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特集

「准教授・高槻彰良の推察」シリーズ、ドラマ化記念! Hey! Say! JUMP伊野尾慧さん、ここでしか読めないスペシャルインタビュー!

取材・文:高倉優子 

澤村御影さんによる大人気の怪異ミステリー「准教授・高槻彰良の推察」シリーズを原作とする、「東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察」が8月7日から放送中です。ドラマ化を記念して、異能を持つ心優しき准教授・高槻彰良を演じるHey! Say! JUMPの伊野尾慧さんに緊急インタビュー! 原作の魅力や、役作りについてなど、初の単独主演ドラマについて思い入れをたっぷりお聞きしました。

高槻との共通点はイケメンなところ!(笑)

嘘とリアルのバランスが絶妙


――まず、原作を読んだ感想を教えてください。

伊野尾:撮影前、かなり読み込みましたが非常に面白かったです。怪異をはじめ、身近なところで起こる不思議な現象に、民俗学の准教授である高槻彰良が向き合い、謎を解いていく。ただし、単なる謎解きではなく、「これは人がやったこと? それとも本当の怪異なのか?」という「嘘」と「リアル」が絶妙なバランスで組み立てられているのがとても新鮮でした。


――伊野尾さんから見た、高槻はどんな人物ですか?

伊野尾:クールで大人、完璧な人物ですね。洞察力や人を見る目がある。探偵としてバディを組む大学生の尚哉には嘘を見抜く力がありますが、高槻も人を観察することによって同じように嘘を見抜くことができるんです。他にも見たものすべてを記憶できる「完全記憶能力」があったり、目が青くなったりとミステリアスな部分も多いので、最初はサイコパスみたいに無感情で淡々と謎を解いていくのかと思っていたら、まったく違いました。そういった「異能」を持ちながらも、人の気持ちに寄り添うことができる優しい性格です。
 原作を読みながら、彼の男前な台詞や立ち居振る舞いにシビれつつも、「僕がこの人を演じるんだよな……」と思うと多少プレッシャーもありましたね。でも、学生の前でクールに振る舞っている一方、尚哉や、幼なじみの刑事・健司の前ではワンちゃんみたいにかわいい一面もある。そこが魅力だと思います。


――ご自身と似ているところもありますか?

伊野尾:それはやっぱり、端正な顔つきのイケメンというところですね!(笑)。性格については最初、全然違うと思っていたんですよ。甘党の高槻とは違い、僕はそんなに甘いものが得意じゃないし。でも、彼の好きなマシュマロ入りココアを飲むシーンを繰り返し撮影したり、差し入れでいただいたスイーツを食べるうちに、「あれ、結構好きかも」と思うようになってきて……。今日も差し入れのチョコ大福を5個も食べちゃいました。似てきたのかもしれません(笑)。

高槻は、尚哉や大学院生の瑠衣子に対して、多くを語らずそっと導いている。そういう姿勢は自分にはまだ備わっていない部分かもしれません。今後は高槻のように、後輩たちに背中を見せられるような人になっていけたらいいなと思います。

「ドヤッ」と長台詞を披露するのが楽しい


――ドラマ版の魅力はどんなところにありますか?

伊野尾:小説では読者の想像力に委ねている部分を、細部まで描くことができるのがドラマ版の面白みかもしれませんね。小説同様、一話完結の連作なのですが、各話にひとつ、コックリさんや藁人形、幽霊といったキャッチーなネタが登場します。それらが生まれた理由について、高槻が民俗学的に基づいた豆知識を披露するのも見どころのひとつです。

謎解きシーンも含め、かなりの長台詞なので大変さはありますが、「ドヤッ」という感じで披露できるのは楽しいです(笑)。ただ、同じ空間で長時間、撮影することも多いので、見ている方を飽きさせないためにはどうすればいいか、監督さんと相談しながら撮影しました。たとえば、長い台詞を長いと感じさせないようにするため、立ち位置や目線を工夫してみたり、小物を使ってみたり。


