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特集

秋の夜長に読みたい! 角川文庫のおすすめ歴史・時代小説をご紹介!

重厚な歴史小説から偉人たちの生き様を学びたい、賑やかな時代小説を読んでほっと一息いれたい。歴史・時代小説の楽しみ方は、無限に広がっています。
秋の夜長にぴったりな極上の一冊をお探しのあなたに、編集部が太鼓判を押すおすすめ作品をご紹介します。

大玉の新シリーズ、続々始動‼
角川文庫の時代小説 2023年10月の新刊

「おれは一万石」シリーズで大ヒット中の千野隆司さんの新シリーズ『成り上がり弐吉札差帖』はじめ、鷹井伶さんの『わたしのお殿さま』など、10月刊角川文庫の時代小説は、いままでにないくらいアツい!

泉ゆたか『おしどり長屋 おんな大工お峰 お江戸普請繁盛記』(10月24日)



お江戸お仕事小説第2弾!

子どもを腹に抱え、気が立つ女房のために、長屋を普請してほしい……。大工の文太から依頼を受けたお峰は、さっそく長屋を検分するが、どうやら苛立つのは身籠ったからだけではないらしい。文太にはわからない女房の思いを、お峰は普請で汲み取ることはできるのか? 江戸に店を構えたいという関宿の干鰯問屋の後継ぎを助けながら、お江戸の難普請を請け負うおんな大工お峰の活躍を描く、シリーズ第2弾!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322207000244/

芝村凉也『風燃ゆる』(10月24日)



領主の側室奪還に、8人の曲者たちが挑む。著者渾身の書き下ろし時代長篇

争乱の続く時代、小館の領主・佐双顕猛の砦が風嶽党に襲われ、側室のお蓮の方が攫われた。顕猛は、この不始末に対し、正室の子である壬四郎に、側室奪還を命じる。無理難題を押しつけられ、孤立無援の壬四郎に助け船を出したのは、客将の福坂幹是軒だった。だが、供をするのは、襲撃時役立たずだった足軽頭のみ。領主の思惑が見えぬなか、幹是軒は、奪還へ向けて仲間を集めはじめるが――。痛快無比の書き下ろし長篇時代小説。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322302001000/

鷹井伶『わたしのお殿さま』(10月24日)



待望の新シリーズ、開幕。流刑の殿様と、刀鍛冶の娘の恋の行方は──。

紀伊の霊峰を仰ぐ地で、刀鍛冶の家系に生まれた美禰は、後継者となるべく鋒みね国くにの名を与えられ、男を装うよう育てられた。祖父・月国の打つ美しい刀に惹かれてきた彼女は、自分の境遇に何の不満もなかった。だが、七夕の神事のさなかに獰猛な熊が現れ、美禰は襲われそうになる。間一髪のところで彼女を救ったのは、鬼っ子と嫌われ伊勢に配流されてきた、将軍の弟・松平忠輝だった――。運命に抗う2人の物語がはじまる。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322302000998/

千野隆司『成り上がり弐吉札差帖』(10月24日)



知恵と人情を武器に、札差の世界でのし上がっていく若者の出世奮闘記!

武家社会の中で江戸の裏長屋暮らしだった少年・弐吉は、直参の侍の狼藉がもとで両親を亡くし、札差・笠倉屋で小僧奉公をすることに。逃げ場のない俊吉は、家族を奪った武家への強い恨みを心の底に持ちつつも日々夢中で働いていた。弐吉の一生懸命な働きぶりと持ち前の優しさが伝わり、周囲には少しずつ味方が増えていく。また、札差の仕事を通じて、傲慢で威張ってばかりいるようにしか見えなかった直参御家人のお金事情やそれぞれの家の問題点が見えてくる。「これは、おもしろい」弐吉は、この稼業に一生をかけようと決めた。
その矢先、笠倉屋からの貸金がある札旦那が、辻斬りの嫌疑をかけられて御家断絶の危機に。そうなると貸金は一文の回収もできなくなる。主人から「冤罪を晴らせ」と命じられた弐吉は札旦那の身辺を探り始め……。著者渾身の新シリーズ始動!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322306000300/

永井義男『ご隠居同心 女湯の喧嘩』(10月24日)



