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カドブンノベル

カドブン ノベル

2020年3月号

表紙:2020年3月号

カドブン ノベル

2020年3月号

カドブンノベルをご愛読いただいた皆様へ

2020年12月号をもって、いったん、カドブンノベルを休刊する運びとなりました。

ガラケーからスマホへ、PCからタブレットへ、時代もデバイスも、日々めまぐるしく変化している中、いつでも思いたったときに、自由に、好きなだけ、最旬の物語が楽しめるように。電子媒体だからこその、のびやかで勢いのある、チャレンジングな試行錯誤を、様々重ねてまいりました。そんな挑戦を面白がり、共鳴してご寄稿くださった作家の方々、そしてその物語を楽しみ、支持してくださった読者の皆様の存在に、あらためて深くお礼申し上げます。

脈々と築きあげてまいりましたこの大きな物語の流れと、培ってまいりましたデジタルの知見を活かして、さらに自由で驚きに満ち、パワーアップした媒体を、2021年春にはお届けできるよう、編集部一同、日々学びを深め、鋭意準備を重ねております。これからお届けすることになる物語にも、これまでと変わらぬ、あたたかなお気持ちを寄せていただけますように――再会を期しつつ、改めてお願い申し上げます。
長きにわたってのご愛読、本当にどうもありがとうございました。

カドブンノベル編集長
松崎夕里

今月のおすすめ

★新連載 吉川英梨「新宿特別区警察署 Lの捜査官」



「新宿L署」に本日着任の新井琴音警部は、息子の急病で初出勤すら危ぶまれていた。
なんとか到着した途端、個性的な服装の女性部下から管内で殺人事件が発生と聞き……。

著者より
 舞台は新宿の繁華街を管轄する警察署。マッチョな男性刑事、ダンディな男性刑事も出てきますが、ただの脇役です。面白い男性刑事も出てきますが、バカです。
 これは、『女』の警察小説です。
 男性読者はご注意下さい。耳が痛いことでしょう。
 女性読者もご注意下さい。あのエピソードもこのエピソードも、いまの日本を生きる女性の息苦しさをリアルに抉っていくものばかりです。
 救いはあるのか。
 犯人は誰か。
 レズビアンの刑事・堂原六花と、新任警部の新井琴音が、欲望渦巻く新宿を駆け抜けます!

編集部より
 幹部として「新宿L署」に着任する新井琴音は冒頭、息子のインフルエンザで初日から遅刻を余儀なくされています。仕事と家庭の両立に悩むワーキングママ警部なのです。そんな琴音が出会った部下の堂原六花は、レズビアンであることをカミングアウトしている警察官。管内では殺人事件が起こり犯人が逃走中。捜査を進めるなか、更に猟奇的な大事件が……? L署の管轄内には、世界有数のLGBTタウンである新宿二丁目があります。警視庁にこれだけ警察官が居るならば、LGBTの人だってふつうに居ますよね。でも、現代日本の警察組織のなかでは生きづらいかもしれない……などと吉川さんと話す中、このような物語が生まれました。さまざまな場所や人に取材もさせていただきました。ありがとうございます!
 新宿の街を駆け巡るふたりの女性警察官と仲間たち。読むときっと、彼女たちのことが好きになり、そして事件の先行きが気になってたまらないはずです!

今月のラインナップ

小説
赤川次郎/綾崎隼/王谷晶/太田愛/櫛木理宇/河野裕/小林泰三/真藤順丈/月村了衛/藤野恵美/三羽省吾/夢枕 獏
エッセイ・コミック
今野敏/酒井順子/でんすけのかいぬし/はらだ有彩/井上純一/オカヤイヅミ


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