決した。
「ならば、ぼくが隊を率いよう」
なるべく死人を出さずに佐土原へ帰ってくるつもりで、啓次郎は宣言した。社員たちに比べて冷静な自分が指揮官であれば無謀を止めることもできるし、いざとなれば「逃げろ」と命じればいい。
かくて、島津啓次郎率いる四百余名の佐土原隊は郷土を発つ。数日を経て到着した鹿児島の城下は、出陣を控えた士気
啓次郎は
伸びてきた癖のある長髪、フロックコートに首のネッキタイ。見せつけるような洋装は啓次郎の意地だった。和装に古臭さを感じているわけではないが、時代が変わったと言いたかった。ただし、無理やり巻きつけた兵児帯には二刀を突っ込んでいる。戦いに行くのだから仕方ないとあきらめてはいるが、とにかく重くて仕方がない。
市街を見下ろす丘陵、城山の
旧時代の屋敷そのままの広い板間に、洋装や
「島津啓次郎です。日向佐土原より参陣いたしました」
立ったまま声を張る。ご苦労でござった、と幹部の一人が首だけ動かして応じた。挨拶以下の礼儀しか払わない態度はいかにも高慢だった。
奥には、
紺地の上等な衣服の胸に二列の金ボタンを並べ、詰襟と両袖に金糸の
西郷隆盛。顔は見えずとも星の数で分かる。御一新を成した英雄であり、官を辞した今なお、日本でただひとりの陸軍大将の地位にある。
啓次郎は息を吸い、立つ足に力をこめた。蛮勇とも無謀とも思えたが、言わねばならぬことがある。
「貴軍に加わるにあたり、一つ問いたい。よろしいか」
あえて「貴軍」と隔意ある表現をしたのは、鹿児島の側に佐土原を従属的に扱う素振りが見え隠れしていたからだ。
「軍議の最中である。手短に願いたい」
さっきの幹部が面倒くさげに告げた。腕っぷしが強かったら殴ってやるのだがな、と啓次郎は思ったが、殴って勝てるかは分からない。薩軍幹部はみな、御一新の前から血しぶきや硝煙をくぐってきた猛者ばかりだ。
「
「さよう。非道極まる。捨て置けぬ」
幹部の返事は無視して、啓次郎は広間の一点をにらみ続ける。その先で、六つの五芒星を
「西郷どのにお尋ねしたい」
啓次郎は声を張った。幹部連はざわめき、彼らの偶像へ目を遣り、続いて非難するように啓次郎をにらんだ。
「兵権は独り、国家にあり。陸軍大将であっても私に兵を動かす権能はあらじ。西郷どのはいかなる理によって兵を挙げられるか」
斬り付けてくるような敵意を幹部たちから感じたが、啓次郎はひるまなかった。
西郷が挙兵を思い
「非は政府にあり」
さっきの幹部が立ち上がった。
「現今の政府は上に皇威を侵し奉り、下に人民を虐げて
抵抗権、革命権というやつだ。この幹部なりに学んでいるのだろう。
「ならば今の政府を廃したのち、いかなる国家を建てるお考えか伺いたい。いつ議会を開く。いかなる憲法を作る。陸海どちらの軍備を優先なされる。西洋諸国との不平等条約はどうなされる。朝鮮、
「それは」
「ご思案なければ別の問いに移ろう。ワシントンは大陸市民の代表会議から全軍の司令官に任じられた。西郷先生はいつ、誰に、どのような手続きで兵権を授かったのだ。政府の非に、西郷先生も非を
「
「あなたは黙っていろ!」
啓次郎は怒鳴った。
「いかがか、西郷どの。我ら佐土原の衆、義のため命は惜しからず。しかれども義のなき戦さ、理のなき暴挙は国家人民のためならず。お答えあれ」
はち切れそうな不穏な静寂があった。それから、きらびやかな人影がゆらりと立ち上がった。
「皆、座を外せ」
声、というより
西郷は
「西郷隆盛でございます。先ほどの者らのご無礼、どうかお許しくだされ」
「ちょっと」
大名の子らしい尊大さを覚える前に米国へ渡った啓次郎は、あわてて片膝を突いた。
「ちょっと待って下さい、西郷どの。顔を上げて下さい」
「では、お許しを賜りましたゆえ、憚りながら」
上がった西郷の顔を、啓次郎はつい、しげしげと覗き込んだ。太い
「お尋ねのこと」
西郷の顔は穏やかで、微笑んでいるようにも見えた。
「仰せの通り。この挙兵は私戦にて、義も理もなし。政府軍の討伐を受けるは必定、となれば敗けもまた必定」
「分かっていて、なぜ起たれるのです」
「明治の世を呼ぶため。それにはまだ人死にが足りませぬ」
啓次郎は自分の目と耳を疑った。微笑みを
「手前は御一新の折、三百諸侯の封土に分かれた日本を一つにせんとし、
西郷は、握り飯でもつまむような手つきで右手を上げ、次に左手を上げた。
「報われざる者。今度はこれを」
上げられた両手が、ぽんと音を立てて合わせられた。
「一つにせねばなりませぬ」
「そのための挙兵と」
「さよう」
握り飯をもうひとつ、とでもいうような軽さで、西郷は頷いた。
