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KADOKAWA文芸編集部の6月の新刊お披露目!コロナ禍を生きたすべての人に贈る辻村深月の感動長編『この夏の星を見る』(辻村深月)、警察小説と伝奇ミステリが融合した圧巻のエンターテインメント『脈動』(今野敏)のほか、多彩な執筆陣による全6作品!

KADOKAWA文芸編集部の6月の新刊!

KADOKAWA文芸編集部がお届けする6月の文芸単行本新刊が揃いました。

▼最新情報はこちらから!
KADOKAWA文芸編集部Twitterアカウント @kadokawashoseki

三津田信三『歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理』(6月6日発売)



亡者は海より這い上がり、首無女が迫り来る――。

瀬戸内にある波鳥町。その町にある、かつて亡者道と呼ばれた海沿いの道では、日の暮れかけた逢魔が時に、ふらふらと歩く亡者が目撃されたという。かつて体験した「亡者」についての忌まわしい出来事について話すため、大学生の瞳星愛は、刀城言耶という作家が講師を務める「怪異民俗学研究室」、通称「怪民研」を訪ねた。言耶は不在で、留守を任されている天弓馬人という若い作家にその話をすることに。こんな研究室に在籍していながらとても怖がりな馬人は、怪異譚を怪異譚のまま放置できず、現実的ないくつもの解釈を提示する。あの日、愛が遭遇したものはいったい何だったのか――(「第一話 歩く亡者」)。ホラー×ミステリの名手による戦慄の新シリーズ始動!

詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322111001161/
書評はこちら ⇒ https://kadobun.jp/reviews/review/entry-59799.html
対談はこちら ⇒ https://kadobun.jp/feature/talks/entry-67382.html

編著:三津田信三 著者:加門七海、菊地秀行、澤村伊智、霜島ケイ、名梁和泉、福澤徹三『七人怪談』(6月21日発売)



屈指の名手たちが「自分が最も怖いと思う怪談」を綴る。戦慄の怪談小説集。

「これは、わたしが小学校の、高学年だった頃の話です」――少女が雑誌に寄稿した、ある家族を襲った不気味な怪異の記録。悪化していく一方の父の怪我、何者かに乗っ取られ不気味な笑い声をあげる妹。そして親類たちの死。霊能者“マツシタサヤ”によって怪異は鎮められ、記録は締めくくられる。だが、この投稿を皮切りに、マツシタサヤを巡る不可解な記録が世に溢れはじめ……(澤村伊智「サヤさん」)。
 同窓会をきっかけに、故郷の実家に泊まることになった「私」。すでに実家には誰も住んでおらず、何も無い家に過ぎないはずなのに、「私」以外の何者かの気配が段々と濃くなっていく。居間にたたずむ邪悪な笑みをたたえた阿弥陀如来像、座敷の布団の中で蠢くモノ、そして――。忌まわしい記憶とともに、何かが迫ってくる(三津田信三「何も無い家」)
ホラー界の巨星、三津田信三が、屈指のホラー小説の名手七人それぞれに相応しいテーマで「自分が最も怖いと思う怪談を」と依頼して編まれた戦慄のアンソロジー。

詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322203001847/

山白朝子『小説家と夜の境界』(6月22日発売)



幸福な作家など存在しない――山白朝子による業界密告小説。

私の職業は小説家である。ベストセラーとは無縁だが、一応、生活はできている。そして出版業界に長年関わっていると、様々な小説家に出会う。そして彼らは、奇人変人であることが多く、またトラブルに巻き込まれる者も多い。そして私は幸福な作家というものにも出会ったことがない──。
そんな「私」が告発する、世にも不思議な小説家の世界。

詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322104000335/

今野敏『脈動』(6月28日発売)



狙われた警視庁本部庁舎で、 常識を超えた力が蠢く――。

不祥事によって崩壊寸前の警察。巡査部長・富野は“亡者祓い”を招集する。

「警視庁本部が患っているということですか?」
警察官による暴力や淫らな行為――警視庁内で非違行為が相次ぐ。常時ではあり得ない不祥事の原因とは? 事態の悪化をおそれた警視庁生活安全部少年事件課の巡査部長・富野輝彦は旧知のお祓い師・鬼龍光一を呼び出す。その結果、警視庁を守る結界が破られており、このままでは警察組織は崩壊するという。一方、富野は小松川署で傷害事件を起こした少年の送検に立ち合い、半グレ集団による少女売春の情報をつかむ。一見無関係なふたつの出来事は、やがて奇妙に絡み合う……。

警察小説と伝奇ミステリが融合した、圧巻のエンターテインメント!

詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322111000492/

辻村深月『この夏の星を見る』(6月30日発売)



この物語は、あなたの宝物になる。

亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。コロナ禍で部活動が次々と制限され、楽しみにしていた合宿も中止になる中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も今年は開催できないだろうと悩んでいた。真宙(まひろ)は渋谷区立ひばり森中学の一年生。27人しかいない新入生のうち、唯一の男子であることにショックを受け、「長引け、コロナ」と日々念じている。円華(まどか)は長崎県五島列島の旅館の娘。高校三年生で、吹奏楽部。旅館に他県からのお客が泊っていることで親友から距離を置かれ、やりきれない思いを抱えている時に、クラスメイトに天文台に誘われる――。
コロナ禍による休校や緊急事態宣言、これまで誰も経験したことのない事態の中で大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。しかしコロナ禍ならではの出会いもあった。リモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たち。スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは――。
哀しさ、優しさ、あたたかさ。人間の感情のすべてがここにある。

詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322208000289/
書評はこちら ⇒ https://kadobun.jp/reviews/review/entry-57730.html
特設サイトはこちら ⇒ https://kadobun.jp/special/tsujimura-mizuki/kono-hoshi/

織守きょうや『彼女はそこにいる』(6月30日発売)



「人が居つかない家、というものは存在する」恐怖が3度襲うホラーミステリ

第1話「あの子はついてない」
母と共に庭付きの一軒家へ引っ越してきた中学生の茜里。妹の面倒を見ながら、新しい学校に馴染んでゆく茜里だが、家の中で奇妙なことが起こり始める。知らない髪の毛が落ちている。TVが勝手に消える。花壇に顔の形の染みが出来る。ささやかだが気になる出来事の連続に戸惑う茜里。ある夜カーテンを開けると、庭に見知らぬ男性の姿が――。
第2話「その家には何もない」
不動産仲介会社に勤める朝見は、大学の先輩でフリーライターの高田に「曰わく付きの物件」を紹介して欲しいと頼まれる。次々に貸借人が入れ替わる家の話をしたところ、「内覧したい」という高田に押し切られて現地へ向かうことに。そこは最近まで中学生の娘と母親が暮らしていた庭付きの一軒家だった。
第3話「そこにはいない」
その家にはなぜ人が居つかないのか? 新たな住人をきっかけに、過去の「ある事件」が浮かび上がる。

詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322210001446/
書評はこちら ⇒ https://kadobun.jp/feature/readings/entry-59593.html
対談はこちら ⇒ https://kadobun.jp/feature/talks/entry-67382.html


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