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特集

【ブックガイド】この夏のホラーはこれで決まり!「#これ読め角川ホラー文庫」10選【2025年最新版】

昼は強い日差しを浴びてへとへとになり、夜は蒸し暑さでなかなか寝付けない。
はやくカレンダーをめくりたい。できれば3か月分くらいひと思いに……!

そんな季節にひときわ輝くもの――
それが角川ホラー文庫です!

夏といえばホラー。ホラーといえば夏。
本記事では、いままさに旬を迎えている10作品を角川ホラー文庫編集部が厳選してご紹介します!

この夏のホラーはこれで決まり!
「#これ読め角川ホラー文庫」10選

注目のシリーズ作品!

三津田信三『歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理』――「怪民研」シリーズ



見れば見るほど何処か可怪しい――。

無明大学にある「怪異民俗学研究室」(怪民研)は、作家であり探偵である刀城言耶の研究室で、膨大な書籍と曰くある品で溢れている。瞳星愛は、昔遭遇した“亡者”の忌まわしい体験を語るため怪民研を訪れた。言耶の助手・天弓馬人は熱心に推理を巡らせ、合理的な解釈を語るが、愛は“ある事実”に気づいてしまう。首無女、座敷婆、狐鬼、縮む家――数々の怪異と謎に2人が挑む。本格ホラー・ミステリの名手による新シリーズ、開幕! 三津田信三ワールドの魅力が凝縮された連作短編集。

▼作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322311000517/
▼第一話がまるごと読める、無料試し読み公開中!
https://kadobun.jp/trial/arukuboumon/entry-118083.html
▼シリーズ第2巻『寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理』(単行本)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322411001465/

芦花公園『無限の回廊』――「佐々木事務所」シリーズ



数々の怪異と対峙してきた佐々木るみが、自らの最大の敵に挑む――。

「まだ?」と声が聞こえるたび、佐々木るみはそっと目を開いて、絶望に囚われる――。最強の拝み屋・物部斉清が死んだ。心霊案件を取り扱う事務所の所長である彼女は、不妊に悩む依頼人が連れてきたおぞましい怪異を止めきれず、物部を巻き込んでしまったのだ。頼る者がいない中、るみは自らの中に巣食う獰猛で最凶の敵に立ち向かうことになる。次々と開く扉の中で待ち受けるのは、はてなき悪夢と深淵。シリーズ最大の衝撃作!

▼作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322409000519/
▼第一章がまるごと読める、無料試し読み公開中!
https://note.com/kadobun_note/n/n876a6dddb0b5
▼朝宮運河さんによる「佐々木事務所」シリーズ解説はこちら
https://kadobun.jp/reviews/review/entry-105525.html

楳図かずお『ゾク こわい本1 赤んぼ少女』――「ゾク こわい本」シリーズ



楳図かずおの恐怖と妄想の世界へようこそ。

ある夫妻が暮らす洋館の屋根裏に幽閉され、隠された存在であったタマミ。そんな中、施設から引き取られた実の娘がやってきた。幸せそうで無邪気な美少女に、タマミは容赦なく襲いかかる――復讐と嫉妬に駆られたタマミが哀切な表題作。戦国時代、視力を失った残虐な姫の替え玉として生きることになった村娘、奈津。その壮絶な半生を描く「影姫」の2篇。愛を求めつつも、心に棲む魔物が牙を剥く。恐怖が連鎖するストーリー。

▼作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322502000831/
▼シリーズ特設サイト
https://kadobun.jp/special/kazuoumezz/zoku-kowaihon

新しい読書体験をあなたに。

滝川さり『あかずめの匣』



この呪い、回避不可能。あなた自身が「条件」を解き明かす、新感覚ホラー!

その怪異は人を閉じ込めて殺す。すべての真実をあなたは解き明かせるか。

冠村には“窒息の家”と呼ばれる廃墟があり、「あかずめ」という怪異の言い伝えがあった。
離婚を機に地元の冠村に戻った介護と育児に追われる女性、後輩達と“窒息の家”に足を踏み入れた大学院生、ある目的のために「あかずめ」の呪いを探る高校生、代々呪いを受け継いできた赤頭家の女。
「あかずめ」に関わった4人の物語から、呪いの条件を見破り、死を回避せよ――。

『ゆうずどの結末』が話題を呼んだ滝川さりによる、新たな体験型ホラー誕生!

▼作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322407000029/
▼第一章がまるごと読める、無料試し読み公開中!
https://kadobun.jp/trial/akazumenohako/a8qgefdyft44.html

梨『ここにひとつのはこがある』



この■を持っていると、恐ろしいことが起きる。

フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。ある学校で流行っていたちょっとしたお小遣い稼ぎ。しかし、これにはある決まりがあった。カシル様への箱には、中に何も入れてはならない。中にうっかりメッセージカードを入れてしまった男子生徒の運命とは。(「カシル様専用」)
「すべてのことばをみつけてつなげよう!」 何の変哲もないクロスワードパズル。あなたはそれを解いていたはずだった。普通のパズルとは違うと気づいた瞬間には、もう元には戻れない。(「穴埋め作業」)
中に閉じ込められているものは何か。新進気鋭のホラー作家が描く、恐怖の連作短編集!

