

『この本を盗む者は』の魅力をお届けするフリーペーパー「このぬす通信」も掲載中!!
書店営業部からの応援コメントも、たくさん掲載しています。


本の世界は無限にどこまでも広がっている。そんな本の中で、さらに想像もできないような景色が現れた!
「本ってスゲー!」シンプルにそんな感想しか浮かんでこない。どこまでだって行けるし、なんなら世界中探しても見つからない場所にだって行ける。
何にだってなれるし、誰も出会った事の無いモノにだって出会える。だから面白いんだよなー!
あと、本は絶対盗んじゃダメ。


“この本を盗む者は、物語の世界に没頭する”
子供の頃に憧れた「本の世界に入れたらなあ」という願いを叶えてもらえた気がしました。
深冬ちゃんと真白ちゃんの関係も好きです。
本の街の話に、小さな本屋を開きたい気持ちになり、
子どもの頃に好きだった本達を思い出しノスタルジー。
本の世界を冒険しながらわくわく読みました。
本を愛したい、本を守りたい、この先もずっと・・・・・・。
ベルリンは晴れているかの重厚なミステリーのイメージが強かったので、第一印象をひっくり返されました。一度は夢見たことのある「物語の世界に入れたら」を、呪いという形で表現するなんて…‼本が嫌いだった深冬が、物語の世界を旅することで本が好きだったことを思い出していく場面は胸にグッときました。そしておばあちゃんの悪役っぷりがすごい‼ただ、これも本を愛するが故だと思うと、色々考えてしまいます。深冬と真白に連れられての本の世界の冒険、とても楽しかった‼あゆむ先生の作品を、最初から最後まで読んでみたいと思いました。
子どもの頃の自分に読ませたかった!!!(失敗した……。)
読後に思ったことでした。深冬よりも年下、同い年、年上とそれぞれの年代で読んでいたら、きっと今の私以上に色んなことを感じて、あれこれ想像して楽しんだだろうし、すごく世界が広がっただろうなあ……と思うと、正直めちゃくちゃ悔しい。
今じゃなくて子どもの頃に読んでおけば……と思ったのは、『ナルニア国物語』以来の悔しさです……。
大切に売っていきたいと思います。ありがとうございました!
摩訶不思議!の一言。
物語の世界に引きずり込まれ、惑わされ、酔わされ、読んでいるうちに自分の周りの世界までどこかの物語に浸食されていくような心地になりました。
こんな感覚はエンデを読んだ時以来かも。
「本を盗む」ことで発動する呪い「ブック・カース」によって街が物語の世界に侵食され、犯人をつかまえるまで戻れない…。そこに立ち向かうのは゛本嫌い”のはずの女子高生。
巻き込まれていく物語の世界も1つ1つが魅力的で、「この次はどうなるの?」と、ワクワクしながら読み進めました。呪いの謎を追ううちに、自分をしばりつけていた祖母の言葉、家族の秘密に気付き、゛本嫌い”から解放され、閉塞的な書庫を開いていく様子は、本にたずさわる者として、心が明るくなる気持ちになりました。
想像以上にファンタジーで、冒険活劇で、ミステリーで、とてもワクワクしました。
これはとても楽しい!幅広い世代に読んで欲しいと思います。
これは本好きにはたまらないお話でした。本が嫌いな深冬がいつ本を好きになってくれるのかなあ、と心待ちにしながら読み進めました。
強制されたりして読んでも楽しくならないよね…、とすごく共感しました。読書って深冬が体験した冒険そのものなんだと思います。見たこともないような世界にとびこんで行ける…、それこそが読書の醍醐味なんだろうな、と。
まさに日本版不思議の国のアリス!
