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特集

人気キャラ『そらいろプッチオン』の絵本がついに発売! 著者インタビューで誕生秘話に迫ります

幼稚園・保育園児とママのための情報誌「あんふぁん」、「ぎゅって」のオリジナルキャラクター「そらいろプッチオン」の絵本が発売された。ライオンでありながら臆病者の男の子“プッチオン”が、まるで人間の子供のように少しずつ成長していく姿を描く物語は、子供はもちろん、子育て世代のママにも愛されている。
今回、読者の誰もが優しい気持ちになれる「そらいろプッチオン」に込めた思いを、著者のきたむら もとこさんに聞いた。

「そらいろプッチオン」著者のきたむら もとこさん

── プッチオン誕生のいきさつを教えてください。

きたむら: キャラクターを考える際に、ギャップがあると魅力的だなと思って、「ライオンなのに恥ずかしがり屋で怖がり」というアイデアが浮かびました。ルックスはこんな感じで、と、今のプッチオンのようにタテガミがあるライオンをスケッチしていたら、「そういえばライオンの子供はタテガミがない!」と気が付いて(笑)。タテガミをなくそうと考えたのですが、「強くなりたくてママにタテガミを作ってもらった」という設定にすれば、“成長したい”というプッチオンの思いや、奥に秘めている“強さ”が表現できるのではないかと考え、今の形になりました。

── プッチオン以外のキャラクターも魅力的ですね。

きたむら: キャラクターを考えているときはとっても楽しかったですね。子供たちに伝えたい思いを込めて、それぞれのキャラクターを作りました。動きも言葉ものんびりしているゾウの男の子コスモには「急がなくてもいい。ゆっくりでいいんだよ」、絵を描くのが大好きなワニの女の子パッチワーニには「自分の好きなことを突き詰めるのは楽しいことだよ」というメッセージを込めています。それから、おしゃべりが大好きなアヒルの3姉妹のガーコたちには「恥ずかしがらずに自分の思いを伝えて」、好奇心旺盛なヒツジの男の子ハテナには「分からないことを聞くのは恥ずかしいことじゃないよ」と。それぞれのキャラクターを通じて、子供たちにも感じとってもらえるとうれしいです。

── 物語の中で大切にしていることはなんですか?

きたむら: まずは子供に楽しいと思ってもらえること。そして、少し教訓的なことも大人目線で頭ごなしに伝えるのではなく、プッチオンたち自身が納得して、さまざまな問題を乗り越えていく物語になるよう心がけています。

── 子育てを頑張っているママたちにも問いかけるような内容ですね。

きたむら: お話の中で、プッチオンがわがままになってしまったときは、おませなパッチワーニがお母さんの気持ちを代弁するような言葉をかけたり、解決案を出したりするのですが、もし実生活で同じような状況になったときには、こんな考え方もあるよ、とお母さんたちに提案する気持ちも込めています。

── 発表される絵本作品に込めた想いをお聞かせください。

きたむら: 絵本では、歌に挑戦するプッチオンが登場します。実は、この物語は私の実体験がベースになっているんです。息子が小さいときに音楽教室に通っていたのですが、みんなで歌うときに恥ずかしがってまったく歌えなかったんです。CDを買ってほしいとねだるくらい音楽が好きだったのに、人前では歌えなくて。好きなことも“恥ずかしい”という気持ちだけで踏み出せない子供の背中を押してあげられたら、という思いがあります。

── 今後、プッチオンで書いてみたい物語はありますか?

きたむら: プッチオンが初めてタテガミをつけたときの話を書いてみたいですね。あとは、怒りが止められなくなったプッチオンの物語とか(笑)。連載をスタートした1年目はキャラクターを全員登場させる物語を展開してきましたが、2年目以降はそれぞれの個性を紹介できるように、キャラクターにフォーカスしたストーリーになっています。今後はもっといろんな角度からキャラクターの魅力を発信できたらいいなと思っています。

── 絵本の読者に向けてメッセージをお願いします。

きたむら: 絵本になったことで、年齢によっては子供が1人でも読めるようになったと思います。また、キャラクターの歌声やいろいろな動物の鳴き声が出てきますので、お子さんと一緒に歌ったり、声を出しながら、この絵本を通して、一緒に過ごす時間を楽しんでもらえたらと思います。


“心躍る色を使うこと”を大切に作品を描いているというきたむらさん。自身の子育ての中で感じていた悩みや喜びを“宝物”として、「そらいろプッチオン」を通して頑張っているママや、日々成長していく子供たちに寄り添いながらメッセージを伝えている。

現在発売中の絵本「そらいろプッチオン」(KADOKAWA)は、子供や子育て世代のママだけでなく、若い世代の女子や仕事に奮闘する働く女性の背中もそっと押してくれる作品となっている。プレゼントにもぴったりの一冊を、ぜひ手に取ってみて。

はずかしがりやで、ちょっとわがままなホワイトライオンの男の子、プッチオン。
お友だちとおうたの練習をすることになったけど、
みんなの前でうたうのが、なんだか少しはずかしいみたいで……?

子どもと一緒に読んで、歌って、楽しめる!
親子で元気になる絵本!
https://www.kadokawa.co.jp/product/321808000476/


(C) ENFANT / SCP


きたむら もとこ

カドブンノベル

最新号 2019年9月号

8月10日 配信

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