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特集

“菅首相のアイデア”が西九州の小さな町に亀裂を生んだ②

ノンフィクションライターの常井健一氏が、全国の町村長選の現場を歩き、候補者と有権者、そして選挙戦の鍵を握る地域の“キングメーカー”らの心理を巧みに描いた異色のノンフィクション『地方選 無風王国の「変人」を追う』(KADOKAWA)。17年の佐賀県上峰町長選を紹介する本記事の後編では、武廣町長が当時苦しんだ三つの疑惑の真相に迫る。(*本記事は『地方選 無風王国の「変人」を追う』第7章を一部改変して掲載したものです)

>>前編はこちら

反町長派が流す三つの「すらごと」

 武廣の親世代でもあるいい大人たちが怒りをあらわにして語るネタは、ざっくり、三つあった。
 筆頭は、武廣のパワハラ疑惑だ。
 上峰町役場ではもうすぐ5人の職員が退職する。うち2人が早期退職なのだという。民間企業並みに成果が厳しく求められるわけでもないのに、なぜヌルい職場を去ってしまうのか。
 ベテラン町議は参加者にえる。
「武廣町長は20歳も年上の課長を捕まえて、みんなの前で『お前は、中学生の能力しかなか』とか言うとですよ。それが積み重なったら本人はどう思うとですか。悩みに悩んで、『職場を替えたい』と相談に来る人があと3人いるとですよ」
 二つ目の疑惑は、ふるさと納税の返礼品にまつわる業者との癒着である。
 別の町議はヒステリックな口調で叫んだ。
「ふるさと納税、今年度は45億円集まったと言いますが、三つしかない地元商店のどこが潤っていますか。上峰牛も800頭いますが、町の肥育農家は返礼品で全然もうかっていないとですよ」
 ふるさと納税の返礼品は、現地を取材した段階では「地元産でなければならない」という国の決まりはなかった。だが、実は上峰町に全国から希望者が殺到している返礼品の肉は、その多くを隣町の食肉業者から調達している。業者だけではない。「佐賀牛」であることは確かなようだが、「上峰産」ではないのだ。
 そういった実情は大川派の町議たちに言わせれば、地元軽視、産地偽装まがいの「すらごと(佐賀弁で「ウソ」という意味)」、その旗振り役を担う武廣は「ウソつき」なのだ。
〈約35億8500万円÷約46億円(×100)=約78%〉
 鶴田は選挙運動用のビラや、選挙管理委員会が発行する選挙公報にこんな数式を載せた。ふるさと納税で46億円は集まるけど35億円以上を返礼品の購入に充てている。すなわち、素人目には巨額の寄付金によって予算規模は膨らみ、財政的に豊かになったようにも見えるが、大半のマネーが業者に流れている。鶴田は、全国トップレベルの「成功」ばかりを強調する新聞報道からは見えてこない実態を、町の会計責任者だった者として「内部告発」していた。
 なるほど、ビラにはこうも明記されている。
〈ふるさと納税の実態は、そのほとんどが返礼品の高級食材に費やされ、町外の企業や商店へ税金が流出しているのが現状です〉
 鶴田を支える大川派の町議たちは、返礼品を取り扱う食肉業者の一つが武廣としんせき関係にある元自民県議が経営していて、しかも会社が町内ではなく、隣のみやき町にあることも問題視していた。
 さらに驚く話がある。
 選挙中、その元県議はあろうことか、武廣陣営の運動員として選挙カーに乗っていたのである。
 敵陣営はそれを集会で激しく指弾した。
「ふるさと納税の返礼品で荒稼ぎしたおかげで、奴(元自民県議)の車は最近、レクサスに変わったっとよ」(大川派の町議)
 三つ目のトピックは、武廣の目玉公約、給食無料化である。
 これも大川派の町議が告発する。
「昨年6月の議会で段階的無料化を言い出したのは私なんですよ。武廣町長は前向きではなかったのに、同じ年の9月に別の議員が完全無料化を打ち出したら、『はい、やります』。しかも、『来年4月から始めます』と言い出した。いったい、3カ月の間になにがあったのでしょうか」
 鶴田陣営に集った町議らはこうした武廣の変節を「選挙対策のバラマキ」ととらえ、給食費滞納者の問題から目を背けていると訴えた。さらに、「プロポーザル方式」なる横文字の仕組みで東京の給食業者を入れたことも気に入らないらしい。
 町長選の直前には4200万円の無料化経費を盛り込む史上最大規模の新年度予算案をめぐり、町議会は紛糾した。連日槍玉に挙げられた71歳の教育長が答弁中に倒れるというハプニングも起こった。
 反町長の大川派が徹底抗戦した結果、武廣はきもりの予算案を否決され、修正を迫られた。
 これは一大事だ。
 予算案の否決というのは、首長にとって屈辱の極みである。折り合いがつかない場合、首長は地方自治法第179条や第180条で権限が認められている「専決処分」という形で議会を無視して当初案を押し通すか、辞職して出直し選挙で民意を問うか、選択肢は限られる。
 上峰町の場合、町長選を目前に控えていた。武廣を支持する町民たちは彼の考える改革実現を求める数千人規模の署名を集め、民意の所在を示すことで後方支援に動いた。
 しかし、それにしても大川派の話を聞けば聞くほど、だんだんビッグボーイがあざとく、ウソつきで、強権的な「悪人」に見えてきてしまうから不思議だ。
〈町民と決め 町民と進める〉
 赤いネクタイでしく決めた鶴田のポスターに、そんなスローガンが書かれているのは「町民と決めず、町民と進めない」という独断ぶりが彼らの目に余るからなのだろう。