――確かに、完全記憶能力がある天才という役柄ですから、演じるのは簡単ではなさそうですね。

伊野尾:そうですね。天才の特徴として、人と違うリズムで台詞を言ってもいいのかもしれないと思い、要所要所で早口になっています。でもね、早口って難しいんですよ! 台詞が出てこないことがあったりして。また、准教授なので黒板に書きながら学生に説明するシーンがあるのですが、そこは少し苦労しました。

「シーッ」印象的なポーズを自ら発案


――高槻には、特徴的な決めポーズがあるとお聞きしました。

伊野尾:謎を解いていくキャラクターなので、何か身ぶり手ぶりをつけられたらいいなと思ったんです。監督さんやスタッフさんからも「何か印象的な動きがあったらいいですね」と言われて、僕なりに考えてみたんですよ。披露して見せたら、監督さんから「それいいね!」と言われて。「え、みんな考えてきてくれたんじゃないの? これでいいの?」という感じで、すぐに決まりました(笑)。
 具体的には「シーッ」という感じで、唇と鼻の前で指を立てるポーズです。高槻と尚哉はお互いに異能があることを共有しているし、人には秘密の部分があるということで、「内緒だよ」というイメージで作ったんです。TOKIOの松岡(昌宏)くんが主演を務めたドラマ「家政夫のミタゾノ」に出演させてもらったとき、型からキャラクターを作り上げていく彼のアプローチを間近で見ていたことが、今回役に立ったような気がします。


――そのポーズを見るのも楽しみです! それでは最後に、皆さんへメッセージをお願いします。

伊野尾:この作品では、起こっている現象がマイナスに思えても、解釈の仕方によってポジティブに捉えることもできるということが描かれています。正解はひとつじゃないし、見方を変えれば世の中の見え方も変わっていくかもしれないよということを、ドラマを通じて伝えられたらいいなと思います。また悪いことをしている人も悪意だけじゃなく、何か意図があって行動しているかもしれない……と、高槻のような優しい目で世の中を見てもらえたら嬉しいですね。

「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察」



「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察」
Season1
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
オトナの土ドラ
2021年8月7日(土)~9月25日(土)
〈全8話〉毎週土曜 よる11時40分~

Season2
WOWOWプライム、WOWOWオンデマンド
2021年10月10日(日)~放送・配信
〈全8話〉毎週日曜 よる11時~

ドラマ化記念「准教授・高槻彰良の推察」オリジナルグッズ好評発売中!



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https://kadobun.jp/news/press-release/40ulx4ehztic.html

ドラマ原作 「准教授・高槻彰良の推察」シリーズ



怪事件を収集する准教授×嘘を聞き分ける大学生の民俗学ミステリ!
「怪異は、現象と解釈によって成り立つんだよ、深町くん」
人の嘘がわかる耳を持ち、それゆえに孤独になってしまった大学生・深町尚哉。なんとなく受講した「民俗学2」のイケメン准教授・高槻になぜか気に入られ、怪異に出会うとついテンションが上がってしまう彼の「常識担当」として助手をすることに。
親しくなるにつれて尚哉は、高槻の瞳が時々夜空のような青色に変わることや超記憶能力を持っていることなどを知る。
実は高槻もまた、幼い頃に奇妙な体験をしていたのだ……。
詳細:https://kadobun.jp/character-novels/character-novels-series/takatuki/


伊野尾慧(いのお・けい)

1990年6月22日生まれ。2001年にジャニーズ事務所に入所後、2007年にHey! Say! JUMP のメンバーとしてデビュー。2017年には『ピーチガール』で映画初出演&初主演。2018年「トーキョーエイリアンブラザーズ」や2019年「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマにも出演するなど、俳優としても活躍するほか、バラエティ番組やラジオパーソナリティとしても活動する。

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