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森 絵都、6年ぶりの長編小説『デモクラシーのいろは』2025年10月2日発売決定!

森 絵都さんの6年ぶりの長編小説『デモクラシーのいろは』(KADOKAWA)が、2025年10月2日(木)に発売決定!

戦後80年の本年、『みかづき』『カラフル』の著者が舞台として選んだのは、1946年の東京・下落合。
戦禍を逃れ、とある子爵邸に集められた4人の女性。一筋縄ではいかない彼女たちが受ける「民主主義のレッスン」は前途多難……?

笑いあり涙あり、波乱必至の授業がいざ開幕!

森 絵都『デモクラシーのいろは』作品紹介



あらすじ

「うち、知りたいんです。民主主義って何なのか」

東京・下落合、戦火を逃れた邸宅に集められた4人の女性。
GHQの一声で、彼女たちの人生を変えるハチャメチャな同居生活が始まった。

1946年11月、日本民主化政策の成果を焦るGHQがはじめた “民主主義のレッスン”。いやいや教師役を引き受けた日系2世のリュウ、地位と邸宅を守るためこの実験に協力した仁藤子爵夫人、生徒として選ばれた個性豊かな4人の女性――それぞれの思惑が交錯する中、風変わりな授業が幕を開ける。希望と不安、そして企み……。波乱の展開が感情を揺さぶる、今年一番の超大作!

主な登場人物

リュウ・サクラギ(28) ロサンゼルス生まれ。教師として仁藤邸に招かれる。
真島美央子(21) 東京生まれ。元華族でミステリアスな才女。
沼田 吉乃(20) 横浜生まれ。洋裁屋のひとり娘で自由奔放な問題児。
近藤 孝子(20) 静岡生まれ。実家が農家で純朴な頑張り屋。
宮下 ヤエ(18) 青森生まれ。経歴不詳ではすっぱな眠り姫。



試し読み

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https://kadobun.jp/trial/democracynoiroha/3cy69tnuwu2o.html



編集担当より

近未来エンタメ小説として話題となった『カザアナ』以来、6年ぶりの新作大長編です。今年、日本は戦後80年。様々な場面で戦後の原点を見つめなおす報道に触れる機会がありますが、本作の舞台はまさに終戦直後。混沌とした社会で、「民主主義とは何か」を探すため、バラエティに富んだ4人の女性が集まります。半年間、寝食をともにした先に彼女たちがその手に掴むものとは何なのか。「民主主義」を求める登場人物の純粋さが、物語を読んでいるうちに自然と胸に迫ってくる大作です。そして、終盤には彼女たちのある企みも明らかになる――という仕掛け全開のエンタメ快作でもあります。とにかく一気読みは必至! ぜひご一読ください。

書誌情報

作品名:デモクラシーのいろは
著者名:森 絵都
発売:2025年10月2日(木)予定 ※電子書籍同日配信予定
定価:2,310円(本体2,100円+税)
体裁:四六判上製 単行本
頁数:616頁
装丁:名久井直子
装画:花梨
ISBN:9784041141762
発行:株式会社KADOKAWA
初出:「小説 野性時代」
書誌情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322306000036/

著者紹介

森 絵都(もり・えと)
1968生まれ。91年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞と産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞を受賞。他の著書に『カザアナ』『できない相談――piece of resistance』『生まれかわりのポオ』『獣の夜』など多数。


紹介した書籍

MAGAZINES

小説 野性時代

最新号
2025年9月号

8月25日 発売

ダ・ヴィンチ

最新号
2025年10月号

9月5日 発売

怪と幽

最新号
Vol.020

8月28日 発売

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