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特集

担当編集者が語る、深緑野分『この本を盗む者は』を読むべき3つの理由

2021年本屋大賞ノミネート作品。本読みに愛される「このぬす」のお薦めポイントをご紹介

『戦場のコックたち』『ベルリンは晴れているか』などで注目を集めた深緑野分さんによる冒険ファンタジー『この本を盗む者は』。発売前から多くの書店員さんの支持を集め、2021年本屋大賞にノミネートされるなど、ベストセラーとなりました。
まだ読んでいない! という方に、「このぬす」の愛称で親しまれる本作をいまからでも手に取るべき理由を3つ、担当編集者がご紹介します。

1、「物語にはじめて触れたときの感動」を呼び起こすストーリー

主人公は、本読み一族に生まれながらも“本が好きではない”少女・深冬。父の管理する蔵書庫を訪れているときに本が盗まれると、街が物語の世界に呑み込まれてしまう。どうやら本を取り返さないと元の世界には戻れないらしい! 不思議な少女・真白とともにマジック・リアリズム、ハードボイルド、スチーム・パンクなど様々なジャンルの世界を駆け回るうちに、深冬自身にも変化が訪れます。少女が物語にのめりこんでいく姿は、物語にはじめて触れたときの感動を、私たちに思い出させてくれるのです。
本を読むことは、本の世界を旅すること。深冬が体験する冒険は、私たちが本を読むことで体験できることなのではないでしょうか。

2、書店員さんの応援続々。2021年本屋大賞ノミネート作品

「このぬす」の舞台となる本の街・読長町。応援してくれる書店員のみなさんを読長町にご招待したい! と始めた応援書店大募集企画「読長町プロジェクト」には、なんと、全国から100以上の書店にご参加いただきました。書店員のみなさんからの熱い応援コメントは、特設サイトでご覧いただけます。
https://kadobun.jp/special/konohon/yomunagamachi_prj.html
発売前から多くの反響を呼び、そして2021年本屋大賞ノミネート作品にも選ばれました。面白さお墨付き。「このぬす」は全国の書店員さんを虜にした作品なのです。

3、「ヤングエース」にて、コミカライズ連載決定!

深冬と真白のふたりの冒険を漫画でも読みたい!!! というお声は発売直後からいただいていたのですが、このたび、「ヤングエース」でのコミカライズ連載が決定いたしました! 漫画を担当してくださるのは空カケルさん(https://twitter.com/sorakakeru_)です!



キャラデザやネームなどを拝見させていただいている段階ですが、これが本当に素晴らしくって! 連載開始が待ち遠しい!!
コミカライズ連載を待ちつつ、ぜひ原作を読んで想像を膨らませてほしいです。

山盛りあるお薦めポイントの中から、いま特にお伝えしたい3つをご紹介させていただきました。旅行や外出がままならないいま、「このぬす」を読んで、物語の旅に出かけてみませんか?

『この本を盗む者は』について



本に夢中になった、いつかの自分に会いにゆこう。
2021年本屋大賞ノミネート作品。

【STORY】
書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、父の代わりに館を訪れていた深冬は残されたメッセージを目にする。
“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”
本の呪い(ブック・カース)が発動し、街は物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り元に戻らないと知った深冬は、私立探偵が拳銃を手に陰謀に挑む話や、銀色の巨大な獣を巡る話など、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れて――。
詳細ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321912000257/

特設サイトはこちら
https://kadobun.jp/special/konohon/

深緑野分(ふかみどり・のわき)
1983 年神奈川県生まれ。2010 年「オーブランの少女」が第7 回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。13 年、入選作を表題作とした短編集でデビュー。15 年に刊行した長編小説『戦場のコックたち』で16年本屋大賞第7 位、第154回直木賞候補、第18回大藪春彦賞候補。18 年刊行の『ベルリンは晴れているか』で第9 回Twitter 文学賞国内編第1 位、19 年本屋大賞第3 位、第160回直木賞候補、第21回大藪春彦賞候補。20年刊行の『この本を盗む者は』でキノベス!2021 第3位、21年本屋大賞第10位となる。


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