ブックコンシェルジュ
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身も心も温まる 「ラーメンがおいしい小説5選」
おいしさマシマシ!ココロも満腹。ラーメン好きにおすすめの「ラーメンがおいしく登場する小説」
ラーメンっておいしいですよね。
ちょっとジャンクで、温かくて……一人で食べるのも、誰かと食べるのも最高においしいです。
そんな完全食・ラーメンの難点は──並ばないといけないこと!!
有名なお店だと1時間待ちもざらにあります。一人だとついつい手持ち無沙汰になってしまいますよね。
暇なラーメン待機列のお供にぴったりな「ラーメンがおいしく登場する小説」を5つ、集めてみました。
同じ食べ物でも小説によって登場の仕方は全然違うんです。
ぜひラーメンに注目して読んでみて下さい。
ラーメン屋さんの待ち時間にぴったり……!? 「ラーメン小説5選」
有川ひろ『キケン』(角川文庫)
「キケン」な理系男子たちの 事件だらけ&爆発的熱量の青春の日々。
成南電気工科大学の「機械制御研究部」は犯罪スレスレの実験や破壊的行為から略称「機研 」=危険とおそれられていた。
本書は「キケン」な理系男子たちの事件だらけ&爆発的熱量の青春物語である!
(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321510000091/
▷ラーメンポイント
主人公たち「
「奇跡の味」を安定させるための奮闘ぶりや、鶏ガラを前にしたときの部員たちの様子に思わずニコニコしてしまいます。
栗山圭介『ヒールをぬいでラーメンを』(角川春樹事務所)
仕事も恋人も失った34歳・OL。次のお仕事はラーメン店経営…!?
門阪有希は大手IT企業『COMnel』に勤務する三十四歳のOL。社長の萩原が会社を創業した初期から、公私ともに支えてきた。有希は萩原とは恋人同士だったのだ。しかし合併と上場を目前にして、萩原は有希を会社から追い出した上に、アイドルから転身した女優と結婚する。突然の不幸に茫然自失した有希だったが、『COMnel』がラーメン業界に進出すると知ってから、自分の優れた味覚を活かしてラーメン店開業を目指して修業を始める。そこには女の意地があった。調理や経営を学ぶ《麺作り学校》で出会った友人や、元同僚で親友の在日韓国人プログラマーのヨナたちに支えられ、一心不乱にラーメン道を進む有希。先輩からの辛い仕打ちや開店への苦労を乗り越えた有希が、手に入れた希望とは!?お仕事グルメ小説の決定版!。
▷ラーメンポイント
タイトル通り、OLだった主人公がヒールを脱いで次の職場に選ぶのがラーメン店です。
元OLが邁進する熱いラーメン道に心惹かれる1冊です。
森見登美彦『四畳半神話大系』(角川文庫)
妄想してないで、とっとと恋路を走りやがれ!
私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。
できれば1回生に戻ってやり直したい!
4つの並行世界で繰り広げられる、おかしくもほろ苦い青春ストーリー。
▷ラーメンポイント
京都で大学生活を送っている主人公たちが足しげく通うのが「猫ラーメン」と呼ばれるラーメン屋さんなのです。
猫から
猫から出汁を取っていたとしても一度食べてみたいですね!
住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉社)
「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす、大ベストセラー青春小説!。
ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。
タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。
そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。
読後、きっとこのタイトルに涙する。
(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)
▷ラーメンポイント
「僕」と「彼女」が旅行に行き一番に食べるのが、ラーメンなんです。
ちなみに、旅の行先は駅に着いた時からラーメンのにおいがする県。どこだか予想がつきますね。
秋川滝美『ひとり旅日和』(角川文庫)
ひとり旅、勇気を出していってみたら、そこは知らない世界が広がっていた!
人見知りで要領の悪い日和は、仕事場でも怒られてばかり。社長から気晴らしに旅へ出ることを勧められる。
最初はひとり旅など無理だと尻込みしていたが、旅好きの同僚に後押しされ、日帰りができる熱海へ。神社を訪れ、出来立ての茹で卵の味に舌鼓を打ち、干物の味に感動! さらにそこには、思わぬ出会いが待っていた。
ひとり旅の楽しさに気付いた日和は、佐原、仙台、金沢、福岡と遠くへ足を延ばしていくようになる。
少しずつ成長していく日和の姿は、仕事にも影響し始めて、周りの目も少しずつ変わっていく―。
(あらすじ:(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322104000292/
▷ラーメンポイント
ひとり旅に慣れて来た主人公が、ご褒美旅の博多で食べるのが「博多ラーメン」。
おいしそうな描写におもわず博多ラーメンの味を思い出してしまいます。
ラーメン小説5作品紹介いたしました。気になる小説はありましたか?
気になった小説はぜひ読んでみて下さいね!
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