深冬の冒険に一緒にワクワクドキドキしてしまいました。
たまきの本にかける執念のなんと恐ろしい事・・・
逆に行きたい世界が描かれている本を盗めばその世界に行けるなんて、なんて素敵な・・・
万引き犯を追う書店員さんの姿がなんとも言えず・・・(笑)
今までの深緑さんの作品の中では、グンと軽く感じました。
とはいえ、中身はちゃんとギュッと詰まっていて、
新しい扉なのか、こういう扉も元々あったのかと、
作家名をもう一度確認したくなるような、作品でした。
本に携わる仕事をしていると、強くそう思うのかもしれないが、
「この作品の中に入り込んでみたい」と、
一度くらいは誰でも妄想してみたことがあるだろう。
本を愛するすべての人に、本に魅せられたすべての人に、
届けたい奇跡のような作品だ。
深緑さんが送る、本の世界を巡るビブリオ冒険ミステリー。とても楽しく読ませていただきました。「読まなければよかった!これだから本は嫌いなのに!」と言う深冬も、本の世界を抜け出せば物語の続きが気になる様子で、うんうんそうだよねとうなずいてしまう。一度はまると容易には抜け出せない。誰もがそんな呪いにかけられる可能性があるというのは、恐ろしくもありまた素敵なことだと思いました。
今までの深緑さんの作品とは雰囲気がだいぶ違うな!と思いながら読みましたが、すぐにそんな事も忘れて読んでました。本好きにはたまらないタイトルで何か読みたいなぁと思って悩んでる人に読むべき本として勧めていきたい!
続編、期待して待ってます!
KADOKAWA直営の体験型書店として、小説の舞台となった本の街「読長町」のように、皆様が物語の世界に入るさまざまな"入口"を用意できる書店でありたいと感じました。深緑野分さん直筆サイン色紙も展示して、「このぬす」を応援しています!


本と人間が織りなす繊細だけど心が躍るダイナミックな世界に引き込まれる。
叶うことなら、この物語が終わって欲しくないと、読みながらずっと思っていた。
ぜひ続編を期待しています。
冒険ファンタジーでもあり、ミステリでもあり、純文学でもあり・・・
とにかくてんこ盛りの本書は、本好きよりも寧ろ本とキョリを置いている人にも読んで欲しい。
今、この世界に窮屈さを感じているすべての人々へ!!
様々な場面で閉塞感に包まれる今、こんなにも自由な物語と出会えて、
久しぶりに大きく深呼吸ができたような気持ちです。
そうだよ!読書ってワクワクするんだよ!と再確認もさせてくれた一冊。
主人公が体験する沢山の物語は、オーケストラのように重なり合って、
いつまでも私の中で鳴っている。
本を開いた瞬間、目の前に広がる世界がたまらなく好きだった、幼い頃を思い出した。
本を読む楽しみは人それぞれ。自分の価値観を押しつけちゃいけない。
私も物語を読み味わった体験は、個人の心の中にだけ存在すればよい、と思うことがあるので、そうなると自分だけが正しい になってしまうので気をつけないと・・・。
たまきさんのように周りをみんな呪いたくはないですから
それにしても深冬ちゃんがうらやましい。
御倉館に入ってみたい 物語に浸りたい ましろちゃんに会いたい。
読長町に行ってみたい 商店街を歩きたい やきとり食べたい。
「本の世界に入りたい」本を愛する者なら一度は願い(必ず)、「本を盗む者は地獄の業火に焼かれよ」本に携わる者なら一度は願うはず(多分)。
本は自分の為だけにも、誰かと分かち合う為に読むことも自由だから、この自由を満喫してほしいし もっと出会ってほしい。本は面白いのですよ。
本の世界に入り込みたい!と考える方は居るかと思いますが、
実際に突然本の世界に入ってそこで起こる事に対処出来るのでしょうか?
(万引・窃盗・ダメ・絶対!と言いたくなる)
物語が進んでいくと分かってくる秘密。大人の方にこそ読んで貰いたい物語。
この小説は、連作短編となっており、一話、一話の展開がテンポよく進んでいくので、読みやすく、面白かったです。
また、様々な世界観が描かれているので、色々な本の旅を楽しめました。
特に第一話が大好きです。
「ベルリンは晴れているか」とはまた全然違ったテイストの物語で驚きました。
不思議の国のアリスならぬ本の国のアリス!
本が盗まれるたびに変わっていく町。
見覚えのある町が、人が、物語変わるたびに変わっていくのがとーーーっても面白かったです!
私まで一緒に冒険しているようでした。
本好きな人にはもちろん、主人公が大の本嫌いということで、本嫌いの人も共感でき、楽しめる物語かと思います!
