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特集

【ブックガイド】映画で震えて、小説で忘れられなくなる ホラー映画と角川文庫6選

夏が近づき、というよりも、これが夏じゃなかったらなんなの? と言いたくなるような6月中旬の午後です。かき氷が食べたい、そうめん流したい、そして夏といえばホラーの季節!
最新の実話系ホラーも面白いですが、呑み会で話題になるのは、映画で盛り上がった名作とその主人公たちのことだったりします。貞子(リング)も、幸子(黒い家)も、「姉ちゃん」(ぼっけえ、きょうてえ)も、見崎鳴(Another)も、みんな全力で自分の信じる道を突き進む、真面目で真っ当でブレない魅力的なひとたちなのです。その結果、ちょっと死人が出たり周囲に破滅の輪が広がったりするけども!
この時期、再会したい彼女たちが活躍する小説をまとめてご紹介します。再会じゃなくて初めましてなら、それはそれで幸福な沼への入口♪

映画で震えて、小説で忘れられなくなる
ホラー映画と角川文庫6選

貴志祐介『黒い家』(角川ホラー文庫)



黒い家は来るべき破局の予兆なのか。人間心理の恐ろしさを極限まで描いたノンストップ巨編。

顧客の家に呼ばれ、子供の首吊り死体の発見者になってしまった保険会社社員・若槻は、顧客の不審な態度から独自の調査を始める。それが悪夢の始まりだった。130万部突破の最恐ホラー!

(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/199999197902/
◆ 映画『黒い家』 森田芳光監督 1999年11月13日公開

鈴木光司『リング』(角川ホラー文庫)



ジャパニーズ・ホラーはこの1冊から始まった。

一本のビデオテープを観た四人の少年少女が、同日同時刻に死亡した。この忌まわしいビデオの中には、一体どんなメッセージが……恐怖とともに、未知なる世界へと導くオカルト・ホラーの金字塔。

(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/199999188001/
◆ 映画『リング』中田秀夫監督 1998年1月31日公開

岩井志麻子『ぼっけえ、きょうてえ』(角川ホラー文庫)



「姉ちゃんの悪意は物凄いで」

岡山の遊郭で醜い女郎が客に自分の身の上を語り始める。間引き専業の産婆を母にもち、生まれた時から赤ん坊を殺す手伝いをしていた彼女の人生は、血と汚辱にまみれた地獄道だった……。! 

(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/200103000829/
◆ 映画『インプリント ぼっけえ、きょうてえ』三池崇史監督 2006年5月27日

坂東眞砂子『死国』(角川文庫)



母の愛は、恐ろしいものを呼び起こす。

四国八十八ケ所の霊場を死者の歳の数だけ逆に巡ると、死者が甦るという……わが子の死を悲しがる母が、その禁断の”逆打ち”を行ったことにより生じる恐るべき結果とは? 傑作伝奇ロマン。

(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/199999193202/
◆ 映画『死国』長崎俊一監督 1999年1月23日公開

澤村伊智『ぼぎわんが、来る』(角川ホラー文庫)



“あれ”からは決して逃れられない――。

幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。
それは誕生日を目前にした娘・知紗の名前であった。原因不明の怪我を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。
その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、今は亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか?
愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。
真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか……。

(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321709000366/
◆ 映画『来る』中島哲也監督 2018年12月7日公開

綾辻行人『Another(上)』(角川文庫)



「気をつけて。もう、始まってるかもしれない」

夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた! この”世界”ではいったい何が起きているのか!?

(KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら  ⇒  https://www.kadokawa.co.jp/product/201106000725/
◆ 映画『アナザー Another』古澤健監督 2012年8月4日公開

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