疑惑の町長、直撃に答える

 私は武廣の言い分も訊こうと思い、告示後の選挙事務所前で待ち伏せすることにした。
 こんにちは。
 いきなりあいさつしてきた見知らぬ顔を、武廣はげんそうにのぞき込んだ。「ノンフィクションライター」と書かれた名刺を見るなり、「ボク、マスコミ恐怖症なんですよ」と苦笑い。「向こうで煙草を吸いながらなら……」ということで、人目に付かない事務所の裏側に移動して1時間弱、私は洗いざらい聞いた。
 まず、パワハラ疑惑について。
「大川派が大問題に仕立てただけです」
 武廣はこう答えた上で、年上の職員たちに失礼な物言いをしたことは認めた。だが、中身を確かめると、サラリーマンの職場ではよくある話で、この程度なら許容できる範囲の注意だと思った。

 ふるさと納税の実務を任せた職員たちが激務に耐えかね、音を上げた。
  ↓
 町長は「ブラック職場」を変えようと民間企業に外注した。
  ↓
 納税額は飛躍的に伸びた。

 なるほど、結果オーライじゃないか。
 では、二つ目。
 ふるさと納税返礼品を手掛ける食肉業者との癒着疑惑である。
 武廣は言う。
「肉屋は何社も使っており、町が1社だけを優遇できる仕組みにはなっていない。パソコン画面で、どの肉を選ぶかは寄付する人が決める」
 その通りだ。
 鶴田陣営にいたベテラン町議も「うちらはネットのことがよくわからない」と言っていた。武廣に言わせれば、ふるさと納税の仕組みに対する理解度のギャップが議論を複雑にしている。
 三つ目は、給食無料化問題だ。
 そもそも武廣の頭の中に、ふるさと納税で入る大金で「バラマキ政治」を行おうとする発想はないという。
 税金の使い方を「分配から投資へ」と高らかに掲げる彼としては、寄付金を使う新規事業で町外から企業を迎え、雇用を生みだし、人口増を促したい。若い移住者を呼ぶには、子育て支援が売りになる。ただし、ふるさと納税を給食費に充てるという考えははなから持っていなかった。
 一方、大川派の町議たちはふるさと納税の使い道として、「費用弁償」と呼ばれる議員手当の増額を模索し、町外の多数の寄付者に猛抗議されたことがある。
 かつて町は本会議や委員会に出席した議員に交通費として1日2000円の費用弁償を出していた。だが、大川町政時代の2004年に財政難を理由に半額にした。2007年には廃止。09年度に条件付きで一律1000円の支給を再開している。大川派はさらにふるさと納税による「あぶく銭」の増加を受け、自分たちがもらえる費用弁償を2000円に増額する提案をしたのだ。
 地方自治法第203条第2項には、「普通地方公共団体の議会の議員は、職務を行うため要する費用の弁償を受けることができる」とあり、費用弁償を受けることは議員の権利であると言っていい。支給する額や方法は各自治体の判断にゆだねられている。
 ただ、近年、すこぶる評判が悪い。「議員報酬の二重取り」として議員特権の一つにも数えられ、行政改革の一環で引き下げや廃止に踏み切る例は少なくない。
 ちなみに、上峰町の場合はマイカー社会、しかもどの地区でも10分もあれば辿たどり着く。ガソリン代だって、役場に来るだけで2000円もかかるだろうか。ましてや、増額分の原資は「ふるさと納税」だ。町議たちはあぶく銭を目の当たりにして、たがが外れてしまったとしか思えない。