『ベルリンは晴れているか』や『戦場のコックたち』とはかなりテイストが違い、『オーブランの少女』や『謎の放課後 学校の七不思議』寄りの作品なのでしょうか。読者層は幅広くなると思うので、本好きの方や若い層にアピールできればと思います。応援しています‼
書物を激烈に愛する祖母により本嫌いに育った少女・深冬。
ある日巻きこまれた本の呪いで大冒険になるも、文句を言いつつミッション(本泥棒をつかまえる)をクリアしていくのが逞しい。
全ての呪いの発端である本の盗難、その真相はやるせないです。
本当に“誰かが一言告げていれば、誰かが誰かを信頼していれば”きっと深冬ちゃんはたまきさんのようにはなりませんね!(性格もちがいますけども・・・)
しかしこのブック・カースの世界が魅力的で、真白をお供に本の中に入り込んでみたいです。
本好きにはたまらないファンタジーミステリ。
よくこんなことが思いつくものだと深緑野分先生の頭の中をのぞいてみたいものです。
本を愛する人にとって、この冒険は本当にワクワクとドキドキの連続です。
巨大な書庫のある家に生まれて、たくさんの本を読んで、育ちたかった!と思いました。
本の家に生まれたのに、否、本の家に生まれたからこそ本嫌いな、
深冬という少女の、本を巡る冒険物語。
本の館を作り、公開していた曽祖父、本が盗まれたことをきっかけに、
本の館を閉ざしてしまった祖母。あなたはどのように本を愛しますか。


「本の世界を体験してみたい!」
本好きならば、誰もが望む「願い」はこの作品が叶えてくれる。
深冬と真白の冒険はとても心が躍るものでした。
作中では「本の呪い(ブックカース)」として表現され、本嫌いの深冬にとっては災難とでも言うべき現象ですが、それを乗り越えた彼女の変化が私たちには嬉しい結末になっています。
本嫌いが本好きになるきっかけの一冊として、オススメしたいです。
最近の時世のため何を読んでも楽しめていなかったのですが、
久しぶりに読書の楽しみを思い出させてもらえる1冊でした。
「ただ、続きが気になるのだ。本の続きが。あの世界のことをもっと詳しく知りたいのだ。」
という文章に触れたとき、まさにいまの自分の気持ちその通りで、
きっとこの本は大切な1冊になるだろうなという予感とともに、一気に読み終えることができました。おもしろかったです。ありがとうございました。
本当にこどもみたいにわくわくして読みました!周りの音も聞こえなくなるくらい夢中になって、読み終わっても物語の中からすぐに抜け出せないような。この本を読んでいる時間そのものがとても懐かしく感じました。現在文芸コーナーと、話題書コーナーで展開しております。


ミステリーであり、SFであり、ファンタジーであり、童謡に感じた。
主人公が本が嫌いというのがポイント。
アニメで観てみたい(特に第三話「幻想と蒸気~」)
森見さんの作品が好きな人はきっと気に入ると思う。
いやーおもしろかった‼
読み始めたとたん、読長町の情景がありありと目に浮かび、「読長町に行って書店廻りがしたい!」「御倉館で1日中、本に埋もれて過ごしてみたい!」とワクワクしながら読みました。
それにしてもたまき婆ちゃん怖すぎです。あれでは深冬が本嫌いになるのも無理はない。書店においての万引き問題もがっつり書いていただいて、さすが元書店員の深緑先生‼感謝です‼
ああ、羨ましい。そして、とても懐かしい。子供の頃、面白い本を読んでは、この本の世界に入れたらなら~と何度、思ったことか。そして、実際、妄想していました。
子供の頃の私が、この『この本を盗む者は』を読んだら、とても興奮したことでしょう。
最近、仕事のために(初回配本を増やしたいので。配本が少ない勤務先なので、必死なんです…)、読まなくては!と思うことが多く、読書自体がノルマのように感じ、本を読むのが楽しくないことが多々ありました。
真白が深冬に「”今読むべき本に呼ばれた”んじゃないかな」という言葉通り、今の私に、この『この本を盗む者は』は読むべき本であったと思います。
久しぶりに、素直に楽しみながら、読書することが出来ました。
私同様、きっと深冬のような本の世界を冒険出来ることを羨ましく思った本好きさんがたくさんいることでしょう。
古今東西の本が集められた御倉館を中心に発展した読長町を舞台に、
御倉館の一族でありながら本嫌いな深冬の冒険が始まる!
