今年も8月11日がやってきました。カレンダーを見て、思い出すのはあの作品。
『四畳半タイムマシンブルース』(著:森見登美彦、原案:上田誠)です。
8月12日、クーラーのリモコンが壊れ、灼熱地獄と化した下鴨幽水荘に突如現れたタイムマシン。
壊れる前のリモコンを求め、いざ、涼やかな昨日――8月11日へ。
小説『四畳半神話大系』と舞台「サマータイムマシン・ブルース」が奇跡のコラボを遂げた、今日という日が最高に似合う物語です。
森見登美彦さんの著作には、他にも夏が似合う作品がたくさん!
本記事では、カドブン編集部が厳選したおすすめ8選をご紹介します。
一度出会ったら忘れられない唯一無二の世界観。暑い夏に、とびきりの読書体験をしてみませんか。
暑い夏に読みたい! 森見登美彦作品8選
『四畳半神話大系』(角川文庫刊)
妄想してないで、とっとと恋路を走りやがれ!
私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。できれば1回生に戻ってやり直したい! 4つの並行世界で繰り広げられる、おかしくもほろ苦い青春ストーリー。
(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/200603000258/
『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫刊)
最高に阿呆らしくてたまらなく愛しい、奇想天外ラブストーリー!
黒髪の乙女にひそかに想いを寄せる先輩は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回。恋愛ファンタジーの大傑作!
(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/200807000292/
『新釈 走れメロス 他四篇』(角川文庫刊)
気高いまでの破廉恥。 ―近代文学を現代京都に転生させた名短編集―
芽野史郎は全力で京都を疾走した――無二の親友との約束を守「らない」ために! 表題作の他、近代文学の傑作四篇が、全く違う魅力をまとい現代京都で生まれ変わる! 滑稽の頂点をきわめた、歴史的短編集!
(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321504000099/
『ペンギン・ハイウェイ』(角川文庫刊)
僕は知りたい。この世界の始まりについて、そしてお姉さんの謎について。
小学4年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんが関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。
(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルサイトより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/201203000135/
『有頂天家族』(幻冬舎文庫刊)
面白主義の狸・矢三郎の毎日は、頼りない兄弟たち、底意地悪いライバル狸、人間の美女にうつつをぬかす落ちぶれ天狗とその美女によって、四六時中、波乱万丈! 京都の街に、毛深き愛が降る。
『熱帯』(文春文庫刊)
10代読者熱狂! とびきり耽美な冒険譚
どうしても「読み終えられない本」がある――。その名も『熱帯』。
この本を探し求める作家の森見登美彦はある日、〈沈黙読書会〉なる催しでふしぎな女性に出会う。彼女は言った「あなたは、何もご存じない」と。
『熱帯』の秘密を解き明かすべく組織された〈学団〉と、彼らがたどり着いた〈暴夜書房〉。
東京・有楽町からはじまった物語は、いつしか京都、さらには予想もしなかった地平へと突き進む。
『夜行』(小学館文庫刊)
怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」
私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。
(あらすじ:小学館オフィシャルサイトより引用)
『宵山万華鏡』(集英社文庫刊)
祭りの夜に、何かが起こる。森見ファンタジーの真骨頂!
姉妹の神隠し、学生達の青春群像劇、繰り返される一日からの脱出など、祇園祭の京都を舞台に様々な事件が交錯し、全てが繋がってゆく。万華鏡のように多彩な宵山の姿を楽しめる、連作中篇集。
(あらすじ:集英社オフィシャルサイトより引用)