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特集

「ウソじゃない。本当の話だからやる気出た」――少女歌劇団ミモザーヌ団長いまもりまなか×坪田信貴 ビリギャル特大帯・特別対談

取材・文:タカザワケンジ 撮影/島本絵梨佳

3番目のビリギャル・イメージガールが決定!
角川文庫の夏フェアで特別帯バージョンが発売中

角川文庫の2022年夏の販促フェア「カドブン夏フェア2022」において、角川文庫版『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版]』(愛称ビリギャル)の期間限定特大帯に、少女歌劇団ミモザーヌ団長いまもりまなかさんが登場しています。
そこで今回は、石川恋さん、有村架純さんに次ぐ3番目のビリギャル・イメージガールとなった19歳のいまもりさんと、ビリギャル著者の坪田信貴先生に、特別対談を行なっていただきました。
途中、いまもりさんが涙ぐむシーンも見られるなど、夢を叶えたい・叶えさせたいあらゆる世代の方に刺さる目からウロコの感動的なその内容をここにお届けします。



▼学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] 特設サイト
http://birigal.jp/

少女歌劇団ミモザーヌ団長いまもりまなか×坪田信貴 ビリギャル特大帯・特別対談

『ビリギャル』3代目カバーガール



坪田:今回、オーディションで角川文庫版『ビリギャル』の特大帯モデルに、いまもりさんを選ばせていただいたんですが、オーディションを受けられた時の気持ちはどうでした?

いまもり:オーディションのお話しをいただいた時には「ほんとですか?」って思ってしまいました。私が所属している「少女歌劇団ミモザーヌ」は「和」の文化をテーマにしているので、ギャルとはかけ離れた世界観なんです。ギャルってやったことがないし、どういうものなんだろうって。選ばれた時も嬉しさはもちろんありましたが、大丈夫かな、と少し心配でした。

坪田:実際の撮影はどうでした?

いまもり:やっぱりギャルの表情、ポーズが難しくて。石川恋さんのもともとのカバー写真を見て学んだつもりだったんですけど。

坪田:金髪は初めてだったんですよね。

いまもり:初めてです。鏡を見て「誰?」(笑)。金髪どころか髪を染めたこともなかったので。でもだんだん見慣れてきて、ギャルになりきろう、と。
 撮影現場では、表情やポーズをキメるんじゃなくちょっとだるそうな感じで、とオーダーをいただいたんですが、正直難しくて。仕上がった写真が素敵だったのは嬉しかったんですが、本屋さんに並んでいるのを見た時には「自分やけど自分やないなあ」と不思議な感じがしました。

坪田:親御さんには見せました?

いまもり:もちろんです。発売されたら真っ先に本屋さんに駆けつけてくれて「置いてたよ」と。おじいちゃん、おばあちゃん、いとこ、叔母さんとかも(笑)。とっても喜んでました。

坪田:良かった。最初に本のカバーモデルをやってくれた石川恋さんは、当時はまだ無名の大学生でした。いまはモデルも女優さんもやって活躍されています。次が映画で主演された有村架純さん。三人目がいまもりさんなんです。僕としては、この本のカバーモデルをやると出世する、登竜門みたいになればいいな、と思っているんですよ。
 今回、少女歌劇団ミモザーヌさんでオーディションをということで、僕も初めて審査員をさせていただきました。きらりと光る人にやってもらいたいなと思って臨んだんですが、いまもりさんはすごく輝いていましたよ。

いまもり:そうですか?(笑) 嬉しい。

坪田:私、こういうところが輝いていますっていう、武器はありますか。

いまもり:なんでしょう? 負けず嫌いの性格は武器だと思います。でも、自分のここがいいっていうのは自分ではよくわかっていなくて。(総合演出の)広井(王子)さんと出会って、いいところを見つけてもらっていると思います。広井さんによく言ってもらえるのは目力(めぢから)ですね。

