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特集

ある日突然、謎を解く。「アマチュア探偵小説5選」

わからないことは、ときどき不安です。何が起きたのか、どんなふうに起きたのか、どうしてそうなったのか。新聞やテレビ、SNSを騒がせている出来事はもちろん、もっと目の前の、友達、家族、仕事、住んでいる街だって、わからないことばかり。身近で起きる「事件」は、説明もなく突然やってきて、あたふたしているうちに、決定的に何かが変わってしまう気がして。そんなとき名探偵がいてくれたら、どんなにありがたいか。
今日ご紹介するのは、そんな身近な事件の答えを探す、プロの刑事でも探偵でもない誰かの物語。好奇心や、止むに止まれぬ事情を抱えたとき、ひとは誰でも名探偵になりうる。現実は解けない謎ばかりでも、せめて物語の世界くらいは。答えを見つけてすっきり眠りたいあなたへ贈る、5つのアマチュア探偵小説です。

ひとは誰でも名探偵。おすすめの「アマチュア探偵小説5選」

赤川次郎『余白の迷路』(KADOKAWA刊)



七十歳。いまさら何かが起きるなんて思ってもいなかった──。

定年後、図書館に通うことを日課にしている三木。七十歳。学校に行けず図書館で時間を潰す女子高生・早織。十六歳。半世紀以上、歳が離れた二人。それぞれ平和に暮らしていたはずだったが近所で起きたホームレス殺人事件に巻き込まれてしまい調査を始めることになる。事件はどうやら、三木の過去に起因しているようで──。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322109000580/

北村薫『中野のお父さん』(文春文庫刊)



新迷探偵コンビ登場!?
文芸編集者の娘と高校国語教師の父が、出版社の「日常の謎」に挑む!

主人公は大手出版社「文宝出版」に勤める田川美希。女性誌から晴れて希望の文芸部門への配属がかなうと、大学時代までバスケットボール部で鍛えたバイタリティを活かし、仕事に燃える毎日だ。
ある日、文宝推理新人賞の最終候補を決める会議で、有力な候補作品「夢の風車」の担当となった美希は、その候補者へお知らせの電話をかけた。が、まさかの返事を聞くことになる。「――応募していませんよ、私は」、と。一昨年までは新人賞へ投稿していた候補者の男性だが、まったく芽が出ずに今回は応募をしていないというのだ。
何とかこの作品を世に送り出したいと願う美希は、さまざまな可能性を探るが、どこからこの原稿が届いたのかまるで見当がつかない。ふと、父親にことの顛末を話してみようと思ったのは、高校教師をしている父は最近、ずいぶんお腹は出てきたものの百科事典タイプの人間で、インターネットで分からなかった疑問を解決してくれたりもする。相談役として誠に便利な存在だからだ。娘の相談にお父さんが導き出した真実とは果たして?

大作家同士の手紙、スケッチを映した写真、落語の解釈、マラソン大会でのハプニングなど、中野の実家に住む父は抜群の知的推理で謎を次々に解き明かす。

「日常の謎」の名手が、自らのフィールドを最大限に楽しみつつ、新たに送り出したユーモアとけれん味たっぷりの名探偵シリーズ。

解説・佐藤夕子

(あらすじ:文藝春秋オフィシャルHPより引用)

蝉谷めぐ実『化け者心中』(角川文庫刊)



その所業、人か、鬼か――中山義秀文学賞ほか2賞受賞の規格外デビュー作!

ときは文政、ところは江戸。ある夜、中村座の座元と狂言作者、6人の役者が次の芝居の前読みに集まった。その最中、車座になった輪の真ん中に生首が転がり落ちる。しかし役者の数は変わらず、鬼が誰かを喰い殺して成り代わっているのは間違いない。一体誰が鬼なのか。かつて一世を風靡した元女形の魚之助と鳥屋を商う藤九郎は、座元に請われて鬼探しに乗り出す――。第27回中山義秀文学賞をはじめ文学賞三冠の特大デビュー作!

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322303000882/

アガサ・クリスティ、山田順子 訳『ミス・マープル最初の事件 牧師館の殺人 【新訳版】』(創元推理文庫刊)



クリスティの二大探偵のひとりミス・マープル初登場作。

セント・メアリ・ミード村の牧師館で治安判事が殺された。被害者は厳しい性格で恨みをもつ人間は多いが、殺すまでとなると……。とはいえ村は謎めいた婦人やスキャンダラスな噂のある画家など、怪しげな人物に事欠かない。難航する捜査をよそに、牧師館の隣人の穿鑿(せんさく)好きな老婦人が、好奇心と人間観察で事件を解決に導く。解説=若竹七海

(あらすじ:東京創元社オフィシャルHPより引用)

小西マサテル『名探偵のままでいて』(宝島社刊)



第21回『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作

「認知症の老人」が「名探偵」たりうるのか? 孫娘の持ち込む様々な「謎」に挑む老人。日々の出来事の果てにある真相とは――? 認知症の祖父が安楽椅子探偵となり、不可能犯罪に対する名推理を披露する連作ミステリー!

(あらすじ:宝島社オフィシャルHPより引用)

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