 話を戻そう。
 ふるさと納税に対する武廣のポリシーは、費用弁償の増額を求める議員たちの発想とは大きく異なるようだ。
「そもそも、ふるさと納税を財源に給食無償化するという噂はまったく間違いで、私は給食に関しては恒常的に使える財源から予算を充てようと提案しています」
 武廣は、ふるさと納税は一過性の歳入に過ぎないというリスクを冷静に意識し、毎年確実に予算が必要になる住民サービスに充てることに対しては慎重であった。そして、制度そのものの廃止や見直しが近い将来に、早ければ数年以内にあるとも踏んでいた。
「あの制度(ふるさと納税)には光と影がある。勝ち組が勝ち続け、負け組が負け続ける。ウェブを使った商取引自体がそういう性格になりがちですよね。閲覧者が増えるほど人気になり、定番化する。2700億円の市場規模が5年以内に1・2兆円に膨れ上がり、上峰への寄付金も飛躍的に増えていきますが、『ふるさと納税ジニ係数』という指標ができてしまうほど、市町村の格差も広がり始めているんです」
 私は緻密な分析を聞いて好印象を持った。
 それなのに、なぜ議会対策でしくじったのか。彼には心当たりがあるという。
「お座敷政治で、ベテラン議員の方たちと酒ガバガバ飲んで一緒に町を作ろうという世界に1度は踏み込んだ。おネエちゃんの店に連れていかれて、私ばかりに飲ませる。危なかけん。それから近寄らないようにした。オープンに議論したいからネットでの議会中継も始めました。議員さんたちはそれを嫌がっていましたから」
 以来、デマが流れるようになった。
 武廣は自らにありとあらゆる汚名を着せられる理由は、史上最年少町長の「若さ」にあるとも自己分析していた。自分より5歳年下で岐阜県市長を務めたふじひろが辿った末路と自らの境遇とを重ね合わせる時があるという。
 藤井の場合は2013年、28歳で全国最年少市長(当時)になったが、1年後、30万円の事前収賄の疑いで逮捕された。1度辞職するも、刑事被告人として2度の市長選で連勝を果たす。だが、最高裁で有罪確定の見通しとなり、17年末に引退を余儀なくされた。初陣の市長選で市議会最大会派が推した女性候補を破り、多数派を敵に回したことがどこまでも足かせとなり、自らの進退にも響いた。
 しかも、投票日3日前に開いた決起集会で収容700人の大ホールには人が半分も埋まらなかった。それで余計に焦り出した。
 集会の翌日、骨形成不全症という難病で長期療養中だった武廣の師匠、地元選出衆院議員の原口一博が両腕につえをはめた姿で突然現れた。たまたま事務所に居合わせた私は、永田町から消えていた有名議員の姿を見るなり、持っていたカメラのシャッターを思わず切った。
 その日、武廣は街宣活動を丸一日休み、事務所にこもって電話で支持を訴え続けていた。
 スタッフがせわしなく行き交う大部屋で、パイプ椅子に座った原口は武廣の肩をたたいた。私は少し距離を置いたところから聞き耳を立てているとこんな一言が聞こえてきた。
「気にすることなか。自信持ってよかよ」
 数分後、原口は秘書が運転する日産フーガに乗って消えた。武廣は玄関口で車が見えなくなるまで直立不動で見届けた。

