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特集

大公開! 角川文庫仕掛け販売プロジェクトの裏側【2024年3月】

年間約300点の小説作品を刊行する角川文庫。新刊はもちろん自信を持っておすすめしたい作品ばかり! でも、過去に刊行されたものの中にも、魅力的な作品がたくさんあります。
そこで始動したのが「角川文庫仕掛け販売プロジェクト」。営業メンバーが本気で「おもしろい!」「推したい!」と思う作品を持ち寄り、「この魅力をもっと多くの読者に伝えるには、一体どうすればよいのだろう?」と試行錯誤するプロジェクトです。
今回はそんな「角川文庫仕掛け販売プロジェクト」の裏側を大公開! 2024年3月より展開中の3作品をご紹介します。

角川文庫仕掛け販売プロジェクトの裏側に迫る!【2024年3月】

仕掛け販売タイトルをご紹介!

2024年3月より展開中の3作品について、営業担当のコメントと共にご紹介します。
「仕掛け販売」の心得については2023年6月に公開したこちらの記事でたっぷり語っていますので、ぜひあわせてご覧ください! ⇒ https://kadobun.jp/feature/readings/entry-60462.html

東野圭吾『鳥人計画』(角川文庫刊)


日本ジャンプ界期待のホープが殺された。ほどなく犯人は彼のコーチであることが判明。一体、彼がどうして? 一見単純に見えた殺人事件の背後に隠された、驚くべき「計画」 とは!?

<営業担当より>
孤独な天才をめぐる、傑作ミステリ。知る人ぞ知る、東野圭吾の名作!
2023年3月、角川文庫の東野氏の既刊7作品を超幅広帯で展開するという施策を実施し、その際に読者からの反響が特に大きかったのが本作、『鳥人計画』でした。
その反響を見て「東野先生のこのような作品を、読者は求めているのかもしれない!」と感じ、今回、仕掛け販売書目に選びました。
帯は、得体のしれない密告者の不気味さを表現できるよう、手書きの告発文をイメージしてデザインしています。
POPは、どんでん返し要素や、事件概要が浮き彫りになるにつれ、小説の見え方が変わっていく点を強調しました。本作は早い段階で犯人がわかり、犯人が自分を密告した人物を推理する内容です。そのため、犯人が最初からわかってしまうタイプのミステリがお好きでない方にも、興味を持ってもらえるようにしたいと考えました。
間違いなく面白く、絶対に裏切らない王道ミステリです! この機会にぜひ読んでみてください!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/200201000079/

大崎善生『聖の青春』(角川文庫刊)


重い腎臓病を抱えつつ将棋界に入門、名人を目指し最高峰リーグ「A級」で奮闘のさなか生涯を終えた天才棋士、村山聖。名人への夢に手をかけ、果たせず倒れた“怪童”の生涯を描く。

<営業担当より>
本作は、将棋界の怪童と呼ばれた棋士・村山聖の生涯を描いたノンフィクション小説です。2016年に映画が公開されたこともあり、『聖の青春』という作品名を耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか。将棋にまつわるお話ということは知っているけれど、原作や映画にはまだ触れていない。そんな人に、ぜひこの仕掛け販売の機会に手に取ってもらいたいです。
この作品を読んで何よりも感じるのは、村山聖という天才棋士の、将棋への情熱ではないでしょうか。29年という短い生涯、けれど誰よりも濃密な彼の将棋人生に、圧倒され心が震えます。この本に出会えてよかった、そんなまっすぐな感想を伝えるべく、作品の雰囲気にあった手書きパネルを作成しました。帯にもある通り、「東の羽生、西の村山」と並び称された天才棋士の生き様に、ぜひ触れてみてください。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/321501000146/

北林一光『ファントム・ピークス』(角川文庫刊)


長野県安曇野。半年前に失踪した妻の頭蓋骨が見つかる。しかしあれほど用心深かった妻がなぜ山で遭難? 数日後妻と同じような若い女性の行方不明事件が起きる。それは恐るべき、惨劇の始まりだった。

<営業担当より>
『ファントム・ピークス』は2010年に刊行され、累計25万部を超えるベストセラー作品です。
これまで何度か仕掛け作品として、今回と同じような幅広帯や手書き帯などを作成してきました。仕掛け会議の場ではよくタイトルのあがる、社内にもファンの多い作品です。
今回はチームで意見を出し合った結果、
“あれ”の恐怖に あなたは耐えられるか?
という大きなキャッチとともに怖さを前面に出した帯になりました。
犯人を探すミステリ小説要素と、無慈悲な犯人が次々に人を襲うパニック小説要素を1つの作品で楽しめる大傑作です! 特に被害者が襲われるシーンは容赦なく凄惨に描かれており、恐ろしいほどの臨場感を感じます。
パネルは宮部みゆきさんのコメントを入れております。
徹夜本必至! ぜひこの機会に手に取ってもらえると嬉しいです。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/201009000041/

※新カバー・オビ・拡材の展開状況は書店により異なります。


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