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【デビュー作で文学賞受賞!】 第1回北上次郎「面白小説」大賞を八潮久道『生命活動として極めて正常』が受賞! 著者よりコメント到着

日本のエンターテインメント書評を確立した北上次郎氏の急逝から二年半。北上氏が1976年4月に椎名誠氏と共に創刊した「本の雑誌」(本の雑誌社刊)は、氏の業績を顕彰し、遺志を継ぐべく〈北上次郎「面白小説」大賞〉を創設しました。

その第1回目の受賞作が同誌2025年9月号で発表され、KADOKAWAより刊行しました、八潮久道著『生命活動として極めて正常』(2024年4月24日刊)が選ばれました。

★「本の雑誌」公式Xでも大賞受賞作発表。選考委員も興奮! 驚きの才能!!
https://x.com/Hon_no_Zasshi/status/1953641793838625007


書店店頭用POP画像


受賞の報を受けて、八潮久道氏より喜びのコメントが届きました



10年にわたって書いた短編が1冊の本になり、〈北上次郎「面白小説」大賞〉に選んでいただきました。現実とちょっと(あるいはだいぶ)ズレた世界の中で、わちゃわちゃしつつみんな頑張って生きているような話を書いています。「読み終えた後、心に希望が宿ること」という趣旨を持つ賞に選んでいただいたことを本当に嬉しく思います。

受賞作『生命活動として極めて正常』について

僕らは「ありえない」世界に迷い込んだ。 七人の数奇な運命を描いたSF短編集!


『生命活動として極めて正常』帯表4より


あらすじ

男ばかりの老人ホームで姫として君臨するおじいさんが、全然なびかないおじいさんを落とそうとする「老ホの姫」、社員の殺害が制度として組み込まれている会社を描いた「生命活動として極めて正常」、客を評価するシステムが普及した社会で、レートが急にゼロになり日常生活が奪われる「バズーカ・セルミラ・ジャクショ」、電車に飛び込む人が見えてしまう運転士の書き下ろし「命はダイヤより重い」他、全7編。

書誌情報



発売日:2024年4月24日(水)★電子書籍同日配信
定価:1,705円 (本体1,550円+税)
頁数:176頁
体裁:四六版変型並製 単行本
装丁:bookwall
装画:neni
ISBN:9784041147917
初出:「カクヨム」「はてなブログ」掲載&書き下ろし作品収録
発行:株式会社KADOKAWA
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322312000036/

著者紹介

八潮久道(やしお・ひさみち)
1985年岐阜県生まれ。カクヨムで小説を投稿し話題となるほか、はてなブログでは、やしお (id:Yashio)名義で2022年「年間総合はてなブログランキング」1位の記事を発表するなど多方面で活躍している。本作が小説家デビュー作となる。

〈北上次郎「面白小説」大賞〉とは

書評家・北上次郎の遺志を継ぎ、書評家の選考により、年に一回大賞を決める文学賞です。
新たな才能を世に知らしめるのだ! 
北上次郎が亡くなって以来、新たな作家との出会いが減り、
またそうした作家の飛躍も難しくなっている。
今こそ北上次郎の意志を継ぎ、北上次郎「面白小説」大賞を創設しよう!
新しい作家を発掘したい、売り出す機会を作りたい!
という思いから生まれました。

◆趣旨
・新しい才能を世に送り出すこと
・読み終えた後、心に希望が宿ること

◆候補作の決め方
・2024年4月〜2025年3月に出たオリジナルの国内小説新刊の中から、選考委員5名が3作まで推薦作を提出。本の雑誌社の推薦作と合わせ、社内で1次先行を行い、(第1回は)6作の候補作が決定された。

◆選考委員
池上冬樹氏 大森望氏 杉江松恋氏 高頭佐和子氏 吉田伸子氏

※〈北上次郎「面白小説」大賞〉に関する情報は「本の雑誌」などより


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2025年9月号

8月6日 発売

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最新号
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