2月5日(火)午後4時より東京のホテルニューオータニで第25回島清(しませ)恋愛文学賞(主催・日本恋愛文学振興会/運営:金沢学院大学)の選考会が開かれ、2018年5月に発売しました、三浦しをん著『ののはな通信』が受賞しました。
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選考委員は、藤田宜永、村山由佳、林真理子の3氏と金沢学院大学学長の秋山稔氏。応募26作品から同大文学部の学生が加わる推薦委員会が絞り込んだ候補作3点の中から受賞作が決定しました。

◆授賞理由(選考委員 村山由佳さんより)

二人の少女の恋愛から始まるが、恋が終わった後の関係性を描いている点で普遍性がある。最後は予想もしなかった壮大な世界に読者を連れて行ってくれる。三浦さんの力と技がいかんなく発揮され、選考委員も全員感服した。私も同じミッション系の学校出身であり、とても感情移入させられた。


※「島清恋愛文学賞」は、大正期に活躍したベストセラー作家である島田清次郎氏を顕彰するとともに、恋愛文学を盛り上げるため、島田氏の出身地である旧美川町が1994年に創設し、2014年度からは、金沢学院大学が運営しています。

◆受賞作『ののはな通信』について

震えるほどの恋の記憶を抱き

私たちは、生きる。

横浜で、ミッション系のお嬢様学校に通う、野々原茜(のの)と牧田はな。
庶民的な家庭で育ち、頭脳明晰、クールで毒舌なののと、外交官の家に生まれ、天真爛漫で甘え上手のはな。
二人はなぜか気が合い、かけがえのない親友同士となる。
しかし、ののには秘密があった。いつしかはなに抱いた、友情以上の気持ち。
それを強烈に自覚し、ののは玉砕覚悟ではなに告白する。
不器用にはじまった、密やかな恋。
けれどある裏切りによって、少女たちの楽園は、音を立てて崩れはじめ……。

ののとはな。
女子校で出会い、運命の恋を得た少女たちの20年超を、
全編書簡形式で紡いだ、最高に甘美で残酷な女子大河小説の最高峰。

■書誌情報

【発売】2018年5月26日(土)★電子書籍配信中
【定価】1600円+税
【頁数】456頁
【体裁】四六判並製
【装画】布川愛子
【装丁】鈴木久美
【発行】株式会社KADOKAWA
【初出】「小説屋sari-sari」2012年1月号〜2015年5月号
★作品情報ページ
https://www.kadokawa.co.jp/product/321404000216/

■著者プロフィール

三浦しをん(みうら しをん)

撮影:石田祥平

撮影:石田祥平

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に〇(まる)』でデビュー。以後、『月魚』『ロマンス小説の七日間』『秘密の花園』などの小説を発表。『悶絶スパイラル』『あやつられ文楽鑑賞』『本屋さんで待ちあわせ』など、エッセイ集も注目を集める。06年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞を、12年『舟を編む』で本屋大賞を、15年『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞を受賞。ほかの小説として、『むかしのはなし』『風が強く吹いている』『仏果を得ず』『光』『神去なあなあ日常』『天国旅行』『木暮荘物語』『政と源』『愛なき世界』などがある。

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