▼作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322307000512/
▼梨さん×三津田信三さんの対談記事はこちら
https://note.com/kadobun_note/n/n983abfbf56bb

藍上央理『完璧な家族の作り方』



わたしもあなたも、完璧な家族、作れます。

新人賞に応募された小説作品「完璧な家族の作り方」。
角川ホラー文庫編集部は、著者のある目的のため、本作の書籍化を決定しました。

※本作は、note主催・創作大賞2024〈角川ホラー文庫賞〉受賞作です。

▼作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322501000746/
▼作中の取材記録の一部を特別公開中!
https://kadobun.jp/trial/kanpekinakazoku/entry-118827.html

今、怪談ルポ&実話怪談がアツい。

小池壮彦『【完全版】日本の幽霊事件 封印された裏歴史』



これが元祖・これが本家!怪奇探偵による怪談ドキュメンタリーだ!

谷中霊園、日暮里駅、神田・お玉が池、神田~隅田川、東中野~中野一丁目、宮ケ瀬ダム、観音崎、群馬県&埼玉県・神流湖、秋葉原、面影橋、姿見の橋、歌舞伎町、品川橋~天王洲、葛飾区、旧三河島町界隈、淀橋、代々幡など。かつて事故や事件のあった場所に現れる幽霊たち。恨みを残して亡くなった場所、自殺の多い場所などを歩き、土地の記憶に耳を傾け、話を聞き、過去の新聞や歴史資料を集め、写真を撮る。史実と伝説のあわいを歩き、声なき声を蒐集した、怪奇ノンフィクション。「そこに『出る』理由。それは幽霊より怖い」京極夏彦(『東京の幽霊事件』単行本帯推薦文より)。怪奇探偵として知られ、幽霊物件や未解決の怪奇事件、心霊写真や心霊ビデオの調査、四谷怪談をはじめとする呪いの歴史的考察など、世間に流布する怪異譚を蒐集し、成立過程および社会史的背景をくまなく徹底的に調査し、執筆する作家・小池壮彦。『日本の幽霊事件』『東京の幽霊事件』を1冊にまとめた決定版。

▼作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322409000517/
▼朝宮運河さんによる書評記事はこちら!
https://kadobun.jp/reviews/review/entry-120360.html

吉田悠軌、夜馬裕、黒木あるじ、村田らむ、大島てる、田中俊行『国道1号線怪談』



通る者すべてを呑み込む実話怪談アンソロジー。

見慣れた道、見知らぬ恐怖。
東京から大阪まで、東西を結ぶ日本の動脈・国道1号。
この道は、古の東海道を受け継ぎ、時代を超えて人々の恐怖を映し出す。
東京・日比谷公園の噴水から這い出る黒い塊。
神奈川・鶴見に出没する謎の“猿”。
静岡の海岸沿いに眠る首塚の祟り。愛知の神社に伝わる禁忌。
三重・1号線沿いの忌まわしい事故物件。滋賀・琵琶湖に沈む数々の事件。
京都・市内で忽然と消えた道。大阪・淀川の河川敷に埋められた闇――。
恐怖は、確かにこの国道に息づいている。
道を辿るごとに、異形があなたの日常を侵食する。
気鋭の怪談作家たちが紡ぐ、戦慄の書き下ろし実話怪談集。

▼作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322410000616/
▼収録作のうち一編がまるごと読める、無料試し読み公開中!
https://kadobun.jp/trial/kokudouichigousenkaidan/entry-121071.html

映像化で話題!

長江俊和『恋愛禁止』



あなたには隠された秘密が分かるだろうか……禁止シリーズ新境地!

瑞帆の前に現れた3人の男――。1人は、ある時期、彼女の世界の中心だった。だが、いつしか愛情は憎しみに変わり、口論の末、彼を衝動的に殺してしまう。発覚を恐れた瑞帆だったが、一向に殺人は露呈しない。そのことに戸惑う中、知人の紹介で知り合った男と交際を重ね、やがて子供を授かる。そしてもう1人は、純粋さの果てに歪な愛を向けてきた……。彼らは瑞帆に何をもたらしたのか。恋愛の“業を描き出す戦慄の長編!

▼作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322208000337/
▼第1話がまるごと読める、無料試し読み公開中!
https://kadobun.jp/trial/renaikinshi/entry-121069.html
▼映像化情報
2025年7月3日木曜よる11時59分、読売テレビ・日本テレビ系で連続ドラマ放送スタート!
ドラマ公式サイト:https://www.ytv.co.jp/renaikinshi/

原 浩『火喰鳥を、喰う』



全ては「死者の日記」から始まった。これは“怪異”か、或いは“事件”か。

信州で暮らす久喜雄司に起きた二つの出来事。ひとつは久喜家代々の墓石が、何者かによって破壊されたこと。もうひとつは、死者の日記が届いたことだった。久喜家に届けられた日記は、太平洋戦争末期に戦死した雄司の大伯父・久喜貞市の遺品で、そこには異様なほどの生への執着が記されていた。そして日記が届いた日を境に、久喜家の周辺では不可解な出来事が起こり始める。貞市と共に従軍し戦後復員した藤村の家の消失、日記を発見した新聞記者の狂乱、雄司の祖父・保の失踪。さらに日記には、誰も書いた覚えのない文章が出現していた。「ヒクイドリヲクウ ビミナリ」雄司は妻の夕里子とともに超常現象に造詣のある北斗総一郎に頼ることにするが……。 ミステリ&ホラーが見事に融合した新鋭、衝撃のデビュー作。

▼作品詳細(KADOKAWAオフィシャルサイト)
https://www.kadokawa.co.jp/product/322203001804/
▼作品の冒頭が読める、無料試し読み(全10回)を公開中!
第1回:https://kadobun.jp/trial/hikuidori/cj1jsz84b3sw.html
一覧ページ:https://kadobun.jp/trial/hikuidori/
▼映像化情報
映画『火喰鳥を、喰う』2025年10月3日(金)全国公開!
映画公式サイト:https://gaga.ne.jp/hikuidori/


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