書物の町ってだけでワクワクするのですが、どう考えても恵まれた環境の深冬がどうして本が嫌いなのも気になってしまいます。
本泥棒を捕まえるため、盗まれた本の呪いによって変貌した読長町を、謎の少女・真白と共に巡る深冬。
スーパーヒーローみたいにパワーが身につく訳でもなく、本の呪いに翻弄されつつも奮闘する深冬の姿に、私も一緒に冒険しているような気持ちになりました。
深冬が本嫌いになった理由。本の呪いや謎に包まれた御倉館。まさかの真相。
ラストシーンの深冬の姿にぐっときます。
本を読む楽しさを改めて思い出させてくれました。
本の世界を冒険できる・・・なんてうらやましい!!
けど本に囚われすぎるとちょっと怖い。
ああでもやっぱりうらやましい!!
なんてこった。ファンタジが苦手な私なのに、まるっきりこの世界にはまり込んでしまったではないか。
町の名前が読長町、ってもうそれだけで住みたくなるし。
地下二階から地上二階まである巨大な書庫って、住みたい、そこに住みたい!!
あぁ、うらやましすぎるその環境。なのにそこの娘は本が嫌いだときたもんだ。
本嫌いの女子高生深冬が町を飲み込む物語の中に飛び込む冒険小説、ってこんな最高な設定ありますか!
あぁ、楽しかった。あぁ、ホントに住みたい!御倉館に住んで読書とひるね、時々冒険に明け暮れたい!
「ああ、この本は絶対に好きになる」読みはじめてすぐに感じました。
深冬と真白と共に私も物語の世界に入り込んでしまいました。
中学や高校の頃に読めていたら、この物語の世界をもっと縦横無尽に私の想像力は駆けめぐっていたことでしょう。今からこの物語にふれられる子供達の何と羨ましいこと!
とはいえ、明けても暮れても物語を読んでいたあの頃のわくわく感がよみがえってくる。本当に面白い読書体験でした。
一体いつから私はこの「物語りの世界を冒険するドキドキ感」を忘れてしまっていたのだろうか?
若者向けの小説が「ジュブナイル」から「ラノベ」と呼び方が変わっていった頃からでしょうか?
館全部が書庫になっている「御倉館」。本の呪い(ブックカース)で物語の中の世界に変わってしまう町。相棒は、犬に変身する白髪の少女。深冬ちゃんのお陰で、久々に大冒険出来ました。
肩こり、腰痛がある歳になってしまったけど…まだまだ心は飛べるんだ!!!


本が盗まれたら『本の呪い』が発動する…
冒頭から面白そうでワクワクしながら読む手が止まりませんでした。
本が嫌いな深冬なのに本を読まないと町が呪いで侵食されていくなんて―。
ファンタジーと冒険、ミステリーと次々と謎が深まって面白すぎる。
表紙も素敵で色あいもいい。
不思議さを醸し出していてかなり発売が楽しみな本になりました。
秋の夜長に勧めたい‼
SF、冒険、ミステリー。
人はなぜ本を読むのかがいっぱいつまっていて最高!
本を読む時に脳内に起こり得ること、
読んでいる時が過去と未来につながる、
だから本を読むんだ、物語に侵食されていく世界、
これって脳内世界じゃないかと。
読書って無理してするものじゃない。
でも本を読むことでこの世界の生き苦しさ、
哀しみ、喜びを体現して、自分を見つめ直し、
新たな自分に出会う。それって素敵じゃないか、
とこの小説は高らかに描いて説明してくれている。
本好きも本嫌いもこの世界へ足を踏み入れてほしい。
「物語世界に入って冒険」という本好きにはたまらない夢のような設定がとても好きです!
主人公の成長していく姿もすごく良い!
