これぞ名作中の名作!
赤川次郎の小説作品の中から、絶対面白いおすすめの本を厳選!
作家デビューから45年、現在の著作数はなんと600作を超える小説家、赤川次郎さん。名作揃いだからこそ、何を手に取ろうか、迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は言わずと知れた有名作品から最新刊まで、現役編集者がこれぞというおすすめ作品を5冊紹介します。年末年始の読書のお供を選ぶ参考にしていただきたいです!
年末年始の読書のお供に! 現役編集者のおすすめ小説5作品
『三世代探偵団 次の扉に棲む死神』『三世代探偵団 枯れた花のワルツ』(角川文庫刊)
赤川次郎作品を読む楽しみのひとつは、シリーズをずっと追いかけつづけること。登場人物たちの成長や変化がいろいろな事件を通して描かれることが魅力のひとつです。ただ、シリーズものも巻数が多いと、今から追いかけるのは大変……と思う方もいるはず。
そんな方には、「三世代探偵団」シリーズをおすすめいたします! 天才画家の祖母と生活力皆無な女優の母と暮らす女子高生の有里がひょんなことから事件に巻き込まれていくシリーズです。三人の掛け合いがコミカルで、けれども事件はシリアス…と赤川次郎作品の魅力がぎゅぎゅっと詰まっています。
『三世代探偵団 次の扉に棲む死神』あらすじ
祖母、母、娘。個性豊かな女三世代が贈る痛快ミステリ、開幕。
天才画家の祖母と、生活力皆無でマイペースな母と暮らす女子高生の天本有里。彼女が出演した舞台で、母の代役の女優が何者かに殺された。有里の目の前で倒れた被害者が最後に口にしたのは、母の名前だった。彼女の身に何が起きたのか。事件を追ううちに、3人の周囲に次第に不穏な影が忍び寄り……?個性豊かな女三世代が贈るユーモアミステリ開幕!
(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322101000253/
『三世代探偵団 枯れた花のワルツ』あらすじ
女三世代が映画撮影現場で巻き込まれた怪事件とは。新シリーズ第2弾!
天才画家の祖母、生活力皆無な母と暮らす女子高生の有里。祖母が壁画を手がけた病院で、有里は大女優・沢柳布子に出会う。彼女の映画撮影に関わるうち、3人はまたもや事件に巻き込まれ――。ユーモアミステリ第二弾。
(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322101000254/
『三毛猫ホームズの茶話会』(角川文庫刊)
赤川次郎といえば三毛猫シリーズ、と言って過言でないほどの名作シリーズ。猫が主人公かつ探偵役という一風変わった作品ですが、テンポの良い文章と軽妙な展開でぐいぐい読めます。本作は大企業の社長が事故死、その座を継いだ妻も自殺。遺言状に基づき、ドイツで暮らしていた娘が後を継ぐことになるが、彼女も帰国後早々に命を狙われて……という連続する不審な死と緊迫感のある展開で幕を開けます。時に手に汗握り、時にホームズの可愛さに癒され、最後には見事に回収される伏線と意外な結末にやられた、と思うはず。そして読めば三毛猫ホームズの魅力にはまるはずです。猫好きの方にもおすすめ!
『三毛猫ホームズの茶話会』あらすじ
大企業の妻の自殺から幕が開く――
BSグループ会長の遺言で、新会長の座に 就いたのは25歳の川本咲帆。しかし、帰国した咲帆が空港で何者かに襲われた。大企業に潜む闇に、片山兄弟と三毛猫ホー ムズが迫る。 人気シリーズ第44弾。
(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322101000251/
『マリオネットの罠』(文春文庫刊)
赤川次郎の長編処女作である本作。森の奥に幽閉された少女と、都会で起こる連続殺人事件……と作中に出てくるキーワードを並べただけでも、ドキドキしますね! 先の読めない、息もつかせぬ展開は一気読み必至です。赤川次郎と言えばユーモアミステリでしょ、と思っている方には、赤川次郎の普段のシリーズ作品とは違う魅力を味わっていただけると思います。サスペンス、ホラー好きの方にもおすすめの1冊です。
『マリオネットの罠』あらすじ
フランス留学から帰国した上田修一は、恩師の紹介でフランス語の家庭教師の口を得る。3カ月間住み込みで報酬は100万円、教える相手は広大な敷地に洋館を構える峯岸家の美人姉妹だ。ある日修一は洋館の地下にある牢獄を見つけ、幽閉されている3女・雅子と出会う。ガラスのように脆い神経をもった美少女を助けだそうとするが、それは新たなる連続殺人の始まりだった! 息もつかせぬストーリー展開で、日本ミステリ史上に燦然と輝く赤川次郎の処女長篇。
『死者の学園祭 赤川次郎ベストセレクション(12)』(角川文庫刊)
映画化もされた本作は、角川文庫「赤川次郎ベストセレクション」にも選ばれている1冊。
最後に待ち受ける意外な展開に衝撃を受けること間違いなしです。裏切られたいミステリファンの方におすすめです。
『死者の学園祭』あらすじ
立ち入り禁止の教室を探検した女子高生3人が次々と姿を消した!? 学園に忍び寄る恐怖の影
3人の女子高生は狂喜した。好奇心と冒険心の強い年頃の彼女達にとって、立入禁止の教室を黙って探検するのはたとえようもないスリルなのだ。だが、彼女達は気づかなかった。彼女達の背後の冷酷な視線に……。そして、一人一人彼女達はこの世から姿を消した――。学園に忍びよる恐怖の影! 「絵と宝石」に隠された謎とは? 可愛らしく好奇心旺盛な17歳の名探偵真知子を主人公に、学園の友情、愛、青春を描くサスペンスミステリー。
(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/200908000439/
『ヴィーナスは天使にあらず』(角川文庫刊)
「天使と悪魔」シリーズ最新刊の本作は、5編の短編が収録された連作短編集。真っすぐで可愛らしい天使のマリと、悪態をつきながらもピンチの時は助けてくれる悪魔のポチ。正反対な2人の魅力にはまること間違いなし。シリーズの続刊ではありますが、各巻のエピソードは独立していますので、この巻からでも十分に楽しんで頂けると思います。サクッと短編を楽しみたい方にもおすすめです!
『ヴィーナスは天使にあらず』あらすじ
天使のマリと悪魔のポチ。正反対の2人が贈る、冒険ロマンミステリ!
美術館を訪れたマリとポチ。そこで出会った1人の画家に、マリは絵のモデルになってほしいと頼まれる。依頼を引き受けたマリだが、彼には何か複雑な事情があるようで……?国民的人気シリーズ第9弾!
(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322101000252/
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