安部若菜 小説家への道 #8「歌詞ってすごい」
安部若菜 小説家への道
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アイドルグループNMB48の安部若菜さんによる初小説『アイドル失格』の出版が決定!
発売に向けて、日々奮闘する様子をお届けします。
『アイドル失格』特設サイト
https://kadobun.jp/special/abe-wakana/
#8「歌詞ってすごい」
『アイドル失格』発売まであと2ヶ月を切りました!
今は、最後の作業「再校」をしているところなのですが、小説を書き始めてから1つ気づいたことがあります。
それは「歌詞」ってすごい!ということ。
歌詞も、曲中で物語を描いているものが多く、小説に近しい部分もあると思うのですが、歌詞の場合は、造語や、比喩表現での個性が重要になってくると思うのです。
執筆上で私が悩んだことの一つが、ありきたりな表現になってしまう、ということでした。
わざわざ複雑な表現にする必要もなく、伝わればいいとは思うのですが、シンプルすぎても面白みがない。
そんな時、歌詞の凄さに気がつきました。
例えば、NMB48の新曲が先週発売されたのですが、そのタイトルは『好きだ虫』
なぜ虫を使って「好き」を表現しようと思ったのか?どこからその言葉が出たのか?
秋元康さんの発想力には、思わずため息が出そうになります。
他にも、NMB48の『冬将軍のリグレット』という曲に
『窓の外は季節のちぎり絵 紙吹雪みたいな舞い散る雪』
というフレーズがあります。
今までは何気なく歌っていたけど、小説を書き始めてからは、綺麗な表現だな…と改めて気付かされ、歌詞を今までと違う目線で読むようになりました。
『星空のキャラバン』という曲も、素敵な表現が詰まっていて、大好きな曲の一つになりました。
個人的に、冬の曲には綺麗な表現が多い気がしていて、今年の冬はそういった部分にも注目して聴きたいと思います。
NMB48の曲は200曲以上あるのですが、どれも個性があり、最近は歌詞を読むのが楽しくなりました!
いつか、カップリング曲でいいから、私もNMB48の歌詞を書かせてもらえないかな……と密かに思ったりもしています。
ですが、まずは小説にしっかり向き合うことが大切だと思うので、最後の最後まで気を抜かず、出せる力を全てぶつけようと思います!
表紙なども近々公開致しますので、ぜひ楽しみにしていてください!
『アイドル失格』予約受付中!
特典情報もありますので、詳しくは特設サイトをご覧ください。
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