坪田:ある。たしかに! 見つめられると思わず目をそらしてしまいますね。それもヤンキーにガンつけられたとかではなく(笑)。

いまもり:(笑)。

坪田:正対した時に、僕の奥底を見られているような気がして、不純な大人になってしまった身としては思わず目をそらせてしまう(笑)。
 オーディションの時に4、5人でアカペラで歌ってくれたじゃないですか。その時に思ったのが、ミモザーヌの方たちはいわゆるアイドルじゃないってこと。本格的な歌劇団のメンバーなんだなと。だからこそ、団長でもあるいまもりさんには、『ビリギャル』の新カバーモデルとして、石川恋さん、有村架純さんを超える存在をめざしてほしいですね。

斜に構えた子には同じ角度で



坪田:いまもりさんは『ビリギャル』の映画も本ももともと好きだったそうですね。

いまもり:映画を先に見たんです。小学6年生の時ですけど。

坪田:そっか。公開された7年前は小学生だったんだ。

いまもり:はい。その時の記憶があって、本を読んだ時にも映像が頭の中に残っていて、映画のシーンと重ね合わせて読むという面白さを知りました。
 本には映画にはなかったさやかちゃんの日記や、お母さんのああちゃんの思いが書かれていて、グサグサ胸に刺さりました。映画も面白かったですが、本を読んだことで伝わってきた思いがあって読んで良かったと思いました。
 1つ質問があるんですが、坪田先生が初めてさやかちゃんに出会った時、さやかちゃんはギャルだったけど挨拶ができたから大丈夫だと思ったと書かれていましたよね。さやかちゃんみたいな素直な子ではなく、自分はできないから、と自分を卑下したり、ヘンなプライドを持っていたりする強情な子にはどうアプローチされるんですか。

坪田:すごくいい質問ですね。そういう子たちって世の中に対して斜に構えているんですよね。初対面の大人に対して「こいつ怪しいな」と疑っている。そういう子はそういう子で見所があるんですよ。僕がどうするかっていうと、斜に構える子には同じ角度で斜に構えるんです。大人ってこういうところがおかしいよね、と共感できる部分を探していく。そうすると、僕が唯一の理解者になり、信頼関係が築ける。
 反抗的だったりする子って、扱いづらい、めんどうくさいなって考える大人が多いと思うんです。でもそういう子って敏感にそう思われていることを見抜きます。
「そういうところが良いところなんだよ。そこをどうやって伸ばしていこうか」っていう姿勢で向き合ったら、「こんな大人は初めて。いままで出会ったことがない」と思ってくれる。
 ある生徒さんが、少し仲良くなったあとで、学力をはかるためのテストをしたんです。問題を配ったら、ペンを持ってしばらく考えたんだけど、そのペンをピッて投げ捨てました。もういい! みたいな感じで。
 その瞬間、いまもりさんが先生だったらどうします? ちょっと仲良くなってからだとして。

いまもり:えっ。「どうした!?」って。

坪田:言いたくなりますよね。しかもその子がちょっとヤンキーっぽい子だったりしたら、ペンを投げられたら怖かったりもするじゃないですか。
 その時、僕がなんて言ったかというと、「君は少なくとも何もやろうとしなかった状態からペンを持って考えようとした。これって何もやろうとしなかった時よりは成長しているよね。前向きに取り組もうとしている証拠じゃないか。次は1文字でもいいから何か書くところから始めればいいんだよ」と。

いまもり:わ! すごいですね。

坪田:「先生、頭おかしくない?」って言われましたけどね(笑)。「そこって怒るところじゃない?」って。「でも事実そうじゃないか?」って言ったら納得してました。
 僕はどんな子でも面白いと思うんですよ。いろんな角度があって。その角度に合わせるとその子の良さが見えてくるんです。

