12月13日(金)公開映画のノベライズ本『劇場版アニメ ぼくらの7日間戦争』が角川文庫より発売中!
巻末より原作者・宗田理さんによる「あとがきにかえて」を掲載します。
あとがきにかえて
二〇一七年の春ごろ、『ぼくらの七日間戦争』のアニメーション映画化についての話を、担当編集さんから初めて聞きました。
原作の小説が刊行されたのが、一九八五年。
映画制作側から、原作小説のままではなく、現代の高校生が新たな七日間戦争を繰り広げる映画をつくりたいという提案がありました。ぼくは原作小説と世界観が同じで、こどもたちが希望をもてる話、痛快な話にしてほしいとお願いをしました。
そして、多くの人が数多くの打ち合わせや議論を行い、映画の脚本を作り上げてくれたのだと思います。できあがった脚本を読ませてもらい、ぼくの『ぼくらの七日間戦争』がこんなふうに変身したことに、驚くとともに感動しました。面白かった。とくに石炭廃工場での死闘は圧巻でした。
あの場面が完成したアニメーションでどんなふうに描かれるのか楽しみです。
早く見たい。きっと息もつかせぬものになるだろうと予感しています。
最後に、原作を大事にしながら新しい物語を生みだしてくれた脚本家の
二〇一九年九月
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▼原作試し読み
・【「発見!角川文庫70周年記念大賞」思い出の文庫1位】宗田理『ぼくらの七日間戦争』試し読み
1年2組の男子生徒が全員、姿を消した。河川敷にある工場跡に立てこもり、体面ばかりを気にする教師や親、大人たちへ“反乱”を起こす! 何世代にもわたり読み継がれてきた不朽のシリーズ最高傑作。