女優、エッセイストとマルチに活躍中の阿川さんが挑んたのは「明るい介護小説」。仕事と介護に翻弄されるアラフォー長女・香子(こうこ)の笑って泣ける奮闘記にぜひご注目ください!

先月末に発売した阿川佐和子著『ことことこーこ』が好評のため重版を決定しました。
辛くて暗い介護の中に少しでも笑えることや希望を見出したい、という阿川さんの想いから執筆されたのが本作です。ご自身のお母様の介護中にあった実体験をふんだんに盛り込んで、母と娘の変わりゆく関係をユーモアと人情で描き出しています。
さらに、本作の主人公はフードコーディネーター。美味しそうな料理シーンがたくさん出てきます。ぜひ、本作を読んで、くすっと笑いながらお腹を空かせて、最後にはほろりとする感動を味わってください。
結婚十年で離婚し、老父母の暮らす実家に戻った香子。フードコーディネーターとしての新たな人生を歩み出した矢先、母・琴子に認知症の症状が現れはじめる。弟夫婦は頼りにならず、仕事と介護を両立させようと覚悟を決めるが……。
1953年東京都生まれ。慶應義塾大学卒。報道番組のキャスターを務めた後に渡米。帰国後、エッセイスト、小説家として活躍。99年に檀ふみ氏との往復エッセイ『ああ言えばこう食う』で講談社エッセイ賞、2000年、『ウメ子』で坪田譲治文学賞、08年『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞。12年に刊行した新書『聞く力 心をひらく35のヒント』は170万部を突破する大ベストセラーに。14年に菊池寛賞、18年に橋田賞受賞。
発売:2018年9月28日(金)※電子書籍同日配信
定価:本体1,500円+税
装丁:大久保伸子
装画:木野聡子
頁数:392頁
体裁:四六判並製
発行:株式会社KADOKAWA
初出:学芸通信社の配信により、徳島新聞、山陽新聞、四国新聞、山陰中央新報、苫小牧民報、紀勢新聞、岐阜新聞、新潟日報、三陸新報、岩手日日新聞、東海愛知新聞に2016年9月~2018年3月の期間、順次掲載
https://www.kadokawa.co.jp/product/321803001098/