目標はたくさんの人に言おう



坪田:いまもりさんはミモザーヌ入団当時の目標はあったんですか。

いまもり:オーディションを受けた当時は、どういう劇団かもよくわからなくて。もともと小学校6年生から中学2年生くらいまでダンス&ボーカルグループにいたんで、その延長線上で何かできるかなと思って入ったんです。だから正直、目標はなかったんですね。
 でもコロナで公演が延期になって、やっとステージに立てた時に、いままでとは楽しさが違いました。お客様が感動して泣いてくださっているのがマスク越しに見えたり、すごく楽しそうに笑ってくださっていたり。自分の力でこういう方たちをもっと増やして行けたらいいなと思いました。
 こういう時期だから気が滅入ったり、しんどかったりする方もいると思うので、私たちのパフォーマンスでそういう方たちの気持ちを少しでも上げられたらいいなと思いますね。

坪田:いいですね。では個人的な目標はどうですか? 初代カバーガールの石川恋さんが当時言っていたのが、東京ガールズコレクションに出てみたい。雑誌のCamcamの専属モデルになりたい。連続ドラマに出演すること。「絶対無理ですけどね」って言っていたけど、彼女はぜんぶ叶えましたからね。有村架純さんは「いつか女優として賞をいただけたら」と言っていて、『ビリギャル』でもらえたらいいね、と僕が言ったら「無理だと思いますけど」と控えめだったけど、日本アカデミー賞の新人俳優賞と優秀主演女優賞をもらったんですよね。二人とも目標を達成しているんです。

いまもり:
そういう目標なら、私も女優さんになりたいんです。ミモザーヌで少しだけですけどお芝居のレッスンをやらせてもらうようになって、お芝居って楽しいな、と。でも、そんな大きな発言してもいいんですか?



坪田:いままで石川さん、有村さんと良い流れができているから。いまもりさんがさらに目標を達成してくれたら、『ビリギャル』は縁起がいいぞ、となるじゃないですか。せっかくだから大きめの目標にしましょうよ。

いまもり:じゃあ……映画の主演をやって賞を取りたいです!

坪田:おー。いいですね!

いまもり:言っちゃった(笑)

坪田:目標は何歳頃までに実現しますか。

いまもり:今年19歳なんですが、25歳までに実現したいです。

坪田:いいですね。まさに『ビリギャル』の中でも書いているんですが、自己成就予言って言って、やりたいことを口に出していたら叶いやすくなるんです。引き寄せの法則とも言うので、夢を口に出していたら勝手に叶うと思われがちなんですけど、実はそうじゃない。
 人が目標が達成できない理由って途中で諦めたり、やめたりしちゃうからなんです。でも、たくさんの人に目標を言っていたら、努力をやめることができなくなるじゃないですか。
 『ビリギャル』でさやかちゃんが慶応をめざすってなった時に、最初にやるべきこととして言ったのが、出会ったすべての人に「私は慶応に行く」って言うことなんです。
 次の日、さやかちゃんが塾に来て、「私、通学途中で知らないおじさんに『私、慶応に行くんです』って言ったら怪訝な顔をされた。出会ったすべての人って、どの範囲まで言えばいいんですか」と。僕が言ったのは「なんだったら、コンビニで列に並んだら、その前後の人に言うくらいみんなに言うんだよ」と。
 目標に向かって進み始めると、必ず途中でスランプに陥るんです。心理学でプラトー現象って言って、成長の停滞ですね。ゲームでも最初はモンスターを2、3匹倒すだけでレベルが上がるけど、だんだん上がらなくなってくるじゃないですか。そうすると、これが限界なんじゃないかと思って多くの人が離脱する。諦めないためには、できるだけ多くの人に自分のやりたいことや目標を言っておくことです。
 ちなみに、僕の目標は世界史の教科書に載ること。夢は世界史の教科書、とインタビュー記事が載った時、やべえ、もうヘンなことできないなって(笑)。
 もう1回、明言してもらっていいですか?

