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傑作ミステリ小説を読もう! KADOKAWA発、日本推理作家協会賞受賞作7選!

日本推理作家協会賞――それは、多くの小説家・評論家・漫画家などが会員となっている”日本推理作家協会”が主催する、ミステリの文学賞です。
現在は〈長編および連作短編集部門〉〈短編部門〉〈評論・研究部門〉の三つの部門があり、毎年、その年に発表された推理小説・評論等の中から、優れた作品に与えられます。
日本推理作家協会が、優れたミステリ作品に与える文学賞――それはつまり、受賞作はもれなく、”傑作ミステリ”のお墨付きということ。
今回はKADOKAWA発の作品の中から、直近10年間で日本推理作家協会賞を受賞した作品を7つ、ご紹介させていただきます。
ハズレなしの傑作ミステリ、ぜひお楽しみください!

ハズレなしの傑作ミステリ群! 「日本推理作家協会賞受賞作7選」

逸木裕『五つの季節に探偵は』(KADOOKAWA刊)



第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞作収録! 精緻でビターな連作短編集!

“人の本性を暴かずにはいられない”探偵が出会った、魅惑的な5つの謎。
探偵事務所に就職したみどりは、旅先である女性から〈指揮者〉と〈ピアノ売り〉の逸話を聞かされる。そこに贖罪の意識を感じ取ったみどりは、彼女の話に含まれた秘密に気づいてしまい――。(「スケーターズ・ワルツ」第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞作)
精緻なミステリ×重厚な人間ドラマ。じんわりほろ苦い、珠玉の連作短編集。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322011000440/

呉勝浩『スワン』(KADOKAWA刊)



第73回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉&第41回吉川英治文学新人賞受賞作!
銃撃テロを生き延びた五人。彼らは何を隠しているのか、何を恐れているのか。

首都圏の巨大ショッピングモール「スワン」で起きたテロ事件。
死者二十一名、重軽傷者十七名を出した前代未聞の悲劇の渦中で、犯人と接しながら、高校生のいずみは事件を生き延びた。
しかし、取り戻したはずの平穏な日々は、同じく事件に遭遇し、大けがをして入院中の同級生・小梢の告発によって乱される。
次に誰を殺すか、いずみが犯人に指名させられたこと。そしてそのことでいずみが生きながらえたという事実が、週刊誌に暴露されたのだ。
被害者から一転、非難の的となったいずみ。
そんななか、彼女のもとに一通の招待状が届く。集まったのは、事件に巻き込まれ、生き残った五人の関係者。目的は事件の中の一つの「死」の真相を明らかにすること。
彼らが抱える秘密とは? そして隠された真実とは。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321905000425/

降田天『偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理』(角川文庫刊)



第71回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞作収録! この”おまわりさん”からは逃げられない――。

老老詐欺グループを仕切っていた光代は、メンバーに金を持ち逃げされたうえ、『黙っていてほしければ、一千万円を用意しろ』と書かれた脅迫状を受け取る。要求額を用立てるために危険な橋を渡った帰り道、へらへらした警察官に声をかけられ――。第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作「偽りの春」をはじめ、“落としの狩野”と呼ばれた元刑事の狩野雷太が5人の容疑者と対峙する、心を揺さぶるミステリ短編集。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322106000326/

柚月裕子『孤狼の血』(角川文庫刊)


柚月裕子『孤狼の血』(角川文庫刊)カバー画像

第69回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉受賞作!
常識外れのマル暴刑事と極道の、プライドを賭けた戦い。圧巻の警察小説。

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく――。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321607000223/

澤村伊智『などらきの首』(角川ホラー文庫刊)



第72回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞作収録! 比嘉姉妹シリーズ!

雨の日にだけ、体育館に幽霊が出る――。 小学六年生の美晴は、学校に伝わる心霊めいた噂通りに体育館のキャットウォークから飛び降りる白い少女を目撃する。白い少女の正体は何か、何故彼女は飛び降りるのか。姉・琴子に対抗するため、美晴は真相究明に挑むが!?(受賞作「学校は死の匂い」)
「などらきさんに首取られんぞ」祖父母の住む地域に伝わる“などらき”という化け物。刎ね落とされたその首は洞窟の底に封印され、胴体は首を求めて未だに彷徨っているという。しかし不可能な状況で、首は忽然と消えた。僕は高校の同級生の野崎とともに首消失の謎に挑むが……。 (表題作「などらきの首」)

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321805000222/

山田宗樹『百年法』(角川文庫刊)



第66回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉受賞作!

不老不死が実現した日本。しかし、法律により百年後に死ななければならない――西暦2048年。百年の生と引き替えに、不老処置を受けた人々の100年目の死の強制が目前に迫っていた。その時人々の選択は――!?

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321410000067/

古処誠二『いくさの底』(角川文庫刊)



第71回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉&第71回毎日出版文化賞W受賞作!

「そうです。賀川少尉を殺したのはわたしです」第二次世界大戦のビルマ北部。日本軍警備隊が駐屯することになったある山村で、一人の将校が殺害される。村人には死因を伏せたまま、連隊本部から副官が派遣され事態収拾が始まるが、第2の殺人が起きてしまう。通訳を務める日本人商社員、依井の視点から描かれる正体不明の殺人者と協力者とは? 第71回「毎日出版文化賞」「日本推理作家協会賞」(長編部門)W受賞作! 「戦場」という閉鎖空間の山村を舞台に、重厚繊細に描かれた戦争ミステリの名作!

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321903000340/

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