2020年9月30日より、毎週水曜19時25分~再放送されているアニメ「つくもがみ貸します」。原作は、「しゃばけ」シリーズでも大人気の畠中恵さんの「つくもがみ」シリーズです。『つくもがみ貸します』『つくもがみ、遊ぼうよ』に続き、シリーズ最新刊『つくもがみ笑います』が9月24日に発売となったばかり。アニメ放送で作品が気になった方のために、シリーズの魅力がまるっと分かる、人気の記事をピックアップ!
まずは基本から!
シリーズ特設サイトをチェック
このシリーズのつくもがみは、百年のあいだ大切にされて力を得た、古道具たちの妖(あやかし)。舞台となる江戸・深川にある損料屋「出雲屋」には、空が飛べる蝙蝠形の根付けや、櫛が姿を変えたうさぎなど、個性あふれる面々が集まっています。
「出雲屋」を切り盛りする兄弟・清次とお紅などのキャラクター紹介や、道具を貸し出す損料屋のシステム、畠中さんのデビューに迫るインタビューまで、特設サイトを読めばあなたも「つくもがみ」ワールドの仲間入り!
https://promo.kadokawa.co.jp/feature/tsukumogami/
アニメで主人公・清次の声を担当!
大人気声優・榎木淳弥さんが対談
アニメを目にしてシリーズに興味をもった方には、著者・畠中恵さんと、アニメで主人公を演じられた榎木淳弥さんの対談がおすすめ。榎木さん曰く、清次は「あまり怒らないし、押しにも弱い」キャラクター。声をあまり作らず、楽に演じられた理由とは?
オーディションの際に榎木さんが読み込まれたという、原作の感想もたっぷり。一方の畠中さんにとってアニメの現場は初めてだったそうですが、お二人はそれぞれの仕事に共通点を見出したようで……? アニメ再放送中のいま、必読です!
https://kadobun.jp/feature/talks/92.html
本を楽しむプロフェッショナルの視点!
書評を読むと作品が10倍楽しめる
解説は、物語を読み始める前に目を通してしまうという人もいるくらい、本の隠れた立役者。「つくもがみ」シリーズの最新作『つくもがみ笑います』にも、日本を代表する時代小説読みのお二人、大矢博子さんと高橋敏夫さんが解説を寄せてくださっています。
書籍の最後に付いていることが多い解説ですから、ネタバレ要素があるのもポイントです。本編から読むか、解説から読むか迷いますが、一読しただけではわからない作品の魅力を教えてもらうと、本の読み方が変わってくること間違いなし。ツウな楽しみ方をしたい人におすすめです。
単行本書評:大矢博子さん(書評家)
https://kadobun.jp/reviews/599.html ※WEBサイト限定公開
文庫解説:高橋敏夫さん(文芸評論家、早稲田大学文学学術院教授)
https://kadobun.jp/reviews/6v6t29o238ws.html ※文庫収録
読書の秋も本格化、シリーズ一気読みもおすすめです!
アニメと一緒に、原作から漂うお江戸の雰囲気を感じてみませんか?
著者紹介
畠中 恵(はたけなか・めぐみ)
高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『ゆめつげ』『まんまこと』『アイスクリン強し』『まことの華姫』『わが殿』『猫君』などがある。