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【角川文庫2025年7月の新刊紹介】背筋『文庫版 近畿地方のある場所について』、松岡圭祐『八月十五日に吹く風 改訂完全版』など注目作が盛りだくさん!

2025年7月25日に発売予定の角川文庫(日本文学・時代小説)、角川ホラー文庫の新刊ラインナップをご紹介します(※地域により発売日が前後する場合があります。ご了承ください)。

角川文庫(日本文学)2025年7月の新刊紹介

相沢沙呼、青柳碧人、秋木 真、似鳥 鶏『ブラックボックス、誰が解く? 君に綴る4つの謎』



ミステリの楽しみ方、教えます。はじめての文庫本におすすめ!

児童書を卒業したら、読むべき本がわからない!
そんな中高生のために、角川文庫がぜったいにまちがいないアンソロジー小説を作りました。本作のテーマは「ミステリ」。「フーダニット」「ハウダニット」「ホワイダニット」「叙述トリック」とそれぞれのお題で人気作家4名に書き下ろしていただいた極上の短編に、どう読んだら楽しめるか?のヒントを添えてお届けします。
アンソロジーだから短い時間で読める、満足度100%の謎解き小説。はじめてのミステリ小説は、ここからはじめよう!

〈収録作品〉
青柳碧人「ヤンキー、ミステリと出会う ~俺とあいつと、さしすせそ」
秋木 真「将棋部、無実を証明せよ」
相沢沙呼「屋上の雪融け」
似鳥 鶏「学生時代の母の原稿」

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322502000845/

澤村伊智、内藤 了、梨、伴名 練、藤 ダリオ『学校の怪談じゃ、ものたりない? 君に綴る5つの恐怖』



怖くて、恐くて、おもしろい! 豪華作家陣が、君に綴るアンソロジー。

ホラー小説界の最前線で活躍する作家陣が集結!
物語の主人公は、全員高校生。
お化け、恐怖物件、青春、デスゲーム、モキュメンタリー……
たくさんの「こわい」が凝縮された、恐怖小説アンソロジー。

〈収録作品〉
梨「イオ」
内藤了「CHURCH ――恐界――」
藤ダリオ「サイコロあそび」
伴名練「押し入れの宇宙飛行士」
澤村伊智「しゃぐらどりの娘」

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322502000847/

市川憂人、伊与原 新、新川帆立、辻堂ゆめ、結城真一郎、浅野皓生『東大に名探偵はいない』



その肩書は栄光か、謎を生み出す呪縛か――。極上のミステリアンソロジー。

憧憬、嫉妬、期待、失望……あらゆる感情が渦巻く「東大」と いう場所。
憧れの従姉の痕跡を追う新入生。地震研に突然届いた、地震の発生を的中させる予知はがき。
五月祭の準備中にクラスメートの熱烈な初恋を一瞬で冷めさせた「片面」という言葉の意味。
完璧な妻が新居選びで「東大が見えるところ」を条件にした理由。
大学内で起きた奇妙な盗難事件から、法律で裁けない罪まで。
東大出身の6人の推理作家たちがそれぞれの視点で謎を紡ぐ、濃厚で多彩なのミステリアンソロジー。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322504000585/

河合莞爾『共謀捜査I 桜は闇に咲く ~警視庁生活安全部・真白春花~』



真白春花が、新宿二丁目の陰謀に挑む!!

警視庁生活安全部に所属する真白春花。
新宿二丁目に店を構えるカンナから相談があったつきまとい被害の調査後、
店で襲撃を受けたことをきっかけに、反社会組織の元構成員である黒主泰斗と顔見知りになる。
警察官である自分は関わってはいけない人物……
そんな中、カンナの知り合いの転落死を皮切りに、
カンナにも魔の手が伸びてきて――
春花は真相を突き止めるべく黒主と手を組み、
新宿二丁目に隠された利権争いの陰謀に挑む!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322411000546/

背筋『文庫版 近畿地方のある場所について』



"新しい"情報をお持ちの方はご連絡ください。

私、小澤雄也は本書の編集を手掛けた人間だ。
収録されているテキストは、様々な媒体から抜粋したものであり、
その全てが「近畿地方のある場所」に関連している。
なぜこのようなものを発表するに至ったのか。
その背景には、私の極私的な事情が絡んでいる。
それをどうかあなたに語らせてほしい。
私はある人物を探している。
その人物についての情報をお持ちの方はご連絡をいただけないだろうか。

※単行本とは内容が異なります。ご了承ください。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322502000209/

鳴神響一『脳科学捜査官 真田夏希 ギルティ・インディゴ』



超現代的犯罪、驚愕の結末! 人気警察小説シリーズ、書き下ろし

神奈川県警に同じ脅迫メッセージが5回続けて届いた。犯人からの脅迫文には、「財務省で中心的に政策を担っている官僚を殺害する」と書かれていた。県警の心理職特別捜査官の真田夏希は、犯人との対話を開始するが、彼は自らの主張を改めるどころか、計画を実行に移すというのだ。そして翌日、最悪の事態が発生してしまう――。犯人に翻弄される夏希たちは、事件の真相に辿り着くことができるのか?
人気シリーズ、長篇書き下ろし。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322504000593/

日向理恵子『ネバーブルーの伝説 アスタリット星国記1』



「火狩りの王」シリーズの著者が綴る、ペンとインクの冒険ファンタジー!

