1993年の創刊以来、角川ホラー文庫は、あらゆるホラーエンタテインメントを内包した専門レーベルとして、様々な恐怖を生み出してきました。
そんな角川ホラー文庫の魅力をもっとたくさんの方に知ってもらうべく、編集部員が全力でオススメする6タイトルを新カバー&特大帯でお届けします。第1弾は、大石圭『殺人勤務医』と小林泰三『玩具修理者』が登場。待望の第2弾は、「日本ホラー小説大賞が生んだ傑作」として、曽根圭介『鼻』と恒川恒太郎『夜市』が登場です!
第1弾・担当編集者激推し作品
『殺人勤務医』大石 圭
中絶専門医・古河は、柔らかな物腰と甘いマスクで人望も厚い。しかし彼の価値観は、幼少期のある出来事により歪みきっていた。彼は、死に値すると判断した人間を地下室の檻に閉じ込め、残忍な手段で次々と殺し……。美しきシリアルキラーの犯罪記録!
<担当編集者オススメポイント>
昼は中絶医、夜は殺人鬼。人を殺しまくる主人公に強烈なエクスタシーを感じる、怖くて艶やかな傑作です。さぁ、あなたならどんな風に殺しますか?
書籍詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/200103000831/
『玩具修理者』小林泰三
国内ホラー史に鮮烈な衝撃を与えた不朽の名作が新カバーで登場!
「玩具修理者」はなんでも直してくれる。どんな複雑なおもちゃでも。死んだ猫だって……。だから私は過って死なせてしまった弟をその人のところへ持っていき――。何が現実で妄想なのか? 頭がぐらぐらするような第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作!
<担当編集者オススメポイント>
邪悪なほどにロジカルで、恐ろしいのにユーモラスな不思議な逸品。
一度読んだら絶対忘れられない傑作です!
書籍詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/199999347001/
第2弾・日本ホラー小説大賞が生んだ傑作
『鼻』曽根圭介
人間がテングとブタに二分された世界。外科医の「私」は、差別されるテングたちを救うべく、違法なブタへの転換手術を決意する。刑事の「俺」は、少女失踪事件の捜査中、因縁の男と再会する。2人の物語が交差する時、衝撃の結末が――。第14回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作「鼻」他2篇を収録。
<担当編集者オススメポイント>
ブラックユーモアと強烈などんでん返しに魅了される2篇を集めた作品集。曽根圭介は凄いです。読んだらハマること間違いなし!
書籍情報:https://www.kadokawa.co.jp/product/200708000410/
『夜市』恒川光太郎
何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ、そこに迷い込んだ裕司は、弟と引き換えに「野球選手の器」を手に入れた。大人になった彼は、弟を買い戻すため再び夜市に向かうが――。第12回日本ホラー小説大賞受賞作。デビュー作にして直木賞候補作となった魂を揺さぶる感動のストーリー。
<担当編集者オススメポイント>
切なくも恐ろしい。幻想的でありながら、どこか懐かしく感じる恒川ワールドの原点。衝撃のラストと最高の余韻を味わってください!
書籍情報:https://www.kadokawa.co.jp/product/200801000457/
第3弾・ホラー文庫的必読書(3月末頃登場予定)
編集部員が全力でお届けする6タイトル、ぜひコンプリートしてください。
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角川ホラー文庫編集部(@KadokawaHorror)