インタビュー
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超難問クイズ『東大王』の魅力とは? ウワサの4人組を直撃!#1
撮影:阿部 岳人
難しいけど面白い!と話題のクイズ番組『東大王』(TBS系、水曜夜7時放送中。※一部地域を除く)。
そんな『東大王』の公式本第2弾発売を記念して、話題沸騰中の東大王チーム4名に直撃インタビュー。第1回は、クールでシャイなキャラクターも大人気のリーダー・水上颯さんです。
── : 『東大王』公式本の第2弾が発売になりました。まずは8カ月前、第1弾の本が出たときの感想から伺いたいのですが、周囲の方からの反響などはありましたか?
水上: 伊沢(拓司)さんは一人で著書を出してますけど、僕たち3人は他に本を出したりもしていないので、『東大王』の番組本としてだけじゃなく、僕らの本としての反響もいただいたりしましたね。何というか、オフィシャルファンブック的な立ち位置というのかな。「サインしてください」ともよく言われました(笑)。
── : サブメンバーの砂川信哉さんも4人のサインを集めてらっしゃいましたもんね!
水上: そうそう(笑)。第1弾はクイズの要素が大きかった気がしますけど、今回、それ以外の、僕たちのふだんの様子も写ってるし、プライベートに迫るような質問にも答えさせていただいたので。第1弾よりさらに「一粒で二度おいしい」的な本になってるのかなと完成版を見て思いました。
── : 実はカラーページが倍になってまして。
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水上: そうですよね、第1弾より多いですよね。
── : クイズの問題数は、前回と同じ50問です。前回の本が完成したとき、水上さんが冗談ぽく「第2弾は倍のクイズを載せてね」っておっしゃってたんですが、残念ながらそこまでは果たせず……。
水上: そうですよ。倍になってないですよ!(と怒るフリ。)いや、ウソです。全然大丈夫です(笑)。うまいこと節約してますよね、1ページ2問になって。ギュギュっと圧縮されて。
── : ありがとうございます。密着ページが増えて、第1弾のときは惜しくも載せられなかった皆さんのメモも掲載しています。他の人のメモを見るのは初めてですか?
水上: いや、初めてではないです。鶴崎(修功)のメモは終わった後よく見てるんですよ。
── : 鶴崎さんはすごく丁寧にメモをとってらっしゃいますよね! 字もきれいで。
水上: いやぁ、まだまだでしょう(笑)。あと、(鈴木)光ちゃんが意外と字が汚いのが面白い(笑)。
── : グラビア撮影は7月末、けっこう暑い日に行わせていただきましたが、覚えているエピソードなどはありますか?
水上: この服(私服撮影で着ている白いTシャツ)、この日に買ったんですよね。ちょうどいい服が家になかったもので、この撮影の前に買いに行きました。普通に番組収録で着ている白シャツで行こうとしてたんですけど、白シャツを兼用するのもちょっとなぁと思いまして、買っちゃいました。
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── : そう! この撮影のために買ってきてくださってましたよね。感動しました。細かい話ですが、服がなかったというのは、洗濯が間に合わなかったとか?
水上: いやぁ、ボーっとしてたら、単純に良い服がなかったなっていうか……。一応人前に出る機会というか、本として形になるものなので。家に普通のTシャツはもちろんあったんですけど、ちょっといいやつ買おうかなって(笑)。
── : わざわざありがとうございます。スタジオは六本木近辺でしたけど、そのあたりでお買い物されたんですか?
水上: そうですね、あのあたり、いくらでも洋服屋さんあったので。少し早めに着いて、立ち寄って買ってきました。
── : あとは驚いたことといえば、その撮影の日も、収録密着の日も、水上さんが一番乗りでいらっしゃって。
水上: いや、僕、最近では一番乗りすることが多い男だと思いますよ?