「秘剣の名医」の著者新シリーズ第2弾

南茅場町の湯屋で起きた女同士の喧嘩。屋根屋の吉五郎の母親と、唐辛子屋の莫連娘ふたりとの諍いは泥沼化し、吉五郎が奉行所に訴え出ると息まく騒ぎに。元南町奉行所同心で隠居の成島重行は、喧嘩両成敗といえどただでは済まない事態に仲裁に腐心するが、直後、湯屋の居候が心中未遂を起こす……。楽隠居を決め込むはずだった重行に持ち込まれる難事件。弟子を名乗る町娘・お俊とともに重行は江戸を駆けめぐる!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322301000204/

澤田瞳子/瀬戸内寂聴/田辺聖子/永井紗耶子/永井路子/森谷明子 末國善己=編『君を恋ふらん 源氏物語アンソロジー』(10月24日)



2024年の大河ドラマは紫式部! 華やかな世界を描くアンソロジー

光源氏の養女は、お転婆娘だった(「やんちゃ姫 玉かつらの巻」田辺聖子)。放浪の僧侶が秘めた懊悩とは(「髪」瀬戸内寂聴)。和泉式部の奔放な恋を描く(「桜子日記」永井路子)。皇女に嫌がらせをするのは誰? (「朝顔斎王」森谷明子)。高名な巫女が召したのは、醜い少女だった(「照日鏡──葵上」澤田瞳子)。朝廷の権力闘争と、女房たちの創作の源を描く(「栄花と影と」永井紗耶子)。歴史小説の名手たちが織りなす、美麗なるアンソロジー。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322303000877/

最新情報を先取り!
角川文庫の時代小説 2023年11月の新刊

「はたご雪月花」シリーズで人気の著者・有馬美季子さんによる新シリーズ『お葉の医心帖』に、風野真知雄さんの書き下ろし文庫『幽女の鐘 新・大江戸定年組』など……。11月刊も角川文庫の時代小説の勢いは止まらない!

  • 有馬美季子『お葉の医心帖』
  • 宇江佐真理『夕映え』
  • 風野真知雄『幽女の鐘 新・大江戸定年組』

※発売予定は変更の可能性がございます。予めご了承ください。

今すぐ読みたいあなたに!
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辻井南青紀『主君押込 城なき殿の闘い』



城を失った主君と家臣。その驚くべき逆転劇とは? 書き下ろし長篇時代小説

飯山藩の郡方・大竹五郎左衛門は、筆頭家老の田辺斎宮より発せられた元旦の一斉不出仕令に戸惑いを隠せずにいた。主君・本多重元と、藩政の実権を握る田辺との軋轢が限界にまで来ていたのだ。重元は、元旦に直仕置を発布し、重臣を入れ替えるという。だが、大竹らを待ち構えていたのは、恐るべき惨劇だった。田辺たちに押込を宣言され、斬殺される仲間。さらに重元も、幽閉されてしまうが──。注目の気鋭による書き下ろし。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322305000335/

蝉谷めぐ実『化け者心中』



その所業、人か、鬼か――中山義秀文学賞ほか2賞受賞の規格外デビュー作!

ときは文政、ところは江戸。ある夜、中村座の座元と狂言作者、6人の役者が次の芝居の前読みに集まった。その最中、車座になった輪の真ん中に生首が転がり落ちる。しかし役者の数は変わらず、鬼が誰かを喰い殺して成り代わっているのは間違いない。一体誰が鬼なのか。かつて一世を風靡した元女形の魚之助と鳥屋を商う藤九郎は、座元に請われて鬼探しに乗り出す――。第27回中山義秀文学賞をはじめ文学賞三冠の特大デビュー作!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322303000882/

鈴木英治『江戸の探偵』



江戸に名探偵、参上!

「叔父上、なにゆえ自死など」石見国加瀬津藩の普請方、永見功兵衛に衝撃が走った。突如、叔父の五左衛門が切腹したという。だが遺体を検めると、何者かに殺害された痕跡が。やがて犯人を見抜いた功兵衛は、剣の腕前と頭の切れを見込まれ、藩主の斉晴から小姓に登用された。前途が開かれた矢先、斉晴は家老に幽閉され、功兵衛は藩を揺るがす陰謀に巻き込まれてしまう。斉晴を救うため、功兵衛は江戸へ向かう!
「口入屋用心棒」「突きの鬼一」の著者、待望の新シリーズ開幕!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322211000495/


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