様々な模様の物語が組み合わさって、まるで、物語の寄木細工。
不思議な小説の主人公は、本の街に住む、本を読まない本嫌い。
不本意ながらも巻き込まれる物語の冒険。
いや、その本、最後まで読もうよ!!って、何度もツッコんでしまいました。(笑)
何冊も本を読んだような満足感。
パラレルワールドのような不思議感。
ただただ面白く、本の世界へ入っていく。
この心を盗む者は、この本。
本嫌いなあなたにもぜひ体感してほしい。
本はいつまでもあなたの味方。
読書家はもとより、本を読むのが少し苦手な方にも是非是非読んで欲しい一冊。
街の存続危機なんだけど、不謹慎にワクワクしてしまうのは、私だけじゃ無い筈。
ピンチも謎も解き明かして、深冬が変わって行く成長譚としても秀逸。
いやあ、読書って、本当に良いですね。
ベルリン、戦場…の深緑さん?!
私の持っていたイメージをガラリと変えた今回の新刊。
本好きにはたまらない本にまつわるファンタジー!
深冬は本が嫌い。
冒険を通しての変化はとても嬉しい。
実は私も子供の頃は本はあまり好きではなかったのです。
本好き一家に囲まれて「読め読め」。
今は活字中毒の私、だから人生は面白いですね。
私は本が大好きですが、深冬の気持ちが少しわかります。
毎日本に囲まれていると、ときどき「わー‼」って気持ちになるので。笑
町にかけられた呪いを解くため本泥棒をつかまえようと奮闘する深冬に同調したり、あるいは母みたいな目線で応援したり、とても楽しく読みました。大人も子供も楽しめる物語でした。
本を異常に愛した祖母たまきによってつくられた御倉館の警報装置は、
“ブックカース”という魔術!
過去や未来、なくなった人、記憶の中から生まれた人、本好きにはたまらないブックファンタジー。
あちこちにトラップがつくられているので迷路を歩くように大人でもあきない物語です。
物語世界を楽しむだけでなく、新たな物語を創る楽しみもにおわせてくれた。
かなうなら、読長町もような本の町でくらし御倉館という本の森を散策する生活をしてみたいです。
本を盗まれることで本の世界に入ってしまうブックカースの発動がとてもおもしろく、色々なタイプの物語を実体験したように楽しんだ。最終的に本が盗まれたわけではなかったが、たまきさんの本に対する執着に恐ろしさをかんじた。街全体がセットになっていることも楽しく読めた。
のっけからとても惹きこまれる本でした。本の嫌いな女の子が本を読むことで街を救うなんて、なんて壮大な物語か!読書って楽しいんだをそのまま落とし込んで物語にしたような、本当に楽しく面白い。あんまり本を読んでいない、最近読めていないという方にそっと差し出したいような一冊でした。


第3話から第5話まで一気読みでした。ずーっとドキドキ。
”ブック・カース”を知らなかったのですが、どんどん引き込まれました。
そして、ラストに明かされる”ブック・カース”のきっかけとなる盗難の真実。えええ・・・となると同時に深冬と同じ「じゃあ何故呪いを・・・?」という謎が浮かび、怖ろしい理由・・・。
呪いって、何かを守るためでもあるのかもしれないけれど、根底は欲なのかな・・・と。
うーん・・・。でも、本来のブックカースは純粋に守るため・・・だよなー。呪いってもっともっと複雑なものなのかもしれない。人間の心の奥底の、暗い闇。物語自体が呪いになってる。その設定がとても好きです。物語の世界に取り込まれてしまう。本好きにとっては、ちょっと経験してみたい気もしちゃいますよね。物語の世界に入り込む・・・憧れちゃう。けど、孤になるのは困る・・・。
この呪いによって、物語が怖くなってしまうことでどろぼうは2度と本を読まなくなる可能性もある・・・?とかいろいろ考えてしまいます。とてもドキドキすると同時に、どこかわくわくもしていました。物語って、だから面白いんだよなー。
深冬が、本を好きという気持ちを取り戻せて良かったです!!!