いまもり:はい。私いまもりまなかは25歳までに映画の主役を勝ち取ります!

坪田:すばらしい!(拍手)

映画『ビリギャル』の撮影現場で



坪田:映画『ビリギャル』で初めて映画産業に関わらせてもらって、イメージとぜんぜん違うなと思ったんですよ。めちゃくちゃ地味だなと。よく俳優さんは演技で泣けるのがすごいって言うじゃないですか。でも違うんです。
 映画を見ていると、同じシーンでカメラの角度が変わるじゃないですか。3回カットが変わったら3回カメラ位置を変えて撮る。その時、同じセリフを同じ調子で言う。そうしないとつながらないですよね。ただ泣けるだけじゃなくて、4回同じように泣けるのがすごいんです。
 しかも1回撮ったあとに俳優さんが楽屋に戻って、照明やカメラ、録音マイクをセッティングし直すのを待たなければならないんですよ。

いまもり:感情が変わってしまいそうですね。

坪田:そう。そんな何回も違う角度を撮る? ってくらい撮るんです。地味でしょう?
 『ビリギャル』の撮影現場で、有村架純さんがすごいなと思ったことがあるんです。名古屋市公会堂っていう古い建物で撮影していたんですが、僕は大阪でラジオに出演していて遅れて駆けつけたんです。3階にいますと言われたのでエレベーターで上がったんです。
 扉が開くじゃないですか。そしたら5メートルくらい先に有村さんがいたんですよ。うずくまっているな、どうしたんだろうと思ったら、めっちゃ笑顔で「あ、先生!」って手を振ってくれたんですよ。その次の瞬間に廊下の向こうから「ハイ、本番、3・2・1!」あ、本番だったんだ、って思ったんですけど、有村さんは3・2・1の3くらいで、ごめんなさいねって顔して、次の瞬間には表情が真剣になって、「スタート!」の時には廊下を走ってるんですよ。
 これも同じシーンを何カットも撮っている1つで、そこに部外者が空気を読めずに入ってきた。僕だったらイラッとするなと思ったんですよね。

いまもり:切り替えがすばらしいですね。瞬間的に切り替わるなんて。

坪田:広井王子さんにその話をしたら「役者は主体が役にある。だから演技中に何が起ころうと関係ない。すでに役になっているところに坪田先生が来たんですよ」と。言われてみれば、その時の有村さんはさやかちゃんぽかったんですよ。すごいなと。切り替えっていうよりも、ずっと役に入っていたんですね。

親が子供を否定する文化を変えよう



――お二人に質問させてください。日本人の親子関係を見ていると、親が子供を否定することって多いと思うんです。子供がやりたいって言ったことをダメだと言ったり、調子に乗るなと言ったり。いまもりさんは否定された経験はありますか。坪田先生は親が子供を否定することについてどう思いますか。

いまもり:私は親にはいちばん応援してもらっています。努力を怠っている時に、そんなんじゃできんよ、と言われたりすることはありますけど。

坪田:いまもりさんのご両親は良い方たちなんでしょうね。でも、一般的に日本人ってたしかに否定しがちなんですよ。基本的に子供を調子に乗らせてはダメ、という文化ですよね。謙譲の美って言いますけど、へりくだることがいいことになっている。儒教的な思想からなんでしょうけど。
 でも、親が子供を否定するって欧米だと完全に虐待なんですよね。グローバルな時代になって、いままであたりまえにやってきた昭和の価値観、もっといえば、儒教の価値観を引きずってやっていたから、グローバルに活躍できる人材は育たないと思います。
 親が子供を否定するだけじゃなく、親も自分のことを卑下している。「うちの妻は家事がダメで」「うちの夫は安月給で」。そういうへりくだりって何の意味があるんでしょうね。「うちの妻はこんなに素敵ですよ」「うちの夫ってこんないいところがあるんですよ」と自慢し合う。そういう文化の方が良くないですか。



