7月9日、櫛木理宇さん『虜囚の犬』がついに発売になりました。
「カドブンノベル」連載時より、多くの読者の皆さんから熱い支持を得ていた本作は、「連載満足度アンケート」で98%という驚異的な数字を叩き出した話題作です。
あらすじ
元家裁調査官の白石洛は、友人で刑事の和井田から、白石がかつて担当した少年、薩摩治郎が安ホテルで死体となって発見されたと聞かされる。かつての治郎について聞かれた白石は、「ぼくは、犬だ」と繰り返していた少年時代の彼を思い出し、気が進まないながらも調査を開始するが――戦慄のサスペンスミステリ!
一足先に感想を寄せてくださった読者の皆さんの声をお届けします。
心の闇が生み出す数々の陰惨な事件の意外な真相。私には、見破ることができませんでした。櫛木先生、参りました。(イスカイ)
白石という家裁調査官の過去を持つ専業主夫、和井田という楽しい警察の友人、この二人から目が離せなくなりました。ラストは絶句です。(ゆきがめ)
理性を感じさせる文章が、現代社会の病理を何層にもわたって掘り下げて描き出している。「虐待の連鎖」を支配と被支配の微妙な関係性の中で取り上げた作品。伏線を巧みに配置し、読者に疑問を抱かせては、読み進めるにつれて解答を提示している。したがって、飽きさせることなく結末まで送り届けてくれる。エンターテインメントとして完成している。(Ottoさん)
残虐な犯罪の真相に、一瞬で引き込まれる!切なさと怖さが強烈な余韻になった。(Akabee)
一気読み間違いなし!ちょっとそこの貴方、その人は犯人じゃありませんよ、って言いたいのを我慢しなきゃ!(ヤギの耳に念仏)
最後まで展開が気になり、ページをめくる手がとまらない。 すべてのピースが揃った時、今まで経験した事ない驚きに包まれました。(山崎里奈)
たくさんの人間関係が、少しずつ繋がっていく度に、いろいろな事が違って見えてくる。 真相にたどり着きたくて、読む手が止まりませんでした。(みいや)
心理描写がうまく、犯人への恐怖が増した。 海斗と未尋の事件への関わり方は作者にうまく騙されたと感心する。(フユホタル)
結末は驚きでした。思わず声をあげていました。(はっちゃん)
内容に、異常で、ぞっとしつつも、犯人は誰なのか、今後どうなるのかと、展開にひきつけられる面白さがある小説でした。(ポッポ)
自分が考えている家族というもの、その考えを根底から揺さぶられました!読み進めているうちに気分が落ちていきましたが、白石と和井田の掛け合いに助けられ、物語に入り込みました!(ミニマロン)
引き込まれる展開に一気に読み終えました。衝撃の結末と微笑ましさが素晴らしい作品です。(カイノスケ)
児童犯罪がテーマで重い内容かと思ったけど、警部と元家裁調査官の話で引きずり込まれ、最後にこうなるか!と一気読みしました。(か~こ)
一気読み必至。衝撃のラストは圧巻。(乱読人間Zくん)
白石と和井田の関係はお互いにどちらも相手より前にいたいという間柄だと思います。事件を通して人間の“ある部分”が気になりました。(あまりりす)
誰を裁くのか、誰が裁けるのか。私の中で今イチオシの作家さん。それにしても、引き出しの多い作家さんですね。(座敷婆)
元家裁調査官のもとに数年前に担当した少年の殺人事件の報が入るが、そこから猟奇的な事件が判明する。それとともに引き込まれ、ページが思わず進む。(成増のヨッシー)
おもしろかったですね、仕事もせずに一日で読破できました。これが現在の家庭観、人生観であるなら、60歳のジジイでよかったと思わせてくれる作品でした。(黑いブタさん)
因果、粘着と支配……これでもか!の櫛木ミステリー。オカルトとノワールのハイブリッド、令和の『犬神家の一族』に参りました。(ノワール大好き。)
事件の全貌、犯人が気になりページを捲る手が止められず一気読みでした。真相が分かった瞬間「ええっ?!」「ああ、やられた!」。想像もしなかった結末に驚きました。(たんちゃん)
▼櫛木理宇『虜囚の犬』詳細はこちら(KADOKAWAオフィシャルページ)
https://www.kadokawa.co.jp/product/321912000319/
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