本当に、それが1番嬉しかったです。
本好きにとっては夢のような街で、夢のような館に住む主人公は本嫌い。
「本を盗む者」に対峙しながら、彼女の心が物語に向かって少しずつ開かれていく様が素敵だった。魔術の存在する神話のような世界、ハードボイルド、スチームパンク。
未知の世界への興味が自然と心を躍らせページをめくる手を止められない、あの幸福感。
読書の根底にあるそんな純粋な気持ちを、捻じ曲げてしまうのが「呪い」だと思う。
万引きダメ。絶対。盗んだ者はいくら呪っても呪いきれない。呪う気持ちすごくよくわかる。
けれど本を盗む者にかけられる呪い、ブックカースは、呪いをかけた側にも跳ね返っている気がする。盗んだ者への憎悪、強制されることによる読書への憎悪。そして本が嫌いになってしまう悲しい悪循環。この本を読む者には、本の中の世界を冒険するワクワク感を存分に楽しみながら、本を愛する人たちのこの切養さもぜひ感じて欲しい。
本好きによる、本好きのためのファンタジー小説だと思いました。
盗まれた本の呪い(ブックカース)によって本の世界に入り込んでいく、という設定もさることながら、なぜそんなことになったのか、という起源の話も非常に面白い。
恐らく、深緑さんご自身の妄想(=面白い本の世界に入って冒険してみたい)をベースに、エンタメ度を上げて小説に昇華させた作品ではないかと思います。
どちらかというと堅い作品群(『戦場のコックたち』『ベルリンは晴れているか』)とは逆方向に大きく振れながらも、物語作品の基本線は同じような気がします。
あと、遠回りに「万引き防止」啓発小説になっているのも面白いですねw
本好きにはたまらない作品!!
本の世界に入ってみたいという願望を、誰しも一度は抱いたことがあるのでは。
それを叶えてくれる作品です。
さあ、深冬と一緒に本の世界を冒険だ!!
中高生にもぜひ読んでほしいし、子どもの頃は絵本が大好きだったのに今は本を読まなくなったという大人にも読んでほしい。
あの頃の、純粋に本が好きだった気持ちを思いだしてほしい!!
大変面白い作品で読み始めの世界観の戸惑いすら楽しくなってきました。
深冬と一緒に本の世界に入り込みすごく楽しい。
そしてこの防犯システムというか呪い、うちの店でも導入できたらいいのに!!全国のお店が思う切実な願い。
本の世界に入り込み何が起こっているのかわからず戸惑ったこと、それが深冬とシンクロして、さらに作品世界を楽しめた気がします。
ステキな作品を読ませていただきありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
頁を捲って読んでいるのは私のはずなのに、まるで目の前で次々と頁が捲られていくようなドキドキ感があり、ワクワクしました。
本の虫の端くれとしては、主人公・深冬の変化にニヤニヤせざるを得ません、
終始高揚感に浸っていました。
宮崎ひかりさんの見事すぎる装画の世界が頭の中で動きまわっていました。
ミヒャエル・エンデの『モモ』好きにオススメしたいです。
本の世界に入ってみたい!と思う本好きは多いはず。本の世界の
人物になったらどうしよう…という妄想が実現したかのような
わくわくするストーリーでした。
祖母たまきは、蔵書を人々の目に触れないように閉じこめましたが、徐々に深冬が本の冒険の中で物語の楽しみを見出だしたように、本の世界はいろんな人が物語に触れて楽しむ自由な存在でいてほしい、という祈りの話のように感じました。
読んだあとは、本の呪いーブック・カースがなくたって、物語の世界に入っていける本の力を信じたいと思いました。
一行目から大好きな作品だとすぐ分かりました!
読んでいて、「ぼくは王さま」シリーズや「おひめさま がっこうへいく」が大好きだった子どものころを思い出しました。海のむこうの学校に行くために、オレンジゼリーの素をまいて、海全体をゼリーにして素足で渡っていく・・・今思えば荒唐無稽なおはなしなのに、なんの疑問もなく物語にとび込んで自由自在に想像の翼を広げたこと。そんな限界のない世界に、この作品は大人の私を連れていってくれました。本が好きな、あの人に、じぶんの子どもに、お店にきてくれるみんなに、届けたい!!!みんなの驚きで見開かれる瞳を、本の中にダイブする姿を、私は今ありありと予測できます。深冬を冒険できたこと、本っっ当にしあわせでした!!!深緑さん大好き!!!
読長町の風景が頭にしっかり浮かんで、深冬と一緒に走りまわっているかのようでした。
読書ってこうでなきゃ と思わせてくれました。
やきとり食べたいです。


1ページ目からワクワク、ドキドキの魔法をかけられたように最後まで夢中で読んでしまいました!!
