ブックコンシェルジュ
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本のあるところに物語あり!「書店が舞台の小説5選」
本の香りと物語に包まれた聖地。「書店」が舞台のおすすめの本をご紹介!
あなたのまわりで“物語”が一番あふれているところ、それは“本屋”です!
読み継がれてきた古典文学、デビューしたての新人作家のミステリ、くすりと笑えるエッセイ、読めば賢くなれるビジネス書、ライフハックな実用書やお堅い学習参考書まで、文字がぎっしり詰まった「本」という物体には、物語が詰まっています。
そして、本が所狭しと並ぶ書店でも、物語は生まれているのです。
書店を舞台にした成長青春小説や、お客さんから持ち込まれた謎を解くミステリなど、「書店が舞台の小説」を5つご紹介します。
書店が舞台の小説を読んでみたら、いつもの書店が変わって見えるかもしれませんよ。
日常の謎から、お仕事小説まで!「書店が舞台の小説5選」
宮西真冬『彼女の背中を押したのは』(KADOKAWA刊)
使えないやつは、生きてちゃダメですか?
書店に勤めていた妹が、ビルから飛び降りた。相談したいことがあるとメールをしてきたその日に。結婚と同時に上京し平穏に暮らしていた姉・梢子は、妹に何があったのかを探るため、地元に戻り同僚たちに会いに行く。妹を追い詰めたものは何なのか? 母の過剰な期待と父の無関心、同僚からぶつけられた心ない言葉、思うようにいかない恋愛……。妹の過去を辿ることは、梢子自身の傷に向き合うことでもあって――。
(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322101000886/
大崎梢『配達あかずきん 成風堂書店事件メモ』 (創元推理文庫刊)
元書店員ならではの鋭くもあたたかい目線で描かれた、初の本格書店ミステリ。〈成風堂シリーズ〉第一弾。
しっかり者の杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵が働くのは、駅ビルの六階にあるごくごく普通の書店・成風堂。近所に住む老人から渡された「いいよさんわん」という謎の探求書リストや、コミック『あさきゆめみし』を購入後失踪した母を捜しに来た女性に、配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真・・・・・・。杏子と多絵のコンビが、成風堂を舞台にさまざまな謎に取り組んでいく。普通の書店にも謎はいっぱい溢れている!?
三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~』(メディアワークス文庫刊)
古い本には人の秘密が詰まっています──大ヒット古書ミステリ
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と秘密”の物語。
(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/201101000190/
似鳥鶏『レジまでの推理 本屋さんの名探偵』(光文社文庫刊)
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ここは町の本屋さん。名物店長と個性的なバイトの面々が、本にまつわる事件を鮮やかに解決します。本屋さんよ、永遠に。
書店員は超多忙。品出しや客注をこなし、レジ対応の合間に万引き犯を捕まえ、閉店後には新作を読んでPOP書きやイベントの準備。でも、本と本屋が好きだから、今日も笑顔でお店に出るのだ。でも時には、お客様から謎すぎる悩みが寄せられて……。
(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)
早見和真『店長がバカすぎて』(ハルキ文庫刊)
全国の読者、書店員から、感動、共感、応援を沢山いただいた、二〇二〇年本屋大賞ノミネート作にして大ヒット作。
谷原京子、二十八歳。吉祥寺の書店の契約社員。超多忙なのに薄給。お客様からのクレームは日常茶飯事。店長は山本猛という名前ばかり勇ましい「非」敏腕。人を苛立たせる天才だ。ああ、店長がバカすぎる! 毎日「マジで辞めてやる!」と思いながら、しかし仕事を、本を、小説を愛する京子は──。
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