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特集

時間があるときに読んでおこう!入試問題に出た本(高校編)

#STAYHOME や #家にいよう
のキャッチフレーズの通り、休校措置にて自宅で勉強している中学生の方向けに、近年の高校入試で取り上げられた書籍をリストアップしました。「こういう本が取り上げられるんだ」と傾向をつかむために、また、どうせ本を読むなら読解問題の練習に。ぜひ、時間があるタイミングでこれらの本を読んでみましょう!

【2019年度 福岡県立高校入試ほか】

『本当に日本人は流されやすいのか』(著:施 光恒)



書名:『本当に日本人は流されやすいのか』
著者:施光恒
定価:本体820円+税
発売日:2018年05月10日
ISBN:9784040820293
https://www.kadokawa.co.jp/product/301502001304/

内容:日本人は権威に弱く、同調主義的であるという見方が根強くある。だが、本来、日本人は自律性、主体性を重んじてきた。改革をすればするほど閉塞感が増すという一種の自己矛盾の現状の中で、日本人の自律性と道徳観、および真っ当な国づくりについて論考していく。

著者略歴:1971年、福岡県生まれ。政治学者。九州大学大学院比較社会文化研究院准教授。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、英国シェフィールド大学大学院政治学研究科哲学修士(M.Phil)課程修了。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(法学)。専攻は政治理論、政治哲学。主な著書に『英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる』(集英社新書)、『リベラリズムの再生 可謬主義による政治理論』(慶応義塾大学出版会)などがある。

【2018年度 群馬県立高校入試(後期)ほか】

『サルの子育て ヒトの子育て』(著:中道 正之)



書名:『サルの子育て ヒトの子育て』
著者:中道正之
定価:本体820円+税
発売日:2017年08月10日
ISBN:9784040821313
https://www.kadokawa.co.jp/product/321610000095/

内容:赤ん坊が母にしがみつく行動は霊長類が生き残るためにとても大事な行動であり、能力である。進化の隣人を通して、いま、私たちの親子関係を考えよう。サル研究40年、日本霊長類学会会長による子育て、抱っこ論。

著者略歴:大阪大学大学院人間科学研究科教授。学術博士。日本霊長類学会会長。1955年京都府生まれ。84年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。78年から日本各地の野猿公園でニホンザル、96年からは米国カリフォルニア州サンディエゴ野生動物公園でゴリラの行動研究を続けている。進化の隣人であるサルの行動を知ることから、人間の本性の理解を目指している。著書に『ゴリラの子育て日記』(昭和堂)、『ニホンザルの母と子』(福村出版)がある。

関連記事:【試し読み】中道正之『サルの子育て ヒトの子育て』

【2019年度 岡山県立高校入試ほか】

『古典のすすめ』(著:谷 知子)



書名:『古典のすすめ』
著者:谷知子
定価:本体1,700円+税
発売日:2017年11月25日
ISBN:9784047036208
https://www.kadokawa.co.jp/product/321703000365/

内容:『古事記』に描かれたダイナミックな生命の誕生、『曾根崎心中』の悲しく切なく熱い恋、『徒然草』の輪転する死生観、『宇治拾遺物語』にみる差別と崇拝など、古典作品に描かれた日本人の哲学を縦横無尽に解説。長年読み継がれてきた日本の古典は示唆に富み、私たちが生まれてから死ぬまで、人の長い一生で苦難に出会ったとき、きっと意外な方向からの視点を与えてくれる。教科書に描かれることのない古典の豊穣な世界を味わう。

著者略歴:1959年、徳島県生まれ。大阪大学国文学科卒、東京大学大学院博士課程単位取得。博士(文学)。フェリス女学院大学教授。専攻は中世和歌。九条家を中心に、文学と歴史との融合分野の研究も行っている。著書に『和歌文学の基礎知識』『天皇たちの和歌』(角川選書)など。

関連記事:
光源氏に教わる「老い」とか「恋」とか。 『古典のすすめ』刊行記念対談 谷知子×酒井順子
【レビュー】豊かな人生を送るために古典が教えてくれること 『古典のすすめ』

【2017年度 東京都立新宿高等学校入試ほか】

『新版 発心集 』(著:鴨 長明)



書名:『新版 発心集 上 現代語訳付き』
著者:鴨長明
訳注:浅見和彦
訳注:伊東玉美
定価:本体1,200円+税
発売日:2014年03月25日
ISBN:9784044001162
https://www.kadokawa.co.jp/product/200909000338/

書名:『新版 発心集 下 現代語訳付き』
著者:鴨長明
訳注:浅見和彦
訳注:伊東玉美
定価:本体1,120円+税
発売日:2014年03月25日
ISBN:9784044001179
https://www.kadokawa.co.jp/product/200909000339/

内容:『方丈記』の作者、鴨長明が書き溜めた仏教説話集。人間の欲の恐ろしさを描く話には、峻烈な迫真の力があり、執心により親指が蛇になってしまった母親、橘の実を食い尽くす小虫に生まれ変わった老女などの姿が描かれる。その時々で変わりやすい「心」の諸相を凝視し、自身の執着心とどう闘い、どう鎮めるかを突きつめていく長明の記述は秀逸。新たな訳と詳細な注を付し、全8巻、約100話を上下2巻に収録する文庫完全版。

【著】鴨長明/生年不詳~1216年。代表作に『方丈記』『無名抄』『発心集』がある。
【訳注】浅見和彦/1947年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。成蹊大学名誉教授。著書に『方丈記』(ちくま学芸文庫)、『十訓抄』(新編日本古典文学全集)、『日本古典文学・旅百景』(NHK出版)、『東国文学史序説』(岩波書店)など。
【訳注】伊藤玉美/1961年、神奈川県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。現在、白百合女子大学教授。著書に『宇治拾遺物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』(角川ソフィア文庫)、『院政期説話集の研究』(武蔵野書院)、『新注古事談』(責任編集・笠間書院)、『むかしがたりの楽しみ宇治拾遺物語を繙く』(NHK出版)など。

【2018年度 日本女子大学附属高等学校入試ほか】

『「かたり」の日本思想 さとりとわらいの力学』(著:出岡 宏)



書名:『「かたり」の日本思想 さとりとわらいの力学』
著者:出岡宏
定価:本体1,700円+税
発売日:2018年04月20日
ISBN:9784047036185
https://www.kadokawa.co.jp/product/321702000238/

内容:人を楽しませる能や狂言、歌舞伎、落語といった芸能が、形を変えながらも、現代まで連綿と受け継がれてきたのは、その根底に流れる人生の苦楽、機微という共通項があったからである。鎮魂、勧善懲悪、さとり、笑い……。人の営みのある限り、逃れられない永遠のテーマをさまざまな芸能に託し、表現しながら自らの生を全うしてきた日本人の価値観、死生観を俯瞰する。

著者略歴:1964年、東京都生まれ。専修大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学。現在、専修大学文学部哲学科教授。専攻は日本倫理思想史。著書に『小林秀雄と〈うた〉の倫理――『無常という事』を読む』ぺりかん社、『高校倫理からの哲学1 生きるとは』岩波書店(共著)など。

関連記事:【レビュー】面白く、粋に日本思想を芸能から語れないか 『「かたり」の日本思想』

入試問題に取り上げられることの多い日本の古典、中国の古典については、現代語訳や解説が充実している角川ソフィア文庫の「ビギナーズ・クラシックス」シリーズがオススメ。ぜひ書店店頭でご確認ください。


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