KADOKAWA Group
menu
menu

レビュー

【『サハラの薔薇』カドブンレビュー④】池内万作「まさにジェットコースター・ノベル」

話題沸騰! 下村敦史さん『サハラの薔薇』が発売たちまち重版決定!
絶賛の声が止まらない本作の重版を記念して、カドブンでは「6人のカドブンレビュアーによる6日間連続レビュー」企画を行います。6人のカドブンレビュアーは本作をどのように読み解いたのか? ぜひ連続レビュー企画をお楽しみください。

どうもどうも。
カドブンを訪れて下さっている皆様、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?
今月は「カドブンレビュアー全員による連続レビュー」企画ということで、江戸川乱歩賞作家下村敦史による『サハラの薔薇』をお届けいたします!
帯を見ると「王道の冒険小説」なんて書いてあります。
エンターテインメント大好きな筆者的には嬉しい限り。
わくわく。
というわけで、さっそくページを開き冒険の旅に出発したのでした!

主人公は必死に資金を集め世紀の発見に賭ける考古学者の峰隆介。
そんな峰はついにミイラを抱く石棺を掘り当てることに成功するが、入っていたのは死後わずか数ヶ月のミイラ化した遺体だった、そう判明した直後、峰は何者かに襲われ、エジプト当局に保管されていたミイラも、資料と共に、武装グループによって奪い去られてしまう。
陰謀の気配を感じながら峰はフランスへと飛ぶが、飛行機はサハラ砂漠に墜落し、そこから本当の試練が始まるのであった……
この時点で遺跡発掘、謎の死体、武装グループ、飛行機事故というキーワードが出てきてますが、これまだ物語の導入部ですからね(笑)。
ここにゲリラ、呪術師、ベドウィン(砂漠の民)、大きな陰謀なんかが絡んできて、もう次から次へと信じられないくらい色々なことが起こる様は、まさにジェットコースター・ノベル。
人生は選択の連続なんていいますが、このお話は命を賭けた選択の連続です。
帯に「この10年で最高の徹夜本!!」とありましたが、自分も二日で読んじゃいました。
この牽引力は凄い。
そして、これは冒険小説ですからね。
もちろん、エキゾティックな謎の美女が登場します。
「美女か……」「お約束だな」なんて思う人もいるかもしれません。
でもね、冷静になって考えて下さい。冒険小説にヒロインが出てこなかったら、無茶苦茶さみしいですからね(笑)。
美女はマストなのです。
と、そんなことはさておきですが、この謎の美女・シャリファ、好きなんですよ。
彼女がなんともいえない印象深さをラストに与えています。
はたして、そんなシャリファと峰をどんな運命が待っているのでしょう?
そしてノンストップの冒険の末、峰が辿り着いた真実とは?
気になる方は是非本書を手に取り、ページを開いてみて下さい!



紹介した書籍

関連書籍

新着コンテンツ

もっとみる

NEWS

もっとみる

PICK UP

  • 角川文庫冬フェア2026
  • 藤ノ木 優『星昇りの島』特設サイト
  • 青山美智子『海辺のエール』特設サイト
  • 米澤穂信×星野 源 小説『石の刃』特設サイト
  • 逢坂冬馬『その犬をください』特設サイト
  • 宮島未奈『ギャルにひかれて寺マルシェ』特設サイト

MAGAZINES

小説 野性時代

最新号
2026年11-12月号

10月25日 発売

ダ・ヴィンチ

最新号
2026年11月号

10月6日 発売

怪と幽

最新号
Vol.023

8月31日 発売

ランキング

書籍週間ランキング

1

海辺のエール

著者 青山美智子

2

柴犬ぽんちゃん、今日もわが道を行く3

著者 犬山スケッチ

3

ギャルにひかれて寺マルシェ

著者 宮島未奈

4

その犬をください

著者 逢坂冬馬

5

季節が好きなわたしとマダム2

著者 にいざかにいこ

6

ペンギン喫茶は今日も青天4

著者 世い

2026年10月19日 - 2026年10月25日 紀伊國屋書店調べ

もっとみる

レビューランキング

TOP