アスタリット星国の国立図書館で写本士見習いとして働く15歳のコボル。写本士たちは、自然災害である〈塵禍〉や戦争で滅びた他国から本を救出し正確に書き写すことで、文化を後世につなぐ役割を担っていた。声を出すことができないコボルは人一倍文字を書き、ひたむきに写本に尽くす日々を送っていたが、ある日、先輩写本士たちとともに〈塵禍〉に見舞われた隣国・メイトロン龍国の書物を救出するため、初めて他国に赴くことになる。しかし任務中に再び街は〈塵禍〉に襲われる。一瞬で人の命を奪い、一つの都市を壊滅させるほどの威力をもつ災害〈塵禍〉だが、なぜかコボルたちは無事だった。混乱しながらも龍の伝説が残るメイトロン龍国を調査するうち、彼らは祖国が隠していたある重大な真実を知り――。『火狩りの王』著者が描く、ペンとインクの新たな冒険ファンタジー!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322503000686/

松岡圭祐『水鏡推理IV アノマリー 改訂完全版』



抜群のひらめきと推理力が霞が関を震撼させる、下剋上エンタテインメント!

気象庁と民間気象会社の予報の食い違いから、少女集団遭難という前代未聞の悲劇が発生する。天候が急変した山中に少女と共に失踪した官僚は、同僚の水鏡瑞樹に謎の書類を預けていた。新進の民間気象会社の驚異的な予報的中率のからくりとは? 人命さえ軽んじる霞が関の巨悪に、文科省ヒラ職員が立ち向かう!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322501000728/

松岡圭祐『八月十五日に吹く風 改訂完全版』



1943年、北の最果て・キスカ島―忘れられた救出劇。

多忙の外務省担当官に上司から渡された太平洋戦争時のアメリカの公文書。そこには、命を軽視し玉砕に向かうという野蛮な日本人観を変え、戦後の占領政策を変える鍵となった報告の存在が示されていた。1943年、北の最果て・キスカ島に残された軍人五千人の救出劇を知力・軍力を結集して決行した日本軍将兵と、日本人の英知を身で知った米軍諜報員。不可能と思われた大規模撤退作戦を圧倒的筆致で描く。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322504000603/

角川文庫(時代小説)2025年7月の新刊紹介

稲葉 稔『武士はつらいよ 辰巳芸者の粋』



笑いあり、人情ありの時代シリーズ第4弾

「妹のように可愛がっていたお駒がいなくなっちまったんです」参勤交代で江戸にやって来た夏目要之助は、深川で一目惚れした辰巳芸者の松吉ことお松から人探しを頼まれた。「深川小町」と評判のお駒が行方不明となったが、町方や岡っ引きもあてにならないという。神隠しか? 江戸で暇を持て余していた要之助は、お松のために下目付の清兵衛と捜索に乗り出すが……。笑いと人情に溢れた時代シリーズ第4弾!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322501000737/

藤井邦夫『妖怪 名無しの権兵衛悪党狩』



痛快!時代シリーズ第3弾!

「伊勢屋清助を無罪として放免いたせ」深川の岡場所松葉楼で遣手が階段から突き落とされ命を落とした。南町奉行所吟味方与力の秋山久蔵が犯人である仏具屋の若旦那・清助を罪に問おうとしたところ、御奉行から待ったがかかった。どうやら伊勢屋から老中に金が渡ったらしい。久蔵から密命を受けた名無しの権兵衛は、岡っ引きの長次と共に探索を開始した。だが、悪党たちの裏に「妖怪」と呼ばれる巨悪の存在が浮かび上がる……。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322504000586/

角川ホラー文庫2025年7月の新刊紹介

岩井志麻子『べっぴんぢごく』



終わることなき、怨恨と惨劇。岩井志麻子の描く、『百年の孤独』!