いまもり:でも、私の場合は否定されたことがマイナスばかりでもなくて。中学生の頃、そんなに親しくない子に「夢が叶うわけないよ」みたいな陰口を言われて、悔しくて、絶対に見返してやろう、と自分の中で火がついたりもしました。ちょっとダメージくらったほうががんばれるからいいかな、という思う面もあります。

坪田:負けず嫌いな人って、否定されてもバネになってがんばれるって言うんですよね。たしかにそうだと思うんですけど、実はそこに大きな盲点があって、メンタルはピッチャーの肩みたいなもので、実は消耗品なんです。
 高校時代に甲子園で何百球も投げたら選手生命が短くなるって科学的に証明されていますけど、意志の力、メンタルも消耗品だと言われているんですよね。
 叩かれて伸びるタイプですっていう人は、どんどんメンタルを消耗してるっていうことだけはわかっておいたほうがいい。否定されることで消耗するわけで、できるだけ少ないほうがいいに決まっているんです。

いまもり:ああ、わかります。私、ミモザーヌに入って広井さんから否定されたことがないんです。『ビリギャル』のあーちゃんみたいに。それってそういうことだったんですね。

がんばるって素敵だな、というメッセージ



――ビリギャル刊行から9年。映画から7年が経ちました。大学受験がテーマではありますが、成長の物語であり、家族の物語であり、青春の物語でもあります。いま、読んでほしい理由をお二人にお聞きしたいです。

いまもり:『ビリギャル』は大学受験のお話なので、もちろん受験生にぜひ読んでほしいですけど、私みたいに受験が終わった人が読んでも「ああ、がんばるってすごく素敵だな」と思える本だと思います。自分をやる気にさせてくれる物語だからです。これからどうしたらいいだろうと悩んでいたり、つまづいている人が読んだら1つ前に進むきっかけになると思います。

坪田:刊行から9年経っているってことが信じられません。初めてKADOKAWAさんに打ち合わせに来たのはもう10年くらい前になるんですね。
 昨日、この対談のために久しぶりに『ビリギャル』を読んだんですよ。どんなこと書いたっけと。「めっちゃいいこと書いてるわ!」(笑)。その後、僕は何冊か本を書いているんですが、実はそのエッセンスはぜんぶこの本に書いていたんだなってことをあらためて実感しました。
 最近、とくに企業経営者のみなさんから、Z世代の育成の仕方がわからないという相談を受けることが多いんです。令和と平成、昭和って、びっくりするくらい価値観が変わっているんですね。でもその中で変わるものと変わらないものがある。『ビリギャル』には時代が変わっても変わらないものがあると思います。それが夢を持つことや、それを実現するためにどうするかということなんだと思います。


――『ビリギャル』の主人公、小林さやかさんがこのたびコロンビア大学大学院に合格し、留学されることになりました。勉強って1回身につけると一生できるんですね。

坪田:大事なのは自信なんですよ。さっきいまもりさんがおっしゃっていたように、がんばるって素敵だし、そのことを自分で気づいた時に人って成長するんです。
 「絶対に無理、できない」って言われたことが「できた!」という経験をすることが重要です。なぜなら、大人になって周りから「無理だろ」「難しい」って言われた時に、「私、高校生の時に周りから絶対に無理って言われたことができました。だからやれます!」って気持ちを強く持てる。その根拠になる。
 僕は受験って唯一、結果を出すのに才能がいらないものだと思っているんです。スポーツ選手は生まれつきの身体能力で決まっちゃうところが大きいじゃないですか。プロになれる人も少ないし。でも受験ってそこまでの才能の違いはないし、定員もすごく少ないわけじゃない。ちゃんと積み重ねていきさえすれば成果が出るものなんです。そこで周りが絶対に無理ってことを成し遂げることで、大人になってやりたいことを達成するための原動力になるんだと思います。『ビリギャル』のさやかちゃんが身をもってそのことを実証してくれていますね。


――お話を聞かせていただきありがとうございました。





対談中にいまもりさんが披露してくださった、少女歌劇団ミモザーヌで実施されているトレーニングの一例。プロデュースをつとめる広井王子氏は、『ビリギャル』を何度も読み返しながら、少女歌劇団ミモザーヌの人材育成や声がけを実践していらっしゃるのだとか。

ビリギャルとは?