「手前は、報われぬ者どもの恨みとともに死ぬ。そうして初めて日本は一つになり、明治の世が訪れ申す」
「死なれるのですか、西郷どのは」
「それが手前の天命でござれば」
自分の死を、大きな握り飯を食べ終えたような満足げな顔で西郷は言う。
「ただ、まこと残念なことに」
西郷は悲しげに首を振った。
「啓次郎さま、あなたも同じ。佐土原の報われざる者どもを率いて国家に
「死ぬ」急に背筋が寒くなった。「ぼくが」
「さよう」
西郷は重々しく答える。
「来るべき明治の世のために。それが、あなたの天命」
啓次郎は言葉が出なかった。死は人並みに怖いが、それ以上に
その時、体が揺れた。太陽に灼かれた土埃と汗の臭いが鼻の奥に差し、律動する心臓が肉体を内から
「ぼくはもう、あなたが起こす戦さから逃れられない。それには同意します」
目の前にあった造作の大きな顔が、包むように啓次郎を見つめる。
「ですが、ぼくは死なない。生きて、ほんとうの明治の世を迎えます」
啓次郎が米国で会った黒人たちは、救いに向かって自ら進もうとしていた。ソウルを抱き、ガッツを
いま、ぼくはソウルを得た。啓次郎はそう思った。
「善きお覚悟」
西郷は微笑むと、制帽をつまみ、
「佐土原の衆の部署は、追って本営より達せられましょう」
啓次郎は見上げ、息を呑んだ。
「戦さでござる。奮われよ」
血と硝煙で維新を成した勲功並びなき陸軍大将、南国一万数千の精兵を率いて国家に叛せんとする男は、啓次郎を押し
十
明治十年九月二十四日、午前三時五十五分。
城山を包んでいた夜明け前の静寂を、三発の砲声が殷々と抜けていった。
それを合図に城山の各所にあった西郷軍の
西の空に残る満月が
啓次郎は数名の薩兵と共に城山の中腹に築かれた堡塁の守備を任されていた。背後には西郷隆盛はじめ軍の最高幹部たちが本営を構えている。
「助太刀に――」
戦さの喧騒に煽られたらしい兵士が、土を詰めた俵を積んだ胸壁をよじ登る。啓次郎はその後ろ襟を掴んで引き倒した。
「ここを抜かれたら、西郷どのがいる本営まで敵を遮るものがない。動くな」
言ってはみたものの、威圧するような物言いはどうも慣れない。
「どうせ、皆死ぬ」
兵は吐き捨てながら起き上がり、再び胸壁に手を掛けた。もう啓次郎は止めなかった。釣られるように、薩人の全員がいなくなってしまった。
「しょうがないな」
啓次郎も胸壁をよじ登り、上に腰を掛けた。
薩軍は精強だった。ただ、それ以上に
佐土原隊は開戦からしばらく後方に置かれていたが、無謀な作戦に投入されて戦死者を出した。啓次郎はそれを理由として郷里へ帰って隊を解散させたが、追いかけてきた薩軍の使者が「裏切り」などと口汚くののしり、戻らねば佐土原を攻めるなどと脅した。
仕方なく啓次郎は佐土原隊を再結成した。隊そのものは信頼できる側近に任せ、自身はひとり薩軍本営付きを志願した。裏切りを疑われた佐土原から出す人質には自分こそ恰好であろうと思ったからだ。佐土原隊はいくつかの戦闘に参加した後に再び解散し、啓次郎はいつのまにか城山にいる。
「死ぬ気なんてさらさらなかったのにな」
まるで
今日で、日本の内戦は絶える。刻々明るくなる空をあおぎ、啓次郎は確信を新たにした。
西郷が起こした戦争は、これまで起こった士族の反乱のうち最大だったが、呼応する反乱は一つも起きなかった。城山の四百人を最後にして、武力で政府に
真の明治の世、福音の列車が、やっと日本にも来る。憲法を構え、議会を擁し、平等な市民が万機を言論で決する世が。このやかましく、血なまぐさい戦闘の騒音とともに。
感慨を、次に飽きを感じた啓次郎は胸壁から飛び降りた。沈む月と昇る日が混然となった光を頼りに、緩い坂道を下る。
十間(約二十メートル)ほど先の茂みから、政府軍の一隊が躍り出た。いいところに来た、と思いながら、啓次郎は刀を抜く。
兵士たちは啓次郎を認め、広がり、着剣した銃を構える。啓次郎は大きく息を吸った。駆け出しながら、叫ぶようにうたう。
福音の列車が来る
その音がすぐそばで聞こえる
車輪の
大地が鳴り響く
さあ乗り込もう、子供たちよ!
さあ乗り込もう、子供たちよ!
さあ乗り込もう、子供たちよ!
客室はまだまだ余裕があるさ
山の端に日が
作品紹介
福音列車
著 川越 宗一
発売日:2023年11月02日
日本史が世界史と激突する瞬間のきらめく5つの福音を、直木賞作家が描く!
「福音の列車が、やっと日本にも来る。このやかましく、血なまぐさい戦闘の騒音とともに」
国と国の歴史が激突するその瞬間、その時代を活写した5つの物語。
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