圧勝しても政争は終わらない

 投開票日当日。有権者の数は7627人。いずれの陣営も65%程度の投票率と見込み、5000票のうち2000票は確実に取れるものと算盤そろばんはじいていた。町議会の構図は5対5のイーブンだが、を鮮明にして応援に入った町議の数は武廣陣営のほうが1人多かった。
 鶴田陣営は事務所に出入りする支持者もまばらなのに、なぜか強気を崩さなかった。武廣陣営はそれを不気味がり、3000件も集めた名簿を駆使して、全員に5~6回も投票依頼の電話をするという物量作戦を徹底的に展開。武廣本人も投票日前夜の遅くまで、役場の職員たちに電話をかけて、自身への投票を呼びかけたという。
 武廣は雨男とも呼ばれている。
 案の定、投票日は朝から降っていた。投票率は両陣営の予想通り、66・74%。2009年の前回を9・84ポイントも下回った。
 夜8時50分、町の体育館で開票が始まった。上峰はかつて「開票作業が最も遅い町」としても悪名高かった。だから、両陣営ともに長期戦の構えでいた。
 武廣事務所には事務所いっぱいにパイプ椅子が置かれ、早くも8時過ぎから100人ほどが集まっていた。
「ここ3カ月間、実はみんなの知らないところで3度倒れて、救急車で運ばれたのよ~」
 私の隣に座った74歳の事務局長はそう囁き、腕時計がフィットしないほど細くなった手首を笑いながら見せた。
「おお!」
 午後10時、若い農家の男性がスマホを見ながら驚きの声を上げた。開票所の体育館に詰めている仲間から1回目の結果がLINEで届いたのだ。
 しばらくすると、事務局長がマイクでたけびを上げた。
「ハイ。待望の、待望の、当選確実が出ました!」
 結果は武廣3674票、鶴田1370票。ダブルスコアを大きく超えていた。
 すぐに登場した武廣は満面の笑みで万歳をした。
「今回は若い方、女性の方、自衛隊の方々の熱い反応を感じました!」
 なるほど、ここでも自衛隊への義理立てを忘れなかった。
 その後、抱えきれなくなるほどの花束を受け取るセレモニーを終えるなり、即席の記者会見が始まった。
 記者たちが四方を固めると武廣は脂汗が止まらなくなった。苦笑いしながら「こんな多くに囲まれるのは悪いことした時ぐらい」と冗談をかまして、キョロキョロと慌ててタオルを探す素振りを見せた。
「議会に対しては正論をぶつける。オープンな場で訴え、建設的な議論をしたい」
 武廣はこれで「ノーサイド」とはせず、はっきりとした口調で町議会への宣戦布告を行なった。町長選で圧勝したとはいえ、大川の息のかかった町議たちは依然として存在するのだ。
 帰り際、私は事務所の片隅に2代前の町長がいるのを見つけた。大川と2度争い、2度目の戦いで敗れ去った80代の老人はこうつぶやいた。
「もう大川君に力はない。それが証明された。年だから引退だよ。われわれはもう時代の人じゃないんだ」
 翌朝、私は大川と会った。思いのほか元気そうで、じようぜつは健在だった。
「鶴田君は、あまりにきれいすぎた」
 そう敗因を語ると続けた。
「武廣はなんも正しいことはせんとね。すらごと(ウソ)ばかり。だからボクは恐れない。徹底的に締めていくよ」
 上峰の政争は、それからもしばらく続いた。