2014年の第49回新風賞を受賞した実話小説。

書名:『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版]』
  (別途、より内容が充実した単行本版の元祖ビリギャル=『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』も紙と電子で併売中)
著者:坪田信貴/定価:572円(本体520円+税)/発売日:2015年04月10日
商品形態:文庫/ページ数:240/ISBN:9784048650953

 映画にもなり、新風賞も受賞した話題の小説ビリギャル。有村架純氏主演の同名映画も大ヒットした本作は、「笑えて、泣けて、最後には自分自身も"絶対無理"にチャレンジしてみたくなる!」との大反響を得て、累計125万部以上を発行している感動の実話小説。その【文庫特別版】が角川文庫版です。

 ある中学生読者からは、「『自分もビリギャルのように頑張って偏差値を上げる!』と学校の担任の先生に告げたところ、『あんなのは作り話だよ。つまり、ウソ。少なくとも君にはあんなことは起こらないよ』と言われた。でも僕は、ビリギャルの話は本当だと思ったから、小説を何度も読み直しながら頑張った。その結果、1年で偏差値を30も上げることができた」という声も実際に届いている、まさに子どももオトナも「もう一度頑張って、人生を生き直してみたくなる」一冊として知られています。

 読みがなも多くふられており、「読書が苦手だったのに、さくさく読めて、やる気になった!」「我が子にも奇跡が起きた!」等の多くのご好評を頂いています。

★【文庫特別版】は、単行本版『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(ISBN-10 : 4048919830)から、受験テクニックや心理学テクニックの文章(学習や人材育成、コーチングに役立つパート)を大幅に削除し、ストーリー重視で楽しんでいただくための若干の加筆訂正を施したバージョンです。完全版をお求めの方は、ネット書店などでは「学年ビリのギャル」で検索して、単行本版のほうをご購入ください。なお、Kindle版(B00HEB8KFK)は、単行本の電子版です(【文庫特別版】の電子書籍版は存在しません)。

ビリギャルのあらすじ

 本作は、高校2年の夏にして学力は小学4年レベル、全国模試の偏差値は30、英語はかろうじてローマ字が読める程度だった金髪ギャルのさやかが、塾講師である著者・坪田信貴から心理学を駆使した指導を受けてやる気に目覚め、I , my , me , mineを覚えるレベルから始めて1年で英語の偏差値を40上げ、ついには最難関レベルの私立大学である慶應義塾大学に現役合格するまでの1年半を綴った、一切のウソ偽りの無いノンフィクション小説です(プライバシーの観点から一部、仮名などを採用していますが)。
所属する高校から当時、たった2名しか慶應義塾大学に受からなかったその1枠に、学年でビリだったギャルが入ったその奇跡を描いた本作は累計125万部を突破するほどの支持を受け、2014年度新風賞も受賞しています。
 ギャルのおバカ発想に大いに笑えて、その頑張りと苦闘ぶりに涙できる感動作で、受験物語とともに、崩壊しかけていたギャルの家族の再生をも同時に描いているため、10代から中高年までの幅広い層からの支持を得ることに成功しています。
 多くの子ども達を個別指導した経験から、「地頭の悪い子などいない。どの子も、可能性に満ちている」「ダメな人間なんて、いないんです。ダメな指導者がいるだけなんです。でも、ダメな指導者も、ちょっとした気づきで、変われるのです」という著者による熱いメッセージが込められた、お子さんも親御さんも、上司も部下もやる気がわいてくる一作です。

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