『このミス』編集部が制作したホラー小説ガイドブック『このホラーがすごい! 2025年版』(宝島社)がついに発売!
2024年度のホラー小説ベスト20が発表され、注目を集めています。
『このホラーがすごい! 2025年版』(宝島社)とは
『このミス』編集部のホラー小説のランキングブック!
2024年4月~2025年3月に発売されたホラー小説から、国内・海外ベスト20の作品を紹介します。
そのベスト20【国内編】に、KADOKAWAの単行本&角川ホラー文庫から4作品がランクイン! 本記事ではその4作品をご紹介します。
発売時から話題が尽きない、最旬ホラー小説が勢ぞろいです。
ぜひ、気になる一冊を見つけてみてくださいね!
★各作品の順位が気になる方は、『このホラーがすごい! 2025年版』をチェック!
https://tkj.jp/book/?cd=TD067197
今話題のKADOKAWAホラー4選
- 呪われよ 子々孫々の果てるまで――貴志祐介『さかさ星』
- 横溝正史ミステリ&ホラー大賞三冠作家による、新たな恐怖と悲哀。――北沢 陶『骨を喰む真珠』
- 右園死児案件が引き起こした現象の非公式調査報告書である――真島文吉『右園死児報告』
- この呪い、回避不可能。あなた自身が「条件」を解き明かす、新感覚ホラー!――滝川さり『あかずめの匣』(角川ホラー文庫)
呪われよ 子々孫々の果てるまで
貴志祐介『さかさ星』(文芸単行本)
貴志祐介『さかさ星』(文芸単行本)
戦国時代から続く名家・福森家の屋敷で起きた一家惨殺事件。死体はいずれも人間離れした凄惨な手口で破壊されており、屋敷には何かの儀式を行ったかのような痕跡が残されていた。福森家と親戚関係の中村亮太は、ある理由から霊能者の賀茂禮子と共に屋敷を訪れ、事件の調査を行うことになる。賀茂によれば、福森家が収集した名宝・名品の数々が実は恐るべき呪物であり、そのいずれか一つが事件を引き起こしたという。賀茂の話を信じきれない亮太だったが、呪物が巻き起こす超常的な事象を目にしたことで危機を感じ始める。さらに一家の生き残りの子供たちにも呪いの魔の手が……。一家を襲った真の呪物は? そして誰が何のために呪物を仕掛けたのか? 数百年続く「呪い」の恐怖を描く、待望の長編ホラー。
発売日:2024年10月02日
作品詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322403000621/
試し読み:https://note.com/kadobun_note/n/n5583abd6e1fe
横溝正史ミステリ&ホラー大賞三冠作家による、新たな恐怖と悲哀。
北沢 陶『骨を喰む真珠』(文芸単行本)
北沢 陶『骨を喰む真珠』(文芸単行本)
「僕はこの家から逃げられへん身にさせられてしもうた」
大正十四年、大阪。病弱だが勝ち気な女性記者・苑子は、担当する身上相談欄への奇妙な投書を受け取る。
大手製薬会社・丹邨製薬の社長令息からの手紙であり、不審を覚えた苑子は、身分を偽り丹邨家に潜入することに。
調査を進めるうち、その異様さが明らかになっていく。苑子を苦しめていた咳をただちに止める、真珠のような丸薬。
一家の不可解な振る舞い。丸薬を怪しんだ苑子は、薬の成分分析を漢方医に頼む。
返ってきた結果には、漢方医も知らない「骨」が含まれていた――。
もう逃げられない。気付いてからが、本当の地獄の始まりだった。
「丹邨家に巣くう災厄をあなたが払えることを祈ります」
発売日:2025年01月31日
作品詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322404000862/
試し読み:https://kadobun.jp/trial/honewohamushinju/entry-118538.html
右園死児案件が引き起こした現象の非公式調査報告書である
真島文吉『右園死児報告』(文芸単行本)
真島文吉『右園死児報告』(文芸単行本)
明治二十五年から続く政府、軍、捜査機関、探偵、一般人による非公式調査報告体系。右園死児という名の人物あるいは動物、無機物が規格外の現象の発端となることから、その原理の解明と対策を目的に発足した。
発売日:2024年09月03日
作品詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322404000599/
試し読み:https://kadobun.jp/trial/uzonoshinikohoukoku/bpek07q62qok.html
この呪い、回避不可能。あなた自身が「条件」を解き明かす、新感覚ホラー!
滝川さり『あかずめの匣』(角川ホラー文庫)
その怪異は人を閉じ込めて殺す。すべての真実をあなたは解き明かせるか。
冠村には“窒息の家”と呼ばれる廃墟があり、「あかずめ」という怪異の言い伝えがあった。
離婚を機に地元の冠村に戻った介護と育児に追われる女性、後輩達と“窒息の家”に足を踏み入れた大学院生、
ある目的のために「あかずめ」の呪いを探る高校生、代々呪いを受け継いできた赤頭家の女。
「あかずめ」に関わった4人の物語から、呪いの条件を見破り、死を回避せよ――。
『ゆうずどの結末』が話題を呼んだ滝川さりによる、新たな体験型ホラー誕生!
発売日:2025年03月22日
作品詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322407000029/
試し読み:https://kadobun.jp/trial/akazumenohako/a8qgefdyft44.html
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