「あと1期で引き継ぎたい」

 私が上峰町長選の取材を終えてから2年後、前町長の大川が「武廣はすらごとばかりだ」と言いながら見せた不敵な笑みを久々に思い出した。ふるさと納税の制度見直しについて報じる記事に「上峰町」の名を見つけたからだ。
「私は総務省にもしょっちゅう電話をかけて、上峰の(ふるさと納税の)実態というものを報告しているんですよ」
 町長選の最中、大川は私にこうも得意げに吐露していた。
 2019年春、総務省は新制度として、三つの基準に適合した自治体にのみ大臣が寄付金集めを認める方針を発表した。
 三つの基準とは、
 ・返礼品は地場産品であること。
 ・調達費は寄付額の3割以下であること。
 ・寄付金の募集を適正に実施すること。
 総務省の狙いは、豪華な返礼品を揃えて寄付金を募る自治体間の競争過熱に「待った」をかけることだった。
 武廣が3選を決めた後、上峰町への寄付金額は2017年度が66億7227万円で全国5位、18年度が53億1776万円で全国10位。当然、お上から目をつけられた。
 総務省は2019年5月、不適切な寄付金集めをしていることを理由に、新制度から除外する自治体4団体と、募集期間を4カ月に限定する自治体43団体を発表した。
 上峰町の名前は後者の「43」の中にあった。
 先述したように武廣自身、いつか制度が見直される日が来ることは織り込み済みだった。だが、冒頭で書いたイオンの閉鎖時期と重なる形でそんな重大課題が新たにのしかかってくるとは想定していなかっただろう。
 こんなデマも流れた。
「イオンの次はトライアルも閉店するよ」
 一難去ってまた一難だ。
 トライアルとは上峰にある別の大きなスーパーマーケット。そこがなくなるという根も葉もない噂が広まったのだ。武廣はすぐに手を打った。「町民だより」でトライアルの幹部と対談し、閉店を否定するコメントを掲載することでデマを打ち消したのである。
 町長選の直後、武廣陣営の幹部が私にこんな懸念を漏らしていたことを思い出した。
「今回の選挙は勝てて良かったが、果たしてこの先、4年持つか」
 新聞報道を読む限り、武廣は「サウンディング型市場調査」なるものを実施し、「LABV(ローカル・アセット・バックド・ビークル)方式」という民間企業の協力を得る新しい行政の仕組みを駆使することで、イオン跡地に「新しい商店街」を作ろうとしているようだ。
 私はそれを知って、新し物好きな武廣の一面を思い出した一方、議会の反町長派のベテラン議員がわけのわからない横文字でけむに巻かれ、相変わらず気をもんでいる様子が目に浮かんだ。
 この原稿を書いている時点では、その構想がどう転ぶのかはわからない。
 だが、町長選の最中、武廣は私にこんな言葉も口にしていた。
「あと1期やって、次の人に引き継ぎたい」
 地方自治は「民主主義の最良の学校」と言われる。
 その学び舎に29歳で飛び込み、数々の修羅場をくぐってきたロストジェネレーションは、地方政治の最前線で培った経験をコロナ以後の世界の片隅でどう活かしていくのか──。
 武廣はまだ40代前半。同い年の私は、彼の「これから」が気になっている。

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常井健一『地方選 無風王国の「変人」を追う』
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◉合わせて読みたい:幻の町長選ルポ〟群馬県草津町長選(あとがきより)


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