『異端の祝祭』の著者・芦花公園が放つおぞましい粘着ホラー!『漆黒の慕情』発売!
『骨がらみ』『異端の祝祭』でホラー界に旋風を巻き起こした芦花公園さんの新作、『漆黒の慕情』が2月22日に発売されます! 一足先にゲラを読んでくださった書店員さんからのコメントをお届けします。
芦花公園『漆黒の慕情』あらすじ
塾講師の片山敏彦は、絶世の美青年。注目されることには慣れていたが、一際ねっとりした視線と長い黒髪の女性がつきまとい始める。彼を慕う生徒や同僚にも危害が及び、異様な現象に襲われた敏彦は、ついに心霊案件を扱う佐々木事務所を訪れる。時同じくして、小学生の間で囁かれる奇妙な噂「ハルコさん」に関する相談も事務所に持ち込まれ……。振り払っても、この呪いは剥がれない――日常を歪め蝕む、都市伝説カルトホラー!
書誌ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322107000429/
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書店員さんからのコメント
怖さがまとわりついてきて離れない。
ごりごりごり……が頭から離れなくなりました(笑)
怖いのに読む手が止められなくて一気読みしちゃいますね。
目次からでもゾクゾクしました。
この巻だけでも面白いけど佐々木事務所が出てくる『異端の祝祭』も気になります。
表紙もキレイなので並べて置くのが楽しみになりますね。
コメリ書房鈴鹿店 森田洋子さん
美しい彼は天使か悪魔か――。
普通ではない、異様な人なのに、人はもれなく寄ってくる。
容姿が良いと人ならざるものまで寄ってくるのか?
異様な彼からは、恐れるだけじゃない、なにか喜んでいるような感情も伝わる気がする。
たくさんの人に強い印象を与えることで、より強い力が働くというのは納得のいくもの。
ゴリゴリという音が現実にも聞こえるようで、誰もいないのに振り返ってしまいそう。
話が納得いくように終わったと思ったら、最後の数行で奈落の底に落とされてしまった。
やはり一番恐ろしいのは人間だと思う。
水嶋書房くずは駅店 枡田愛さん
圧巻と悪感が心地よくもあり、極上の不快感を与えてくれる。
最後まで油断してはいけない。決して見落としてはいけない。
芦花公園さんの、読者をしれっとそちら側に引きずり込んでくれる手法にはいつも読んでいて声を出すのを我慢できず、今回も何度も大きな声を出してしまうほどでした。
芦花公園さん作品の読者巻き込み感がたまらく大好きなので、こちらの作品も早く多くの人に手に取ってもらいたいと思うとともに、これから読める方が羨ましくも思います。2周目を読んでも面白いのはもちろん、できれば記憶を無くしてもう一度衝撃を味わいたいです。
明林堂書店ゆめタウン大竹店 船川梨花さん
途中下車出来ないジェットコースターに乗ってしまったような……。
目が離せず、ラストまで一気読みでした‼︎
読んでいる側から「ごりごりごりごり」と背後から聞こえて来そうな恐怖感。
怪異と人間。いったいどちらが恐いのか。
出てくる答えは「両方恐ろしい……」。
文真堂書店ビバモール本庄店 山本智子さん
じわじわと、まとわりつく恐怖に震えながらも、ページを捲る手が止まりませんでした。
ラスト少しで気を抜いた瞬間にやられた!!
まさかこんな結末が待ってるなんて……。
想像もしてなかった結末に、全身に一気に鳥肌が立ちました。
株式会社明屋書店小郡店 里井愛子さん
冒頭部分は穏やかで、ここからどうおどろおどろしくなっていくのかと思ったら、絶世の美青年敏彦の驚くべき性癖にびっくりしました。おまえそっちだったのか!って。
都市伝説と歪んだ親子関係が複雑に絡み合って、本当に気持ち悪くて怖かったです。
人間の強い意思って恐ろしいです。
未来屋書店名取店 高橋あづささん
この本は余りにも黒に塗れていて、見ることを困難にする。怖い。その怖さの本質すら黒すぎてよく見えない。僅かに差し込んだ光が物語を照らすとき、「見えた」と安堵するも、その結末は残酷だ。こんな絶望的な敗北感を突き付ける作者は本当に恐ろしい。
啓文堂書店中河原店
絶世の美男子と学校の怪談がどう絡み合っていくのかと気になり……
最初の「ごりごり」でひいい。
不穏で不気味な感じなのになぜか引き込まれてしまう。
そして最後が!
これだったのかと驚愕でした。
(さすが物部)
フタバ図書TSUTAYA TERA広島府中店 沖野めぐみさん
怖い。すべての人が出来事が信じられない。
読んでいるとだんだんわからなくなってくる。
何が本当でどこからが悪夢なのか。見ているものがすべて正しいか信じることができなくなる。
それでもやっぱり最後の最後までしっかり見ないとダメだ。
芦花公園作品は人の心の奥底をこじ開ける。
宮脇書店ゆめモール下関店 吉井めぐみさん
嫌な気持ち悪さが近くにあり落ち着きませんでした。
最後の1ページにやられた。えーーっと驚きました。
確かに、年の割にはしっかりとした子だなと思っていたけれど……。
まったく予想してないところから、一撃を食らいました。
芦花公園、恐るべし……。
株式会社 卓示書店 河口湖BELL店 小滝香さん
今回も最後までゾクゾクが止まらなかったです。
日常のどこにでも突然現れる恐怖!
常に休まることない逃れられない恐ろしさ!
恐怖に駆られ手が止まらず一気に読みました。
また今回もるみさんと青山くん、物部さんの
それぞれのポジションからの活躍が良かったです。
ずっと続いてほしい作品です。
芦花公園さんの物語は人を引き付ける力のある作品だと思います。
丸善名古屋本店 柿田紗代子さん