物語の世界を冒険する深冬ちゃんの心と重なって、私まであっという間に
10代のあの頃へタイムスリップしてしまいます!!
大人になっても忘れたくない夢や希望、あきらめない気持ちを湧き起こさせてくれる
魔法のような作品です!!
深緑先生の作品は初めて読みました。とても面白かったです。多感な時期の主人公深冬が御倉家だからで苦労して本が嫌いになる理由には共感できますし、そもそもの原因は祖母のトラウマからだとは。果てはブックカースで海外もの作品の世界に泥棒を捕まえに行かなくてはならない。私なら全てを放棄しようとするでしょう。でも、深冬は強く、愛情深く、時に探偵のようにするどい。どうなるのかワクワクしながら読みました。
最後ですが、春田さんの万引きに対する気持ちがよく分かります。ブックカースにかかってほしい。
本の楽しみを分け合いたかったり、いっしょに語りたかったり、
更なる世界を自分で書いてみたくなったり・・・とにかく独り占めしたかったり。
ブックカースから町を救う冒険の中で、本への気持ちが変化していく深冬に、
「だって、本って楽しいから」と思い、健気な真白にキュンとしつつ、
めっちゃモフりたい・・・と思ってしまいました。
楽しい冒険譚をありがとうございました。
私も、読書の楽しみは分け合いたいと思う派です。
かつて大好きだった物語は、時を超え、装いを新たに、大好きなものをたくさん引き連れて、再び私に会いに来てくれた。
この泣きたくなるほどの懐かしさと、物語の世界に没頭する喜びを、かつての“同志”たちへ、そしてこれからの“同志”たちへ伝えていくことは、書店員としての使命に他なりません!
本好きの大好物全部のっけスペシャル丼EXである【このぬす】のブック・カースが、一人でも多くの読者に発動しますように……。
フィクション・ノンフィクションを問わず、一冊の本が未知なる世界の扉をひらいてくれる。
その快感を知っているからこそ、本好きの人には、自分の読んだ本をバンバンおすすめして、バンバン貸してくれる人がいる。一方で、自分の本を他人には指一本触れさせたくない人がいる。お気に入りの自分の本=宝物だから。
今はそんなことはないが、子供の頃の私は後者だった。だから、たまきさんの気持ちもわかる。そして書店員である今、本を盗む者に呪いをかけたいのは痛いほどわかる。おそらく、日本といわず世界中の書店員が(もしかすると図書館員も)今、この瞬間にも呪いの言葉をつぶやいていると思う。
そんな様々な思いを体験させてくれた作品でした。
『深緑野分』という本の『戦場のコックたち』や『ベルリンは晴れているか』などとは異なるページを開くことができて嬉しいです。
本の町読長町。
そう呼ばれるもととなった巨大な書庫御倉館。
今は管理者しか入れない御倉館で起こる不思議な物語。
もうとにかく面白い!物語の世界に侵食されていく呪いにすっかり惹き込まれました。
深緑野分さんの作品は『戦場のコックたち』『ベルリンは晴れているか』と読ませてもらってきましたが、デビュー作も読みたいと思いました。
物語に惹き込まれただけでなく著者にも惹き込まれてしまいました。
残った気持ちは本への・・・
書籍蒐集大家を曾祖父にもちながらも本嫌いに育った主人公が、
風変わりな叔母を訪れると・・・
物語の迷宮にはまり込みます。主人公の気持ちとは裏腹に、
作品自体は本への過剰な愛にあふれており、
いつしかその気持ちが裏返るのが心地良く感じました。
また森見氏の「熱帯」が螺旋状の迷宮だとすれば、
深緑先生の迷宮はいつしか裏返る「メビウスの輪」のように感じました。
『オズの魔法使い』深緑味の1冊
本の呪い?
本嫌いな主人公が自分の意思とは関係なく、その本の世界を体感するファンタジーミステリー。設定が面白く、どんどん引き込まれていきます。そして本嫌いな深冬は・・・。いま、本離れが叫ばれていいる現代のたくさんの人に読んで欲しいと思える作品でした。