時は明治、岡山の北の果て。
乞食行脚の果てに、七歳の少女シヲは、
村一番の分限者である竹井家に流れ着く。
養女となり過去を捨て、絶世の美女へと育ったシヲは、
自らの子孫の凄絶な人生を見守り続けることになるが――。

美女と醜女が交互に生まれる、呪われた家系に生きる七代の女たち。
明治から令和まで連綿と受け継がれる因果は、
彼女たちを地獄の運命へと絡めとっていく。
憑きまとう死霊の影、貧困と美醜、愛欲と怨念。
時代は巡れど、この因果からは逃れられない――
『ぼっけえ、きょうてえ』の著者が圧倒的筆致で描き上げる、暗黒無惨年代記。

【角川ホラー文庫版刊行記念】
限定書き下ろし
「第十三章 シヲ百三十六歳」収録
世は令和。因果は、終わらない。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322503000698/

楳図かずお『ゾク こわい本3 恐怖1』



楳図かずおの恐怖と妄想の世界へようこそ。

みやこ高校2年生のエミ子は学校新聞部の記者。好奇心旺盛で、いつも奇妙な事件に巻き込まれる――。降霊術をきっかけに女性の執念が甦る「800年のミイラ」。神社に奉納された鬼の面が悲劇を起こす「吸血面」。少女に移植された天才ピアニストの腕が暴走する「白い右手」など。少年の無垢な祈りが奇跡を起こす、楳図マンガの代表作「ねがい」も収録。日常に潜む歪んだ思いが引き起こす、鮮烈でグロテスクな恐怖のかたちに戦慄する。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322502000832/

楳図かずお『ゾク こわい本4 恐怖2』



楳図かずおの愛と哀しみと恐怖の世界へようこそ。

みやこ高校新聞部のエミ子が怪異を追う高校生記者シリーズの中から、映像化された「うばわれた心臓」ほか、「われたつり鐘」「サンタクロースがやって来る」「雪山のまねき」など、少女たちの恐怖を描くオムニバス形式の短編に加え、「4年めがこわい」「灰色の待合室」を加えた全12作を収録。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322502000840/

嗣人『夜行堂奇譚 上』



夜行堂、そこは人とモノの縁をつなぐ場所。ただしいわくつきのモノ専門の。

帰省する途中でバイク事故に遭い、右腕を失った大学生の桜千早。それは不慮な事故ではなく、事件だったーー。入院中、失った筈の右手に縋りつく女性の手の感触……。「みつけて」と結露した窓に描かれたメッセージ。千早は自分が事故に遭った日に殺されたという女性のことを思い出す。一方、県庁に勤める堅物でまじめな大野木は、急遽、特別対策室の室長を任命される。そこは行方不明者や怪異現象などの曰く付きの案件を専門とする部署で、組織でも秘密裡の部門だった。特別な対策を必要とする案件を解決するべく、大野木は紹介された霊能者、桜千早と出逢う。オカルトホラーバディここに開幕。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322502000837/

嗣人『夜行堂奇譚 下』



県庁生活安全課「特別対策室」は、怪異を扱う訳アリ専門部署だったーー。

弟子入り先を破門されてしまった桜千早は夜行堂へと導かれ、成り行きで使い走りとして仕事を始める。夜行堂と特別対策室の依頼をこなす千早は、やがて業務の効率化の為に大野木の家に居候となることに。県庁の大野木に届いた依頼は、息子の変化に戸惑う母親からのものだった。訪問するとおかしくなるという都市伝説のある大学寮の廃墟。肝試しにいった息子は戻ってから様子がおかしくなり、部屋から一歩も出なくなってしまったという。一緒に行った友人から話を聞こうと、面談に訪れた青年はひどくおびえていた。大野木と千早は二人で話を聞くことに。多発する怪異には、人の情念や想いが、人ならざるものと混じっている。それらが引き起こす、数々の呪いと悲劇。それら怪異をあざ笑うかの如く静観する夜行堂店主の真の目的とは……。文庫化にあたり、上下巻それぞれに短編を書き下ろし収録。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322502000836/

中山市朗『怪談狩り 逆さ煙突』



怪異蒐集家が厳選して語り継ぐ、本当に怖い怪談実話集。

1985年8月12日、長野県でスイミング・キャンプの最中、西の空を見上げてたたずむ少女の無邪気な言葉、その意味に気づいたコーチが深く戦慄する「西の空」。特に冴えたところのない中年男性の営業担当だが、彼が家を訪問すると、なぜか新聞購読の契約が100%取れる――だが、新人の配達員が気づいてしまった事実が恐ろしい「タサキさん」。孤独死した老人の遺体の搬送に付き添った公務員が体験した不思議なできごと「遺体搬送」など、実話怪談の先駆者が放つ、選りすぐりの恐怖。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322503000704/

原 浩『蜘蛛の牢より落つるもの』



これは比丘尼の祟りか、冷酷な殺人か? 『火喰鳥を、喰う』の衝撃再び!

21年前、長野県で起きた集団生き埋め死事件。生き残りの証言によれば、彼らは自ら掘った穴に順番に生き埋めとなっており、それを指示した謎の女がいたらしい。フリーライターの指谷が取材に乗り出すが、話を聞いていくうちに、謎の女は伝説にある、比丘尼の怨霊ではないかという疑惑も持ち上がる。関係者が不審な死を遂げる中、指谷は大学時代の後輩・北斗総一郎と事件の解明に挑む。これは比丘尼の祟りか、冷酷な殺人か?

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322504000606/

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