── : それは失礼しました! 第1弾のときは水上さんの遅刻キャラで座談会が盛り上がったので。
水上: いやぁ、前回の取材に遅刻しちゃったので、あまり大きなことは言えないんですけど……ま、遅刻グセが治ったのはいいことですね(笑)。
── : では、本の中から、お気に入りの写真を1枚を選んでいただけますでしょうか。ご自身が写ってても、写ってない写真でも大丈夫です。
水上: これとか躍動感あっていいですね(P26中段、鈴木光さんが走る写真)。「スピードアンサー」の、光ちゃんが解答席へ飛び出していく感じ。後ろの鶴崎が、まったくカメラに撮られることを意識してないポカーンとした顔なのも含めて、とってもいいですね(笑)。
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── : あのステージは毎回盛り上がりますよね。
水上: 「スピードアンサー」(芸能人チームが8問、東大王チームが12問の問題に答え、その速さを競うステージ)は楽しいですね。僕たちの得意な、瞬発力が試されるクイズという面もありつつ、8対12というハンデの付け方も絶妙で、毎回ギリギリの勝負になるんですよね。どちらかが大きな失敗をするとそこで勝負が決まるという緊張感もあるし。解答席まで走るので、体を動かすというのも楽しいし。すごくいいラウンドだと思います。
── : 拝見してると、一人誤答するとそこから誤答が連鎖してしまいがちなのかなと思うのですが、心理的に追い詰められるものなのでしょうか。
水上: そうですね…。ぶっちゃけ、けっこう気を抜いてることとかあるんですよ。「これは前の人が分かるだろう」と思ってボーッと構えてたりして、そこで前の人が誤答すると、「あっやばいやばい、俺の番が来るやん!」と慌てちゃう。そのときから考えても、ちょっと遅いんですよね、焦っちゃうから。ちゃんと心構えを持っておかないとなかなか、正解を引き出すのって時間が掛かることなので。
── : なるほど。常にクイズに答える体勢を保っていないといけないんですね。
水上: 最近はもう僕は、すべての問題を自分の頭の中で答えを出すようにしてます。自分の順番まで3人あったりしてもね。そういう細かいミスを潰す作戦が必要ですよね。
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── : 最近の放送を拝見していると、水上さんが、チーム全体を鼓舞するような声掛けをすごくされているのも印象的でした。「落ち着いていこう」とか「大丈夫、俺分かるからパスしていいよ」とか。チームのリーダーとして意識が変わってきた部分などあるのでしょうか?
水上: お互いに声掛けした方が力が湧くというのはありますね。やっぱり、チームがいい雰囲気のときと、チーム全体が「もうおしまいだ」というどんよりした空気のときだと、出せる力も、自分の中でのプレッシャーも全然違うと思うんです。 どんなクイズでもそうだと思うんですけど、自分が分からなかったときって多少は焦ってパニックになるじゃないですか。そんなときに声を掛け合えたら、心強いですよね。後ろから声が掛かったら、自分も安心すると思うし。最近意識が変わったのかと言われると、ちょっと分からないんですが、チームの雰囲気作りとしても、声を出して行った方がいいんじゃないかなって思った部分があるかもしれません。
── : 素晴らしいですね。第1弾のときももちろん仲の良さは伝わってきましたが、今回、本の取材を通しても、収録のときも、4人の絆がよりギュッと強固になっているのを感じました。チーム戦のスポーツを見ているような感動があって。
水上: ありがとうございます。『東大王』は純粋に、やってて本当に楽しいクイズ番組なので、その空気も出てるのかもしれないです。
── : 最後に、『東大王』が始まって1年半が過ぎましたが、番組への思いをうかがえますか。
水上: 『東大王』って、すごく貴重なクイズ番組だと思うんですよね。僕らがのびのびとクイズができる番組でもあるし、出題形式もいろいろと工夫されていて面白いので、長く続いていってほしいなと思います。そして書籍も第3弾が出せるといいですね。そしたら問題数が合計150問になって、どんどん溜まっていくから楽しいですよね。クイズだけ今までの問題を全部合わせて、分厚い問題集出すのとかどうですか?(笑)
── : な、なるほど! 頑張ります!(笑) >>#2は東大王チームの紅一点・鈴木光さんが登場!
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