祖母、母、娘。女三世代が謎を解く！
赤川次郎さんが手掛ける人気シリーズ「三世代探偵団」をご存知ですか？
個性豊かなキャラクター、謎に次ぐ謎、予想を裏切る展開……赤川作品が愛される理由がぎゅっと詰まった痛快ユーモアミステリです。
2025年9月22日（月）、シリーズ第5弾『三世代探偵団 愛と哀しみへの逃走』がついに発売！
本記事では新刊の刊行を記念して、シリーズ5作品を作中の時系列に沿ってご紹介します。
赤川次郎「三世代探偵団」シリーズ紹介
登場人物
天本有里（あまもと ゆり）
天本家の一人娘。演劇部に所属する高校2年生。人に優しく好奇心旺盛で、村上とともに様々な事件を追う。
天本文乃（あまもと ふみの）
有里の母親。マイペースだが慎重。時に有里を叱り、一家の平穏を支えている。
天本幸代（あまもと さちよ）
有里の祖母。冷静な切れ者で日本を代表する天才画家。有里を見守り、自ら事件解決にのり出すことも。
作品一覧
本シリーズでは、巻を追うごとに作中の時間も進んでいきます。
1巻では高校1年生だった主人公・有里も、5巻では2年生に！
ここからは、有里の成長を追いかける形でシリーズ各巻をご紹介します。
【高校1年生の秋】母親が殺人事件の被害者になりかける!? さらに学園を揺るがす大事件発生！――『三世代探偵団 次の扉に棲む死神』（1巻）
女子高生の有里は、天才画家の祖母、マイペースで生活力皆無の母と３人で暮らしている。有里が出演した舞台上で、母の代役の女優が殺された。被害者が最後に口にしたのは母の名前。彼女は身代わりで殺されてしまったのか。さらに、有里の通う学園を大スキャンダルが襲うという噂が流れる。２つの事件にある繋がりを見つけた有里は解決のため奔走するが……。
▼作品詳細（KADOKAWAオフィシャルサイト）
https://www.kadokawa.co.jp/product/322101000253/
【高校1年生の年末】映画の撮影現場で大女優の危機を救う――『三世代探偵団 枯れた花のワルツ』（2巻）
天才画家の祖母、マイペースな母と暮らす女子高生の有里。祖母が壁画を描いた病院で有里は、往年の大女優、布子と出会う。彼女は闘病中に突如舞い込んだ主演映画のオファーに張り切っていた。だが、撮影が始まった直後、エキストラが殺人容疑で逮捕されてしまう。事件前に彼の不審な姿を目撃した有里は真相解明に乗り出すが、布子の前にも昔の役者仲間を名乗る怪しい男が現れて……。
▼作品詳細（KADOKAWAオフィシャルサイト）
https://www.kadokawa.co.jp/product/322101000254/
【高校1年生の冬】同級生が第一発見者となった殺人事件から、裏社会の抗争に巻き込まれる――『三世代探偵団 生命の旗がはためくとき』（3巻）
女子高生の令奈は通学途中、ふと覗き込んだ車中で男が刺殺されているのを発見する。なぜかその男は、駆け落ちして姿を消した姉・美樹の名前が書かれたメモを持っていた。姉の身に何かあったのかと心配する令奈。一方で、美樹は駆け落ちした婚約者が裏組織の息子であることを知ってしまい、口封じのため命を狙われていた。さらに組織はあることをきっかけに、対立相手と武力闘争を起こそうとしていて……。友人の家族が巻き込まれた抗争に、三世代が立ち向かう！
▼作品詳細（KADOKAWAオフィシャルサイト）
https://www.kadokawa.co.jp/product/322203001796/
【春休み】家出少女との出会いからとある業界の裏側に足を踏みいれることに――『三世代探偵団 春風にめざめて』（4巻）
女子高生の天本有里は、春休みに行われた映画のプレミア上映会で18歳の少女・矢ノ内香と出会う。彼女は不審な火事で両親を亡くし、かつての恩師を頼りに上京したが、ある理由から恩師に裏切られたという。途方に暮れる香を保護した天本家だが、翌日、彼女の鞄から何者かの切断された指が見つかった。さらに恩師が住むアパートでは放火事件が起きて……。香が巻き込まれた事件の真相とは？
▼作品詳細（KADOKAWAオフィシャルサイト）
https://www.kadokawa.co.jp/product/322402000639/
【高校2年生の秋】宝石強盗の現場に遭遇。裏社会の事件を追う中、ついに有里の身にも危険が迫る！――『三世代探偵団 愛と哀しみへの逃走』（5巻）
高校2年生の天本有里は、ある日、友人と出かけた先で宝石店での強盗殺人事件に遭遇する。犯人の知人と思しき女性と偶然接触していた有里は、村上刑事とともに事件を追うことに。一度はあと一歩のところまで犯人を追い詰めるも、惜しくも逮捕には至らず、犯人は再び逃走してしまう。手がかりを探すうちに、今度は外務大臣の暗殺未遂事件が発生して……。複雑に絡み合う事件の真相とは？
▼作品詳細（KADOKAWAオフィシャルサイト）
https://www.kadokawa.co.jp/product/322402000644/
著者プロフィール
赤川 次郎（あかがわ・じろう）
1948年、福岡県生まれ。76年『幽霊列車』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。以後続々とベストセラーを刊行。「三毛猫ホームズ」シリーズ、「天使と悪魔」シリーズ、「鼠」シリーズ、『ふたり』『怪談人恋坂』『幽霊の径』『記念写真』他、著書多数。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞受賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。
