“どんでん返しの帝王”中山七里による警察医療ミステリ「刑事犬養隼人」シリーズ。2023年8月24日、シリーズ最新作『ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人』が文庫化し、気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、「刑事犬養隼人」シリーズを全作まとめてご紹介! 「一から読みたいけれど、読む順番がわからない……」「読み逃しがないかチェックして、全巻コンプリートしたい!」というあなたにぴったりの情報をお届けします。
中山七里「刑事犬養隼人」シリーズ全作品紹介(2023年最新版)
「刑事犬養隼人」シリーズの主人公は、警視庁捜査一課の犬養隼人。安楽死や臓器売買といった「社会の闇」と対峙し葛藤する姿を描いた、骨太の社会派ミステリ小説です。テレビドラマ化、実写映画化もされ、話題を呼びました。
1作目『切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人』から最新作『ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人』まで、計6作が刊行されています。
●【1】 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人(2013年4月 KADOKAWA単行本 ⇒ 2014年12月 角川文庫)
●【2】 七色の毒 刑事犬養隼人(2013年7月 KADOKAWA単行本 ⇒ 2015年1月 角川文庫)
●【3】 ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人(2016年1月 KADOKAWA単行本 ⇒ 2017年11月 角川文庫)
●【4】 ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人(2017年5月 KADOKAWA単行本 ⇒ 2019年2月 角川文庫)
●【5】 カインの傲慢 刑事犬養隼人(2020年5月 KADOKAWA単行本 ⇒ 2022年6月 角川文庫)
●【6】 ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人(2021年1月 KADOKAWA単行本 ⇒ 2023年8月 角川文庫)
シリーズ一覧
【1】 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人(角川文庫)
発売日:2014年12月25日
「どんでん返しの帝王」が放つ、衝撃の社会派ミステリ!
臓器が奇麗にくり抜かれた遺体が発見された。やがてテレビ局に犯人から声明文が届く。いったい犯人の狙いは何か。さらに第二の事件が起こり・・・・・・。警視庁捜査一課の犬養が捜査に乗り出す!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/321405000117/
【2】 七色の毒 刑事犬養隼人(角川文庫)
発売日:2015年01月24日
人間の奥底に眠る悪意を鮮烈に抉り出した、珠玉のミステリ7編!
善人は、たちまち悪人になりえる--。次々と襲いかかるどんでん返しの嵐!話題作『切り裂きジャックの告白』の犬養隼人刑事が、“色”にまつわる7つの怪事件に挑む連作短編集!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/321405000112/
【3】 ハーメルンの誘拐魔 刑事犬養隼人(角川文庫)
発売日:2017年11月25日
”どんでん返しの帝王”が放つ、社会派ミステリ!人気シリーズ第三弾!
少女を狙った前代未聞の連続誘拐事件。身代金は合計70億円。捜査を進めるうちに、子宮頸がんワクチンにまつわる医療界の闇が次第に明らかになっていき――。孤高の刑事が完全犯罪に挑む!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/321708000240/
【4】 ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人(角川文庫)
発売日:2019年02月23日
2020年に綾野剛・北川景子共演で映画化! 安楽死の闇と向き合う警察医療ミステリ!
人には、生きる権利と死ぬ権利が平等にある――。安らかな死をもたらす白衣の訪問者は、聖人か、悪魔か。警視庁の敏腕コンビVS闇の医師、極限の頭脳戦が幕を開ける。大人気警察医療ミステリ!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/321809000206/
【5】 カインの傲慢 刑事犬養隼人(角川文庫)
発売日:2022年06月10日
命の値段を考えたことがありますか? 警察医療ミステリ!
臓器を抜き取られ傷口を雑に縫合された死体が、都内で相次いで発見された。司法解剖と捜査の結果、被害者はみな貧しい環境で育った少年で、最初に見つかった一人は中国からやってきたばかりだと判明する。彼らの身にいったい何が起こったのか。
臓器売買、貧困家庭、非行少年……。いくつもの社会問題が複雑に絡み合う事件に、孤高の敏腕刑事・犬養隼人と相棒の高千穂明日香が挑む。社会派×どんでん返しの人気警察医療ミステリシリーズ第5弾!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322107000428/
【6】 ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人(角川文庫)
発売日:2023年08月24日
これはカルトか、民間医療か――。大人気社会派警察医療ミステリ!
警視庁捜査一課の犬養隼人は、娘の入院仲間だった少年の告別式に参列することに。自宅療養に切り替えた彼の遺体は奇妙な痣だらけだったが、両親は心当たりがないという。さらに翌月、同じような痣のある自殺死体が発見される。検視の結果いずれも事件性なしと判断されたが、納得できない犬養が独自に捜査を進めると、謎の医療団体に行き当たり……。
これはカルトか、民間医療か。大人気社会派警察医療ミステリ第6弾!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322212000551/
プロフィール
中山 七里(なかやま・しちり)
1961年岐阜県生まれ。2009年『さよならドビュッシー』で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞。圧倒的なリーダビリティとラストの意外性で話題に。同作は映画化もされベストセラーとなる。また、『贖罪の奏鳴曲』はWOWOWで連続ドラマ化された。他に『切り裂きジャックの告白』にはじまる「刑事犬養隼人」シリーズや、デビュー作を含む「岬洋介」シリーズ、「御子柴礼司」シリーズ、『連続殺人鬼カエル男』『騒がしい楽園』など著書多数。